赤ちゃんを連れての飛行機利用では、準備するものがたくさんありますね。
「飛行機にミルクって持ち込める?」
「飛行機内でミルクを調乳するには、どうしたらいいの?」
飛行機への液体持ち込みの制限もあるので、確認することがいっぱいです。
この記事では、赤ちゃんのミルクの持ち込みについてわかりやすくお伝えしていきます!
飛行機にミルクは持ち込める?
飛行機内への液体の持ち込みには、テロ対策で厳しい規制がかかっています。
しかし、赤ちゃんのミルクや離乳食については赤ちゃんの同伴が確認できれば、機内で必要な分だけ持ち込みが可能になります。
持ち込みの際は、飛行機に搭乗するまでにこのような検査があるので流れや必要な準備を見ていきましょう!
保安検査場での手荷物チェック
まず搭乗する前に、保安検査場で飛行機内に持ち込む荷物や液体のルールが守られているかの確認があります。
この時にミルクや調乳に必要なお湯などがあれば、手荷物とは別にして申告をしましょう。
必要とする赤ちゃんの同伴も忘れずにしてくださいね!
【ミルクの種類別 】飛行機への持ち込みポイント
赤ちゃんのミルクなどは基本的に液体持ち込みのルール適用外ですが、安全な飛行機の運行のためにもいくつか確認が必要なポイントがあります。
そのポイントを押さえておけば、安心して赤ちゃんとの移動ができますので一緒に確認していきましょう!
【粉ミルク】の持ち込みは?
粉ミルクは、粉末タイプか固形タイプのものが多いので液体の持ち込みルールを気にする必要はありません。
ただし、大きな缶ごと持ち込むと手荷物が多くなってしまうので、個包装のものや哺乳瓶にあらかじめ計量して持っていくのがおすすめです!
「でも、ミルクを溶かすお湯は液体だけど...どうしたらいいの?」
確かに心配になりますよね。
でも大丈夫です!ほとんどのの航空会社では、調乳用にお湯を用意しくれますのでCAさんに声をかけて入れてもらいましょう。
また、調乳用のお湯を水筒に入れて持ち込むことができますので、保安検査場での手荷物チェックの際に申告をしましょう。
中身がお湯であるかのチェックはありますが、赤ちゃんのミルク用であれば処分されることはありません。
水筒に作り置きしたミルクを入れた場合は、液体の対象になるので持ち込むことはできません。また、衛生面にも問題があるのでやめましょう!
機内に持ち込むのが楽で、溶けやすいと評判なこちらの粉ミルク(スティックタイプ)がおすすめです♪
固形(キューブタイプ)も計量要らずで便利です!
また、赤ちゃんの飲む量に合わせて「スティックタイプ」と「キューブタイプ」を合わせて使うのもおすすめの使い方です!
【液体ミルク】ってどのくらい持ち込める?
最近は、液体ミルクを使う方も増えてきていますね!
液体ミルクを持ち込む場合も、液体の持ち込みルールの対象外になるので安心して持ち込むことができます。
手荷物検査の際に「赤ちゃん用の液体ミルクです」と赤ちゃんを連れて申告をしましょう!
液体ミルクは念のために、X線検査検査装置とは別の「液体検査装置」にかけられる場合がありますが、数十秒ほどで返してもらえます。
温めも調乳も不要な液体ミルクは、機内ですぐに飲ませてあげられるので便利です♪
愛用者の多い哺乳瓶「母乳実感」の乳首を缶に直接取り付けられる、アタッチメント付きのセットもあります!
哺乳瓶に移す手間もなくそのまま飲ませてあげられるので、哺乳瓶を消毒する手間も慌てて準備する負担も減らせますね!
湯温も「熱め」や「ぬるめ」などお伝えいただければ対応が可能です♪
ミルクを飲ませるおすすめのタイミングは?
赤ちゃんにはそれぞれ授乳のリズムがありますが、飛行機に乗るときは2つのタイミングに合わせてミルクの時間を少し調整をしてみるのがおすすめです。
- 飛行機に乗る前
- 飛行機が離着陸するの時
この2つタイミングをおすすめするのには、実はこんな理由があるからなのです!
「搭乗の前」と「離着陸の時」がおすすめの理由
まず、1番授乳のタイミングを合わせたいのは、離着陸のタイミングです!
離着陸の時の気圧変化で大人が耳の痛みを飲み物で和らげるのと同じで、離着陸時の授乳は赤ちゃんにとって耳抜きの役割を果たします。
授乳での安心感と耳抜き対策で、赤ちゃんが泣きだしてしまうのを予防できたらいいですよね!
また、飛行機に乗る前のタイミングは、飛行機の離陸のまでの授乳間隔を調整するためです。
搭乗手続きを済ませた後、飛行機に乗り込むまで時間があるので、その間に授乳をしてみると調整がしやすくなります。
飛行機内での赤ちゃん対応について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです!↓↓↓
離乳食はどうなるの?
