空港検疫の役割とは?日本に入国する際の注意点を徹底解説!

 

最近、検疫という言葉をよく耳にしますよね。

伝染病や有害生物などの上陸を阻止するために、空港では様々な対策が取られています。

 

「何となく理解しているつもりだけど、結局のところ検疫って何?」

「肉製品がだめって何となく知っているけど、スーツケースに入れておけばばれないよね?」

 

検疫という言葉は知っていても、詳しく説明できる方はあまりいないのではないでしょうか?

また、持ち込みのルールをあまり知らない、知っていても「まあ、ばれないよね」と思って持ち込んでいる方も多いのではないでしょうか?

ゆか(CA)
こんにちは!現役CAのゆかです♪

今回は空港の検疫について詳しく解説していきたいと思います!

 

検疫とは

そもそも検疫とは何でしょうか?どのような役割を担っているのでしょうか?

世界への玄関口、成田空港検疫所の公式サイトにはこのように記載があります。

当検疫所では入国時の旅行者への検疫・健康相談、出国者に対する保健情報の提供、航空機や空港区域における媒介動物等に対する衛生管理、輸入食品に対する厳正かつ効率的な監視、動物由来感染症侵入防止対策の強化のための、動物の輸入届出制度など、検疫所業務の円滑な推進と充実に取り組んでおります。

引用:成田空港検疫所公式サイト

少し難しいのでまとめます(笑)

伝染病や有害物質が広がらないように入国する際に検査をする、もしそれらの可能性があれば必要な措置をとり国内に持ち込ませないようにするということです!

海外との玄関口である空港や港などに検疫所はあります。

現在はコロナウィルスを国内に持ち込ませないように検疫検査による水際対策が行われていますね。

検疫の種類と管轄

ひとくくりに検疫といっても人に関わるもの、動物や植物に関わるもので管轄が異なってきます。

  • 人間の伝染病や人が飲食を通して害がある物質…厚生労働省
  • 動物の伝染病や植物の害虫病…農林水産省

食べ物だけでなく植物も検疫の対象なので注意してくださいね!

また、検疫は入国の際だけではなく、出国の際にも輸出検査が必要な場合があります。

国によっても対象となる物品が異なるので、検疫に関しては迷ったらまず調べる!というのを意識づけてください。

日本到着から検疫の流れ

普段日本に帰国する際、検疫を通過した!という感覚あまりないですよね?

(今はコロナウィルスの影響で存在感がありますが…)

なぜなら体調を崩さず、申告が必要なものを持ち込まない限り、検疫に足を止めることがないからです。

では、どのタイミングで検疫を通過しているのでしょうか。日本入国の流れを見てみましょう。

空港到着からの流れ
  1. 検疫
  2. 入国審査
  3. 手荷物の受け取り
  4. 植物・動物検疫
  5. 税関検査
  6. 到着ロビーへ

入国審査前と税関審査の前に実は検疫を通過しているのです!

ではそれぞれ何をしているのか見ていきたいと思います。

入国審査前の検疫ブース(健康相談所)

第2ターミナル到着経路 国際線 | 成田国際空港公式WEBサイト

引用:成田空港公式サイト

この光景、何となく見覚えのある方も多いのではないでしょうか?

ここでは通過した人の、体温チェックしてます!また、靴底消毒も行っています!

なので通過しただけで実はチェック、消毒されているんですよ~(^^)/

自分の体調に関して異変(下痢や発熱など)があったら検疫官または健康相談室に申し出るようにしてくださいね(^^)

また、機内で検疫所からの質問票が配布されたら立ち寄るようにしてください。

それ以外の場合はそのまま通過して大丈夫です。

ゆか(CA)
機内でそのような症状がある場合は客室乗務員に伝えるようにしてくださいね。

税関検査前の動物・植物検疫

植物防疫・動物検疫

引用:農林水産省公式サイト

税関検査前の荷物受け取りターンテーブルがあるエリアに動物・植物検疫はあります。

こちらも用がない限り、立ち寄ることがないのであまりお世話になることはないかもしれません。

免税店で購入したものや少量のお土産品でも、輸入が禁止されている物が含まれている場合がありますので注意が必要です。

これってどうなんだろうと思った場合は必ず検疫検査官に相談するようにしてくださいね(^^)

不正な持ち込みが行われないか検知する検疫検知犬などもおり、取り締まりが厳重に行われています!

「まあ、ばれないよね…」という気持ちはなくしましょう。ルール違反は処罰の対象です。

しゅん
購入したお土産が没収されたら悲しいから、ちゃんと事前にチェックしなきゃね!

検疫(健康相談所)

先ほど少し説明した検疫(健康相談所)について詳しく触れていきたいと思います。

どんな症状がある場合、検疫に立ち寄る必要があるのでしょうか?

また、現在コロナウィルスが猛威を振るっていますが、どのような検査が行われているのでしょうか?

検疫(健康相談所)への通報が必要な場合

  • 発熱
  • 下痢
  • 腹痛
  • 虫刺されと激しいかゆみ

代表的なものをあげましたが、これ以外でも健康状態に異常がある場合は健康相談所に相談しましょう!

