【国内線・国際線】飛行機への水筒の持ち込みはOK?ルールを解説

 

飛行機の中は乾燥していて喉が渇きますよね。

 

「いつもの使い慣れた水筒を飛行機に持ち込みたいなぁ。」

「機内では買えないいつも飲んでいるお茶を水筒に入れて持って行きたいわ。」

 

そうですよね。愛用している水筒にいつものお茶を入れて飛行機に持ち込みたいですよね。

最近は飛行機に関係なくお出かけの時に自分用の水筒(最近ではマイボトルと言われています)を持ち歩く方が増えています。

水筒には、「自分好みの飲み物を持ち歩ける」点と「経済的」だという2つの利点があります!

飛行機の中に自分用の水筒は持ち込めるだけでも何だかホッとしますね。

ゆか(CA)
こんにちは(・∀・)/ 現役CAのゆかです。

私、ヨガが趣味なんです!ヨガをする時はいつもマイボトルを持参しています!

飛行機に水筒を持ち込むには制限があるので、注意してくださいね。

 

【国内線】飛行機への水筒の持ち込みルール

国内線の場合、飛行機内への水筒の持ち込みは可能です。

国内線の場合、機内に持ち込むことができる飲み物に特に制限はありません。水・お茶・コーヒー・ジュース・お酒まで問題なく持ち込むことができます。

飲み物が入った容器は、空港で行う手荷物検査を受ける必要があります。

手荷物検査を受けて危険物が入っていないことを確認することができれば飲み物は持ち込むことができます。

手荷物検査とは

荷物をX線検査装置に通して危険物がないことを確認すること

国内線の機内に持ち込みができる手荷物の重さは10㎏までです。

水筒のサイズで一番大きなもので2Lサイズがあります。

そこに飲み物を入れると結構な重さになりますが、他の手荷物と合計して10㎏を超えなければ持ち込みすることができます。

赤ちゃんのミルクを作るために適温のお湯を水筒に入れてもいいですね。

あるいは、自宅にあるウォーターサーバーから水筒に入れて旅先に持って行くのもいいですね。そのお水でウイスキーを割って空の景色を見ながら堪能できますよ!

しかし、お酒の持ち込みだけ注意が必要です!

アルコール度数によって持ち込みができるか変わってくるので注意してくださいね。

アルコール度数が24%以下のものであれば量に関係なく持ち込むことができます。

[table id=99 /]

お酒の持ち込みについて詳しく解説した記事がありますよ↓↓

【国際線】飛行機への水筒の持ち込みルール

国際線の場合、飛行機への水筒の持ち込みは難しいです。

それはなぜか...

(1)あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入れてください。

(2)それらの容器を再封可能な容量1リットル以下のジッパーの付いた透明プラスチック袋に余裕をもって入れてください。

引用:JAL公式サイト

液体物を持ち込むには厳しいルールがあるのです。

水筒にお茶などを入れて持ち込むということは、100ml以下の水筒でなくてはいけません。

100ml以下の水筒はほとんどないですね。そのうえ1L以下のジッパー付きの袋に水筒を入れる必要があります。

そしてここで重要なのが、「あらゆる液体物」ということです。液体物とは、次のものを含みます。

  • ヨーグルトやゼリー
  • 化粧品
  • 日焼け止めクリーム
  • 歯磨き粉
  • ヘアスプレー
  • 香水

液体物はたくさんありますね。他にも液体物とみなされるものはありますが、とても厳しくルールが決められています。

あらゆる液体物を全て1L以下のジッパー付き袋に入れることになるので、自分にとって何が必要かを選択しなければなりません。

手荷物検査の時に、このルールに違反していることが分かるとその場で廃棄することになります。

ゆか(CA)
飲み物が入っていない水筒であれば、液体物の制限に関係なく機内に持ち込むことができますよ!

また、預け荷物として飲み物が入った水筒を預けることができます!

 

どうしても「いつも飲んでいるお茶が飲みたい!」という方には、100mlの水筒をご紹介します。

こちらは商品名にも「トラベルボトル」と入っていて、飛行機にも持ち込めるサイズです。

 

こちらでは液体物の持ち込みに関して詳しく解説しています↓↓

ペットボトルは持ち込みできる?

