夏も近づき、夏休みの計画をする時期ですね!
今年は海外旅行や国内旅行はかなり制限されてしまいます。
ところで皆さんは空港でのチェックインの些細な疑問ってありませんか?
「チェックインがいつも不安…」
「空港には何時間前に行けばいいの?」
こんなこと思ったりしますよね。
今回はそんな不安や疑問を解消できるポイントを解説します。
【ポイント1】空港には余裕をもって到着を!
飛行機での旅はチェックインをしないことには始まりません。
「何度飛行機に乗ってもいつもバタバタしてしまう…」
そんな方のためにチェックインの流れを見ていきましょう!
国内線は1時間前までに
国内線の場合は、チェックインをとりあえず終えて、買い物や食事をする人は2時間前なら十分です。
2時間前::チェックイン開始
大体の航空会社は2時間前にチェックインカウンターが開きます。
長蛇の列に並びたくない場合は開始時刻を狙って到着すると、すぐに受付をしてくれますよ。
20~30分前:チェックイン締め切り
かなりギリギリになりますが、カウンターが閉まる時刻です。
数分過ぎても受け付けてくれる時もあれば、その時の状況によっては断られてしまうので注意です。
25~30分前:搭乗開始
チェックインカウンターが閉まると同時にゲートで搭乗が開始されます。
10~15分前:搭乗締め切り
ここでよく勘違いしがちなのが、出発時刻は離陸時間ではないということです。
飛行機の扉が閉まり、タイヤ止めが外されて動き始める時間です!
日本航空国内線では以下のように設定されています。
参照:JAL公式ホームページ
国際線は2時間前までに
国際線の場合は国内線と違い、やることが多いです。
パスポートなど渡航書類の確認や、厳重な保安検査と出国審査が加わるので余裕をもって行動することをおすすめします!
3時間前:チェックイン開始
国際線は3時間前にカウンターが開くことがほとんどです。
複数の便を同時に受け付けているANAやJALが、常時受付をしている場合もありますが、後続の便のお客さんにつられないようにしましょう!
45~60分前:チェックイン締め切り
締め切り時刻に厳しいのが国際線。
チェックインからの手順と搭乗を含めての逆算から、締め切り時刻を1分でも過ぎると何を言っても乗れないと思ってください!
60~45分前:搭乗開始
国際線はかなり早い時間から飛行機に乗ることができます。
15~20分前:搭乗締め切り
国内線と大きな差は感じられませんが、出国後の免税店で買い物に夢中になって、乗り遅れないように早めにゲートに向かいましょう!
国内線とはかなり時間設定に違いがあるので久々の海外旅行のときは気をつけましょう!
なぜ早く行く必要があるのか?
皆さんの中にも「とにかくチェックインさえ済ませば大丈夫!」と思っている人は多いでしょう。
つまり最初のチェックインでつまずくことはそれほどよくあるんです。
座席指定や荷物の中身および制限品の確認、重量超過による支払いや入れ替え…
チェックインが終わっても、保安検査、出国審査(国際線)で予想より時間がかかることも。
Wi-Fiのレンタルや食事、買い物、両替も考えているのであれば、さらに時間がかかるので、国内線、国際線とも、余裕をもって空港に行くことは重要ですね!
空港に到着後の流れはこちらをご覧下さい↓↓
【ポイント2】チェックインに必要なもの
何度飛行機に乗っても「何がいるんだっけ?」となりますよね。
ここではチェックインに必要な、基本の持ち物を確認していきましょう!
- Eチケット(お客様控え)
旅程表とも呼ばれます。ここには搭乗者一人一人の名前、旅程、運賃や決済方法などの情報が全て入っていて、グランドスタッフはEチケットを見て確認することがあります。
スマホのスクリーンショットでも大丈夫ですが、国際線では現地の入国審査で提示する場合があるので印刷をしておくと安心です。
- パスポート(国際線のみ)
海外にいくなら何よりも重要!!期限切れしていないかも確認しましょう。
- ビザ(国際線のみ)
日本のパスポートは世界的に強いと言われていますが、国によってはビザが必要です。印刷が必須の場合もあるのでよく確認しておくといいですね。
- 荷物
国内線や旅慣れた人なら機内持ち込みのカバンだけの人もいると思います。しかし重量オーバーや制限品でひっかかると計画が台無しに…航空会社のルールや中身にも注意です!
旅の前日と当日の朝にはダブルチェックをしましょう!