赤ちゃんも生後5ヵ月以降になると、離乳食が始まってきますよね。
離乳食も持ち込みができますが、機内で必要な分だけという決まりがあります。
【国際線】 乳幼児用のミルク/食べ物は、乳幼児同伴の上、機内で必要になる量に限って持ち込みが可能です。
スムーズな検査のため、手荷物とは別にして検査員に申告してください。
予備を持参する必要がありましたら、チェックインカウンターでお預けになる荷物に入れてください。
引用:成田空港公式サイト
旅行中も移動中も離乳食をきっちり食べさせなくちゃ!という方もいるかもしれませんが、特別な時は頑張りすぎないことも大切です。
「でもやっぱり、離乳食のリズムは大切にしたい!」
「うちの子は、食べるのが大好きだから必要だな~。」
という場合は、離乳食の持ち込みポイントも確認して、赤ちゃんのお食事時間も楽しいものにしてあげましょう♪
持ち込む容器をチェック!
離乳食には持ち運びやすい「レトルトパウチ」と「瓶入り」のものがありますが、機内への持ち込みには瓶に入ったものをおすすめします。
瓶に入ったものはテーブルなどにも置きやすく、食べ残した場合も蓋が出来るので汚さないで保管や片付けができます。
離乳食で特に注意が必要なのは、初期~中期のとろみが多い時期です。この時期の離乳食は、液体に近いため持ち込み検査の際に申告が必要になります。
後期~完了期で大人の食べ物に近い形状の場合は、申告は必要なくなります。
ベビーミールの利用もおすすめ
赤ちゃんの着替えやおもちゃだけでも荷物はいっぱいになりがちですよね。
「離乳食を準備していきたいけど、どうしてもそこまで手が回らない!」
という方には、大手航空会社のANA・JALが提供している「ベビーミール」を使うのもおすすめです!
-
離乳食(0ヵ月~8ヵ月の対象)
-
幼児食(9ヵ月~2歳未満対象)
引用:JAL公式サイト
JALは、ベビーミールが2段階に分かれていますのでお子さんに合わせて選べます。また、ポーチやスタイまで付いているのはうれしいポイントですね!
- ベビーミール(2歳未満)
引用:ANA公式サイト
JALのベビーミールは1種類で、離乳食初期に合わせた内容になっています。
これ以外に、2歳~5歳頃向けのキッズミールもありますよ!
どちらも事前予約が必要になりますので、各航空会社に確認をしてみてくださいね!
必要な方は、事前に航空会社までお問い合わせください!
滞在先での哺乳瓶消毒はどうする?
国内旅行であれば旅先でも哺乳瓶消毒の準備もしやすいですが、海外へ行く場合は衛生状態も考えて哺乳瓶消毒の方法を考えておくと安心です。
ここでは、手軽な薬剤を使った哺乳瓶消毒の方をご紹介します!
- 哺乳瓶消毒用の薬剤(錠剤タイプ)
- ジップロックなどのジップ付きビニール袋
- 2Lの空のペットボトル
・・・水の量を測ったり、薬液を作るのに便利。 - 飲料水
・・・哺乳瓶のすすぎに使える。 - 割りばし・ティッシュ
・・・哺乳瓶の中に残った水滴を、割りばしの先にティッシュをつけて拭き取る。
おすすめの薬剤は、こちら♪↓↓↓
ジップ付きのビニール袋は、荷物のパッキングにもお役立ちのこちらがおすすめです♪↓↓↓
消毒の手順
では次に、消毒の手順をご紹介します!
哺乳瓶消毒の手順
基本的には、つけおきをしておくだけなので楽ちんですね♪
薬液は付いたままでも調乳に使えますが、気になる方は飲料水ですすぐのをおすすめします。
また、すぐに使わない場合は清潔な布やペーパーで哺乳瓶の水滴を拭き取っておくと衛生的です!
まとめ
- 赤ちゃん用のミルクは、飛行機内に持ち込める。
- 粉ミルクは、持ち込みに便利。
- 赤ちゃんにミルクをあげるおすすめのタイミングは、「搭乗前」と「離着陸の時」。
- 離乳食も必要な分だけ持ち込みができる。
- 行先での哺乳瓶消毒の準備もしておくと衛生的で安心。
赤ちゃん連れでの移動は、荷物の準備も多くて大変ですよね。
粉ミルクや液体の持ち込みができると、赤ちゃんの空腹も満たせるので安心です。
赤ちゃんによっては、慣れないミルクや哺乳瓶では飲んでくれないこともあるので、お家で事前に確認をしておくのがおすすめです!
赤ちゃんとの飛行機利用や液体の持ち込みについてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ!↓↓↓
今回は、赤ちゃんのミルクの持ち込みや知ってくと便利な工夫点も一緒にご案内していきます!