ペットボトルはコンビニエンスストアや自動販売機、スーパーで簡単に購入でき、珍しい味を見つけてはつい手が伸びてしまいますよね。

そんな珍しい味のペットボトルや、いつも飲んでいるダイエット効果のあるお茶などのペットボトルを飛行機の中に持ち込みたいですね。

それでは、ペットボトルは機内に持ち込みできるのか解説します。

【国内線】ペットボトルの持ち込みルール

国内線は機内へのットボトルの持ち込みは可能です。ほとんどの飲み物の持ち込みは可能となっています。

そこで注意する点があります。

注意!

ペットボトルは開封されたものか、未開封のものか注意!

ペットボトルは、開封未開封関係なく持ち込むことができますが、検査の方法が変わってきます。

  • 未開封のペットボトル→手荷物検査のみで問題なく持ち込みできる。
  • 開封されたペットボトル→手荷物検査の時に中身に異常がないか確認される。

未開封のペットボトルの場合はX線検査をするだけでそのまま持ち込みできます。

開封済みのペットボトルの場合は、手荷物検査を行う際に検査官がペットボトルの蓋を開けて中身の匂いを確認することがあります。

手荷物検査をスムーズに行うためには、未開封のペットボトルにすることをおすすめします。

ゆか(CA)
X線検査の機械を通しても飲み物には影響無いので安心してくださいね。

【国際線】ペットボトルの持ち込みルール

国際線の機内へのペットボトルの持ち込みは難しいです。

国際線で機内に飲み物を持ち込むためには100ml以下の容器に入れる必要があります。

ペットボトルのサイズには決まりがなく、各メーカーによってさまざまです。

しゅん
ペットボトルのサイズって決まりがないんだね!
コンビニとかで綺麗に並んでいるから決まりがあるのかと思っていたよ。
みずき
各メーカーごとで好きなサイズや形で作っているんですって。
確かに、並んでいるペットボトルを良く見ると細長く尖っていたり、持ちやすい形になっているものがあるわ。

小さいサイズのペットボトルでも280mlが主流です。ホットドリンクを冷めないうちに飲み切れるように考えられたサイズです。

ペットボトルのサイズはさまざまですが、次のサイズがほとんどです。

[table id=119 /]

国際線で機内にペットボトルを持ち込むことはほぼ不可能となりますね。

手荷物検査の時に100ml以上のペットボトルを持っていると、その場で廃棄となりますので気を付けてくださいね。

機内へのペットボトルの持ち込みに関してこちらをご参照ください!↓↓

保安検査をスムーズに通過する方法ってあるの?

保安検査場では、金属探知機のゲートをくぐり機内に持ちこむ荷物の検査を行います

これも飛行機を安全に運行するためのものですね。

それでは、金属探知機の検査機内に持ち込む荷物の検査に分けてスムーズに通過する方法を解説します。

金属探知機の検査をスムーズに通過する方法

金属探知機のゲートをくぐることにより危険物を持っていないかを確認します。

その際は検査用のカゴに身に付けている金属類、財布や鍵などを入れてからゲートをくぐることになります。

検査用のカゴに金属を含むものを入れ忘れると金属探知機のゲートをくぐる時に金属反応が出てしまいます。

金属反応が出ると再検査をすることになりますし、ボディチェックを受けることにもなりかねません。

スムーズに検査が進まず時間がかかり焦ってしまいますね。

ゆか(CA)
金属を含むものは必ず検査用のカゴに入れるようにしてくださいね。

小銭をポケットにそのまま入れている方は1枚でも残っていたら金属反応が出るので気を付けてくださいね。

検査をスムーズに進めるためにも、金属を含むものを忘れずに全て検査用のカゴに入れるようにしましょう。

機内に持ち込む荷物の検査をスムーズに通過する方法

機内に持ち込む荷物の検査には、X線検査装置を使います。

かばんの中に金属類や水筒を入れたままX線検査を受けると、再び検査を受けなければならなくなります

引用:JAL公式サイト

次の物はかばんから出して検査を受けるようにしてください。

  • 水筒やペットボトルなどの液体類
  • ノートパソコンなどの電子機器
  • 携帯電話
  • 金属類

水筒などをはじめから出しておけば再び検査になることもなくスムーズに進みます。

この時に水筒の中身が危険なものではないことを確認します。何が入っているのかを確認され、うまく説明できないと検査官が液体の匂いを嗅ぐこともあります。

機内での飲み物サービスは?

