子供が小さいときに遠くへ旅行に行ったり、孫を見せたいから遠く離れたおじいちゃんおばあちゃんのお家に行ったりする際に飛行機を利用することもあると思います。
この記事では3歳児にスポットを当てて解説していきます。
「3歳児って飛行機は抱っこでいける年齢なの?」
「大人しくじっとしていられるかしら?」
など心配事や分からないことがたくさんあると思います。
特に3歳は抱っこでいいのか悩むところですよね。
この記事を読んで安心して3歳児と飛行機に乗れるように詳しく解説していきます。
3歳児は抱っこして飛行機に乗れるの?
残念ながら3歳児は膝の上にだっこして飛行機に乗ることはできず座席を確保する必要があります。
膝に抱っこして乗ることができるのは国内線は3歳未満、国際線は2歳未満までになります。
【国内線の膝の上に乗せていける年齢】
3歳未満まで無料 | 2歳未満まで無料 |
JAL ANA スカイマーク AIR DO ソラシドエア スターフライヤー | ピーチ ジェットスター 春秋航空日本 |
体も大きくなってますし動き回る3歳児を長時間のフライトで抱っこしておくのは至難の技です。
体格が小さくても必ず座席を用意しましょう。
料金はやっぱり高いのかな?
3歳児を2歳とごまかせるか詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にされてください↓↓
3歳児の運賃はどうなるの?
3歳児の運賃はどうなるのでしょうか?
電車なら小学生までは無料と基本的にはどの鉄道会社も変わりはありませんが、飛行機になると航空会社別に変わってきて少し複雑になります。
国内線 | 国際線 | LCC国内線国際線 |
---|---|---|
普通運賃の50% | 普通運賃の75% | 大人運賃と同じ |
早期割引などからは半額にはならずあくまで普通運賃からの割引になります。
もしも割引価格の方が安い場合は自動的にそちらが適用になります。
子供の料金について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にされて下さい↓↓
3歳児とは
具体的に3歳児とはどのように成長しているのでしょうか?
後1ヶ月後に飛行機に乗るとかいうなら想像しやすいですが、3歳の夏に旅行に行きたいなどと1年先の話となると少し想像するのは難しいかもしれませんよね。
【3歳児の身長・体重】
身長 | 体重 | |
---|---|---|
男子 | 95.1~98.7cm | 14.1~15.0kg |
女子 | 93.9~97.5cm | 13.5~14.6kg |
- 運動能力が育ち、蹴るぶら下がるなどの基本的な一連の動作ができるようになる
- 大人の真似やごっこ遊びが盛んになる
- より自我が強くなり、大人の助けを拒むようになる
- 他者に対する思いやりが芽生えてくる
- 食事、排泄など基本的な身の回りのことが1人でできるようになる
- 日常生活の言葉のやり取りはほぼ不自由なくできるようになる
- 「なぜ」「どうして」など原因や理由を聞くことが増える
- あまり食べないなどの偏食が目立ってくる
自分でできるようになることが増えて、コミュニケーションなどより成長するので子育てしていても楽しそうですね。
しかし、心配事がないといえば嘘になりますよね。
イヤイヤ期が終わらないなんてことも...
2歳児はイヤイヤ言うだけですが、3歳児は「これはイヤ」「あれじゃなきゃイヤ」と自分のやりたいことを主張してくるようになります。
喜怒哀楽も激しくなってくるので、イヤイヤ期を通り越してまさに反抗期です。
ここだけ聞いてしまうとやっぱり3歳と飛行機なんて大変だからやめておこうかなと思われるかもしれません。
第一次反抗期には具体的にどのような対策についても紹介しますね。
- 時間に余裕を持って行動する
- 言い聞かせ方を変えてみる
- 自分で選ばせる
- 子供の主張に耳を傾けてあげる
- 大好きなキャラクターの力を借りる
- 周りの人に助けてもらう
- 少しその場から離れてみる
飛行機に乗るときにも役に立ちそうなことばかりです。
やはり時間にも気持ちにも余裕を持った行動が大切ですね。
大変さを考えると躊躇してしまいがちですが、大きく成長する3歳児にとってはこの経験が大人の何倍も良い経験となるはずです。
3歳児と飛行機に乗る前の対策
具体的にどのようなことをしておけば安心して飛行機に乗れるのか説明していきます。
- 予約の際はどうするのがおすすめ?
- 親の同伴は?
- きちんと説明して理解させる
- 荷物は事前に用意しておく
- キッズスペースで遊ばせる
- トイレは事前に済ませておく
お子さんによって対策すべき点は様々だと思いますので、お子さんに合った対策を選んで実行していきましょう。
予約の際はどうするのがおすすめ?