気をつけて!実際にあったお客さんのトラブル例
最後に、グランドスタッフが実際に対応したトラブルのエピソードを5つご紹介します。
スタッフから見ても悔しいことばかりなので、みなさんも二の舞になってしまわないよう気をつけていただきたいです!
空港やターミナル間違い
割と多いです、空港自体を間違えるお客さん。
- 一番多いのが成田空港と羽田空港を間違えてしまうお客さん。
早めに気付けば間に合いますが、カウンターで気付いて時すでに遅し…
- 空港には着いたもののターミナルを間違えて慌てるお客さん。
複数のターミナルがある大きな空港ではよく確認しましょう!
- 正しい空港、ターミナルにいるのに航空会社のカウンターを間違えるお客さん。
長い列に並んでいざカウンターに来られて、システムで名前が見つからず、Eチケットを確認すると、「お客様、航空会社を間違えてらっしゃいますね。」とお伝えするのは胸が痛みます。
実際にこれらが原因で本来の便に乗れなかった方も何度か見ています!
旅程表の確認、空港の案内板を見て、確認しましょう!
まさか?!今日じゃなかった…
そんなわけないでしょう、と思うかもしれませんが、あるんです。
楽しみ過ぎて1日早く来てしまう分には、まだいいですが、1日遅く来てしまった場合は大問題です!
パスポートのトラブル
これは本当に多いです。
- 期限切れのパスポートを持ってきた
- パスポートを忘れた
- 自分のではない家族のものを持ってきた
こちらも、早めに気付けば、取りに帰ったり、家族に持ってきてもらうことができますが、ぎりぎりに着いて自分の番が来た時点で慌てても間に合いません。
以前、母親と娘で海外旅行に出発する際、お母さんだけパスポートを忘れてしまったことがありました。
お母さんは「旅費ももったいないから、あなただけでも行きなさい!」一方で娘さんは「なんで忘れたの?!一人じゃいやだ!」と少し親子げんかになりました。
結局その日は娘さんだけ出発することに。
その後お母さんが別の便で後を追ったのかは分かりませんが、せっかく一緒に計画した旅行、一緒に出発したいですよね!
荷物のトラブル
続いては荷物をめぐってのトラブルです。
- 1つ当たりの荷物許容量を超えている
1人あたりが預けられる荷物の量はそれぞれ違いますが、世界共通で荷物1つあたりは32㎏以下と決まっています。
以前、1つ50㎏の段ボールを複数持ってきたお客様がいました。(空港までどうやって持ってきたかも気になります…)
お金は払うと言われていたのですが、安全上32㎏まで減らしてもらう必要がありました。
早く来ていたのに荷物の入れ替えで結局その便の搭乗ラストになってしまう羽目に。
- 超過料金を回避するためわざと遅く来る
実際にありました。チェックイン終了間近にカウンターに大荷物とともに現れて、ギリギリだから見逃してほしいというずるい魂胆です。
挙句の果てにそのお客さんは「払うお金もカードもない」と言いました。
お金もないのに旅行に行くわけがないので、しぶしぶお支払いになりました。
航空会社側のミスなどでない限り、超過料金をおまけすることはありませんので、荷物の量には注意しましょう!
荷物の預け入れについてはこちらをご覧ください↓↓
楽しくて酔っ払い…
最後は、気分が盛り上がりお酒を飲みすぎて、搭乗を拒否されてしまったケースです。
カウンターに来た時にすでに顔が真っ赤で、足元もおぼつかない様子でした。
些細なことで怒鳴り、周りのお客さんやスタッフに手を出しかねない状態だったため、マネージャーの判断で搭乗をお断りしました。
また、搭乗ゲートエリアのお店で酔ってしまった場合も乗れないことがあるので、飲み過ぎにはくれぐれも注意です!
まとめ
- 国内線は1時間前に到着する
- 国際線は2時間前に到着する
- 予期せぬ事態も考えて余裕を持って行動
- チェックインにはEチケット、パスポート、ビザ、荷物が大切
- 空港・ターミナル・航空会社の間違いに注意
- 出発日を確認しましょう
- パスポートを忘れずにないようにしましょう
- 荷物の確認をしましょう
- お酒で盛り上がりすぎないようにしましょう
最近は晴れることが多くなり、悔しいほどお出かけ日和のときもありますよね。
また飛行機で久しぶりに旅をしてもスムーズにチェックインが出来るといいですね!
こちらもどうぞ。
また飛行機で自由に旅ができる日が来た時のために、もう一度基本のチェックインの流れとポイントをグランドスタッフの友人の情報をもとに教えちゃいます!