検疫では申告しなかったけど、帰国して数日たっても症状が治まらない場合も病院に行くようにしてください。

コロナウィルスと検疫検査

現在コロナウィルスの影響でPCR検査なども行われていますよね。

検疫書類

引用:NHK

こちらが機内で配られ、咳や喉の痛みといった症状の有無や、空港からの帰宅手段などを書き込みます。

それを提出し、空港に到着後PCR検査を受けます。

その後、健康状態に異常のない方も含め、検疫所長の指定する場所(自宅など)で入国の次の日から起算して14 日間待機します。

その際、空港等からの移動も含め公共交通機関は使用しません。

動物検疫

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引用:農林水産省公式サイト

「口蹄疫や鳥インフルエンザは~」という機内アナウンス、聞いたことありますかね?

あれも検疫の一環で、それぞれの国ごとに周知する内容が決まっています。

家畜などに関しては輸出輸入制限が厳しいので、不安に思ったら農林水産省の公式サイトや空港の検査官に確認するようにしましょう(^^)/

動物検疫とは

動物検疫は、動物の病気の侵入を防止するため行われています。

動物検疫所の公式サイトにはこのように記載があります。

日本では、牛、豚、やぎ、ひつじ、馬、鶏、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥、あひる・がちょうなどのかも目の鳥類、うさぎ、みつばちなどの動物と、それらの動物から作られる肉製品などの畜産物を対象に輸出入検査を行っています。

また、犬については、狂犬病やレプトスピラ症、猫、あらいぐま、きつね、スカンクについては、狂犬病が日本に侵入することを防止するため、輸出入時に検査を行っています。

さらに、サルについても、エボラ出血熱やマールブルグ病のような国内ではまだ発生していないサルから人へ感染する病気が日本に侵入するのを防止するため、輸入時に検査を行っています。

さらに、一部の水産動物(こい、きんぎょ、その他のふな属魚類、はくれん、こくれん、そうぎょ、あおうお 、さけ科魚類の発眼卵、さけ科魚類の稚魚、くるまえび属のえび類の稚えび等)を介してコイヘルペスウイルス病等の疾病の侵入を防止するため、水産動物の輸入許可業務も実施しています。

引用:動物検疫所公式サイト

たくさんの種類の動物が対象なのですね( ;∀;)

注意!

海外で飼っていたペットなどに関しても同様の扱いです。
必要書類の提出が必要となりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

こちら動物検疫に関しての動画です↓

動物検疫により日本への持ち込みが制限されている具体的な例

まず、肉製品や動物由来製品のほとんどは、個人で日本へ持ち込むことができません。ご注意ください。

ビーフジャーキーや生ハム、缶詰のペーストなどもダメです!

海外だと安く購入できるのでお土産にと思って買いたくなる気持ちはわかりますが、我慢です(^^;

動物検疫の対象となるもの
  • 肉・臓器
    生、冷蔵、冷凍、加熱調理済みの加工品など、いかなる形態のものでも動物検疫の対象です。
    加工品の例:ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコン、肉まんなど
  • 骨、脂肪、血液、皮、毛、羽、角、蹄、腱(革のバッグ、羊毛のセーターなどの完成品除く)
  • 生乳、精液、受精卵、未受精卵、ふん、尿
  • 乳製品(缶詰加工品、瓶詰加工品、レトルト加工品や携帯品は除く
  • 穀物のわら、飼料用の乾草(一部の地域)

先ほどもお伝えしましたが、これらの製品を日本に持ち込む場合は検査証明書が必要となります。

その後検査を行い許可が出れば、日本に持ち込むことができます。

ただし、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいです。

植物検疫

引用:植物防疫所公式サイト

動物検疫だけではなく、植物に対しても検疫検査があるのでしっかり申告するようにしましょう!

お花、果物、豆、コメ、漢方薬など結構何気なく持ち込んでしまいそうなものも対象なので注意してくださいね。

植物検疫とは

植物検疫は植物の病害虫の侵入・まん延を防ぐためにあります。

海外で買ったおいしい果物や、きれいな観葉植物。もし、それらに病害虫がついていて、そのまま日本に持ち込んでしまうと、農業に大きな打撃を与える恐れがあります。

こちら植物検疫に関しての動画です↓

植物検疫により日本への持ち込みが制限されている具体的な例

植物検疫に関しては持ち込む地域や物品によって制限が異なります。

こちらの植物検疫所の公式サイトからご確認ください。

なんと以下の国(濃い黒の部分)からの果物・野菜類はほとんどが禁止です!

引用:植物防疫所公式サイト

みずき
こんなにも禁止なんだ!気を付けないと違反しちゃいそう…面倒でもちゃんと調べよう。

まとめ

  • 検疫は海外から国内に感染病や、病原菌を持ち込ませないようにするために行われている。
  • 検疫は自分の体調や、植物・動物を持ち込む際に気を付ける。
  • 検疫に関しての決まりは細かく、違反すると罰則の対象なので、少しでも疑問があったら調べる。
  • 体調に関して異変があった際は健康相談所に立ち寄る。機内で判明した場合は乗務員に伝える。

 

最近になって検疫という言葉をよく聞くようになりましたが、以前はそんなに取りざたされることもあまりなかったですよね。

検疫は皆さんの健康を守るために重要な役割を果たしているのです。

「まあ、ばれないからいいよね」という気持ちはなくしましょう(^^)/

また、国ごとに検疫の決まりは異なるため、必ず事前に確認するようにしてくださいね!

せっかく持って行ったものを没収されたら悲しいですし、英語で「これはなんだ?」詰められるのもこわいですからね(^^;

みなさんの旅行がよいものとなりますように~★

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