遠くへ旅行に行くときに、飛行機は欠かせないですよね。
しかし、飛行機って電車やバスに比べてなんだか乗り方が難しい!と思う方も多いのではないでしょうか。
「空港での流れがよくわからない…。」
「余裕を持って行動するにはどうしたらいいの?」
こんな不安を持つ方もご安心ください!
この記事では、初めて飛行機に乗る方にもわかりやすく空港での流れを解説していきます!
国内線と国際線の両方の場合を紹介します。
出発の流れ(国内線)
まずは、国内線の場合の出発空港から搭乗までの流れをご説明します。
以下が大まかな流れです。
順番に詳しく解説していきます!
1.空港に到着
新幹線やバスとは違い、飛行機の場合はすぐに乗れるわけではありません。かなり余裕を持って空港に着く必要があります。
国内線の場合は1時間前、国際線の場合は2時間前には到着しておきましょう!
特に、お盆やゴールデンウィークなどは空港内が非常に混雑します。
チェックインや荷物検査にさらに時間がかかるので、ぎりぎりだと乗り遅れてしまう危険があります!!
早めの行動をしておけば、もし忘れ物に気づいても空港で調達できたり、ショッピングも楽しめますよ♪
2.チェックイン
まずはチェックインです!
自動チェックイン機を使って、搭乗券(チケット)を発券します。
- 予約番号
- 二次元バーコード
引用:JAL公式サイト
予約番号を入力するか、二次元コード(QRコード)をかざすと搭乗券が出て来ます。
予約番号と二次元バーコードは搭乗券を予約した際に発行されるので、控えておきましょう。
搭乗券がないと飛行機に乗れないので、絶対に無くさないように気をつけてくださいね!
搭乗券は保安検査場と搭乗口で使うので、かばんの取り出しやすいところに入れておきましょう。
カウンターでもチェックインできますが、並んでいることもあるので自動チェックインが便利です。
また、今はオンラインチェックインもできます!
24時間前になるとオンラインチェックインの案内メールが届きます。
オンラインチェックとは次のようなサービスです。
- 出発24時間前からネット上でチェックインできる
- 空港でチェックインする必要がなくなる。
- 搭乗券がオンライン上で発券されるため、紛失する心配がない。
オンラインチェックが済んでいる方は、空港に着き次第荷物を預けにいきましょう。
もしも預ける荷物がなければ、保安検査場まで一気に進むことができます!
当日慌てたくない人におすすめのサービスです。
小さなお子様がいる場合や、路線によってはオンラインチェックインが利用できないこともあります。
3.預け荷物をカウンターに持って行く
チェックインが終わったら、スーツケースなどの飛行機内に持ちこまない荷物を預けます。
預ける荷物がない方は次の保安検査に進んでください。
X線に通され、預けることができない危険物が入っていないか確認されます。
パソコンやモバイルバッテリーなどはスーツケースに入れることができません。
これらに含まれているリチウムイオン電池が爆発する危険があるからなんです!
他にも、花火や高圧ガスを使用したスプレーなども持ち込めません。
預け荷物に関しては、こちらの記事で詳しく説明しているのでぜひ読んでみてください!
逆に、手荷物に入れられないけど預け荷物ならOKな物はここでスーツケースに入れておきましょう。
はさみがこれに当てはまります!
ついペンケースに入ったまま手荷物に入れていた、ということが多いので気をつけてくださいね。
こちらの記事をぜひ参考にしてください(^^)
預け荷物の重量・サイズ制限
預け荷物には重量・サイズ制限があります!
いくらでも預けられるというわけではないんですね。
航空会社や、席のクラスによって制限が少しずつ違います。
ANA→普通席は1人当たり20kg、プレミアムクラスは40kgまで。
3辺(縦、横、高さ)の長さの合計が203cm以内
JAL→普通席は1人当たり20kg、ファーストクラスは45kgまで。
3辺の長さの合計が230cm以内
また、重量・サイズの制限内であれば個数の制限はありません。
制限を超えてしまうと、追加料金を払わなくてはいけません。
この追加料金がなんと1万円近くするんです。(泣)
カウンターにも測りがあるので、超えてしまっていたら手荷物に入れるか捨てるかして追加料金を回避しましょう。
追加料金を払っても、1個あたり32kgを超える荷物は預けることができません。
また、LCC(格安航空会社)では重さに関わらず、荷物を預けるのが有料である場合が多いです。
ジェットスターでは5kgごとに追加料金がかかります。
荷物が多い方は気をつけましょう!
少し余裕を持ってパッキングするのがおすすめです!
預けた荷物にはタグをつけてもらえます。
このタグの半券を渡されるので、無くさないようにしましょう。
搭乗券に貼り付けておくのがおすすめです!
4.保安検査場にて検査を受ける
特に保安検査が難しそう、というイメージを持っていませんか?