海外への旅行だと長時間のフライトになります。機内は乾燥しているため喉も乾きますよね。

それなのに、国際線だと機内への水筒の持ち込みには制限があります

では、喉の渇きはどうしたらいいのでしょう。

ゆか(CA)
機内では飲み物のサービスがありますよ。

航空会社によって違いはありますが、無料で飲み物の提供をしている航空会社もあるためぜひご利用くださいね。

無料で飲み物を提供している航空会社は次の通りです。

  • JAL
  • ANA
  • エアドゥ
  • ソラシドエア
  • スターフライヤー
  • フジドリームエアラインズ
  • アイベックエアラインズ

飲み物の種類には、お茶やジュース、コーヒーなどがあります。

普通席以外のランクアップした座席を利用の場合はソフトドリンク以外にビールや日本酒、ワインなども無料で楽しむことができます。

ジェットスターなどの格安航空会社では、機内サービスを簡素化することにより航空券を安く販売しています。そのため飲み物などのサービスは有料となっています。

値段はおよそ200円~なので必要な時はぜひ利用してくださいね。

このように長期のフライトになっても、機内サービスを利用することができるので安心して空の旅を楽しんでくださいね。

【豆知識】水筒の歴史

引用:SUNTORY公式サイト

[table id=120 /]

水筒のはじまりは、なんと紀元前3000年頃なのです。動物の皮で作られた水筒で中国やヨーロッパで使われていました。

日本での水筒のはじまりは縄文時代で、ひょうたんや竹を水筒のように使っていました。

江戸時代になると「ひょうたん」や「竹」で作られた水筒に、漆を塗ったり家紋を入れて芝居見学やお花見などに持ち歩くようになりました。

とてもオシャレですね!

明治時代には「アルミ製の水筒」が登場しました。アルミ製の水筒の中でも蓋の部分に方位磁石が付いたものがありました。

これは兵隊が戦地で使うために作られ、皮の紐が付けられて肩から斜めにかけられるようになっていました。

しゅん
頑丈な皮の紐の付いた水筒を肩からかけて、両手をしっかり使える状態にして動きやすくしていたんだね。
みずき
アルミ製の水筒にはそんな兵隊さんたちの悲しい歴史もあるのね。

戦後になると、水筒はどんどん変化していきます。

プラスチック製」や「ステンレス製」さらには「魔法瓶」が作られました。

「プラスチック製」はぬるくなりやすかったり、「ガラス製の魔法瓶」は割れやすかったりと欠点がありましたが欠点を解消しながら水筒は進化していきました。

現在は割れにくい「ステンレス製の魔法瓶」が主流になりました形や大きさもさまざまで、選ぶのに迷ってしまうくらいですね。

さまざまな大きさの水筒ができたことで、液体物の持ち込みのルールが厳しくなっても水筒を持ち込む方法があり安心ですね。

今後はどのような進化を見せてくれるのでしょう。

まとめ

  • 国内線は機内への水筒の持ち込みが可能。
  • 国際線は機内への水筒の持ち込みには制限がある。
  • 国際線の機内に水筒を持ち込むためには100mL以下のサイズにする必要がある。

 

国内線は水筒を持ち込むことができるので、愛飲しているお茶などを入れて空の旅を楽しむことができますね。

国際線では水筒を持ち込むことは難しいですが、ぜひ機内サービスをご利用ください。さまざまなソフトドリンクが用意されていますよ!

そして、水筒はどんどん進化していることを知ることができました。どんな水筒だったらもっと便利になるかを想像してみるのも楽しいですね。

他にも飛行機に持ち込みができるのか不安なものがあると思います。こちらの記事でその不安を解消できますよ↓↓