きちんとルールを知っておけば、引っかかることもなくスムーズに終わらせることができますよ。
保安検査は、危険物がないか確認しテロを防止するために行われます。
保安検査場に入るには、搭乗券が必要です。
搭乗券に書いてある二次元コード(QRコード)をバーコードリーダーにかざしてください。
まずは手荷物をプラスチックのかごに入れましょう。
引用:成田空港公式サイト
X線に通され、危険物が入っていないか確認されます。
ペットボトルやパソコン、モバイルバッテリーは持ち込めますが、荷物から出してカゴに入れておきましょう。
また、自分自身も金属探知機を通る必要があります。
自分の番でピーってなったらどうしよう、と不安になりますよね。
次のようなものは金属探知機で引っかかってしまう可能性があるので、かごに入れてから通りましょう。
- スマホ
- 財布
- アクセサリー
- 鍵
- 大きな金具がついたベルト
これらに気をつければ引っかかることはめったにありませんよ(^-^)
とても重要なのが、これらの保安検査を離陸時間の20分前までに済ませる必要があるということです。
20分前に終わらないと搭乗できなくなってしまいます!!
前の人が検査に引っかかったり、混雑時はかなり並んでいることもあるのでギリギリに行くのはリスキーです。
1時間くらい前に済ませておけば心に余裕が生まれますよ♪
5.搭乗口へ向かう
保安検査が終わればあとは搭乗口に行くのみです!
搭乗券を使うので用意しておきましょう。
搭乗口まではブランドショップやレストラン、お土産屋さんなどが沢山あるのでショッピングを楽しめますよ♪
ですが、出発時刻の30分前には搭乗口に並び始め、遅くとも10分前には行きましょう。
出発直前になると搭乗口が閉まってしまいます!!
10分前までにお越しいただけない場合、ご予約済みであってもご搭乗いただけないことがあります。
引用:ANA公式サイト
大きな空港では搭乗口の数が多く、かなり歩く可能性があるので注意しましょう。
成田空港には約70もの搭乗口があります!
また、LCCの搭乗口は空港の端にあることが多く、行くのに時間がかかります。
ショッピングなどは自分の搭乗口に近いところで楽しむのがおすすめです!
約15分前になると搭乗口が開くので、搭乗券をバーコードリーダーにかざして進みましょう。
【国内線】到着からの流れ
次に、到着空港に着いてから、空港を出るまでの流れをご説明します。
預け荷物を受け取って空港を出るだけです!
ターンテーブルの近くの液晶に便名が書いてあるので、自分が乗った便のターンテーブルを探しましょう。
荷物が回ってくるので、自分のスーツケースを取れば空港を出ることができます。
他人に間違えて持っていかれないように、スーツケースにバンダナを巻いたりシールを貼っておくと分かりやすくておすすめです!
国際線の場合
国際線は国内線に比べてさらに難しそう、、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、基本的な流れはほとんど同じです!
2点だけ違う点があるので、おさえておきましょう!
出国審査・入国審査
国際線の場合、出国・入国審査があります。
- パスポート
- 搭乗券
- (国によっては)ビザ
出国・入国審査が空港での流れのどこに入ってくるかというと、
出発空港:チェックイン→荷物を預ける→保安検査→出国審査→搭乗口
到着空港:入国審査→荷物を受け取る→入国
という流れになります!
パスポートの顔写真のあるページと搭乗券を見せて、本当に本人なのかを確認します。
サングラスやマスクは外しておきましょう。
また、入国にビザが必要な国ではビザの提示が求められます。
確認できたら、パスポートにスタンプを押してもらえます!
また、何の目的で来たか質問されることがあります。
旅行であれば”Sightseeing.” 、仕事であれば”Business.”と答えましょう。
英語が苦手な方はメモしておくと慌てずに答えられて良いですよ!(^-^)
聞き取れなければ、”Sorry?” と聞き返しても大丈夫です!
滞在先を聞かれることもあります!
観光の場合、ホテルの予約内容を印刷した紙を持っていくと分かってもらえますよ。
保安検査場の時間
国際線の場合、国内線よりも早めに保安検査場を通過する必要があります。
60分前までに保安検査を終わらせてください。
特に、羽田空港は発着する便数が多く、ターミナル拡張も予定されているため混雑が予想されます。
早く保安検査が終わってしまっても、ショッピングや食事など時間を潰せる場所はたくさんあるので安心してくださいね。
まとめ
- 国内線は1時間、国際線の場合は2時間前には空港に着いているようにする。
- チェックイン→荷物を預ける→荷物検査→(出国審査)→搭乗という流れ。
- 保安検査場を指定時間までに通れるように、逆算して行動する。
- 国際線は出国審査があり、保安検査も早めに行う必要があるので国内線の場合よりも早めの行動を心がける。
この記事を読んで流れをイメージしていただければ、当日もスムーズに過ごせると思います♪
意外と国際線も国内線と大きな違いはないので不安が解消されたのではないでしょうか。
時間に余裕を持って、ぜひ空港内も楽しんでくださいね!
こちらの記事も参考にしてみてください。
飛行機初心者の方でも、これを読めば安心して乗ることができますよ♪