まず選ぶのが航空会社だと思います。
LCCは安くていいのですが、サービスを考えるとJALやANAなどのフルサービスキャリアの方が快適に過ごせるでしょう。
チャイルドミールが予約できたりおもちゃをくれたりと子供が喜ぶサービスが充実しています。
次に時間帯ですが、生活リズムに合わせて予約を取るのがおすすめです。
特におすすめなのがお昼寝の時間に合わせて予約を取れば飛行機で寝てくれるので楽ですよ。
しっかり行動計画を立てて予約を取るようにしましょう。
座席指定ですがメリットデメリットあるのでよく考えて取るようにしましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
前側 | ・早く降りられる | ・人気で席が埋まりやすい |
後ろ側 | ・席が埋まりにくく、余裕がある ・トイレが近い ・子連れが多い | ・移動に時間がかかる |
前方か後方は時間に余裕があるかないかで決めると良いです。
翼付近は揺れにくいので、酔いやすいと言うお子さんにおすすめです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
窓側 | ・景色を楽しめる ・集中しやすい | ・トイレやぐずったときに席を立ちにくい |
通路側 | ・トイレに立ちやすい ・CAさんに手を貸してもらいやすい | ・席から足や頭がはみ出すと人や台車に当たる危険性がある ・窓側の人がよく席を立つ人だったらその度に立たないといけない |
親の同伴は?
3歳児が1人で飛行機に乗らなければいけないということはほぼないと思いますが、3歳児の場合は必ず同伴者が必要です。
各航空会社によって年齢は異なります。
航空会社 | 同伴者年齢 |
---|---|
ANA | 12歳以上 |
JAL | 12歳以上 |
スカイマーク | 12歳以上 |
ジェットスター | ジェットスタージャパン国際線15歳以上 ジェットスタージャパン国内線12歳以上 ジェットスターアジア航空18歳以上 |
エアアジア | 18歳以上 |
基本的には12歳以上の同伴者がいれば3歳児も飛行機に乗ることができます。
きちんと説明して理解させる
3歳になると親の言うことも理解できるようになるので、飛行機に乗ることをしっかり伝えて理解させてあげるようにしましょう。
大人でもそうだと思いますが、訳もわからないところに連れて行かれては不安になります。
飛行機に乗ること、どのくらいでつくこと、その後どこに行くなどしっかり伝えてあげましょう。
そうすることによってただ連れられて行くのではなく、自ら望んで行くと言うモチベーションにつながります。
マナーを学べたり、親子のコミュニケーションにもつながります。
しっかりできたら褒めてあげることも忘れないでくださいね!
荷物は事前に用意しておく
機内に持ち込む荷物は事前に分けて用意しておき、当日バタバタしなくて良いようにしておきましょう。
座席を用意する3歳児も1人としてカウントされますので持ち込み荷物の重量も加算されます。
- 着替え一式
- お食事エプロン
- お菓子、飲み物
- 暇つぶしグッズ
- タオル、ウェットティッシュ
- マスクなどの乾燥対策グッズ
飛行時間が長い場合は事前にチャイルドミールを予約できる場合はしておくと良いです。
キッズスペースで遊ばせる
3歳になるとかなり体力もついてきます。
飛行機内でぐっすり眠れるように搭乗前はキッズスペースで遊ばせると良いですよ。
体力の発散にもなりますし、空港までの移動からまた飛行機に乗って移動するとなるとストレスも溜まってしますので一旦リセットするという意味でも良いですよ。
引用:長崎空港公式ホームページ
大きな空港にはキッズスペースが設けられているので、早めに空港に着くようにしてしっかり遊ばせてあげましょう。
子連れのフライトは2〜3時間前に到着すると良いとも言われています。
また、キッズスペースがない場合でも空港内を散歩したり展望台で飛行機を見たりするのも良いでしょう。
トイレは事前に済ませておく
3歳といえばトイレトレーニング中か完了している時期ですよね。
どちらにしても搭乗してからはしばらくトイレに行けないの搭乗前にはトイレを済ませておきましょう。
もしまだ失敗してしまう可能性がある場合は念のためおむつを履かせておくと安心です。
3歳児と飛行機に乗るときの対策
実際機内ではどのような対策をしておくと良いのでしょうか?
乗ってみないとわからないことも多いですが、事前に知らないのと知っておくのとではだいぶ気持ちの余裕が違うと思うので紹介していきますね。
泣いてしまった場合は抱っこしても大丈夫?
泣いてしまった場合でも飛行機は抱っこしてはダメなのかなと思ってしまいますが、ベルト着用サインが消えていれば大丈夫です。
ちなみにベルト着用サインがつくときは
- 離着陸時
- 気流の乱れによって飛行機が揺れるとき
しかし、急な揺れに備えてシートベルトは常に着用しておくようにしましょう。
また、シートベルト着用サインが点滅しているときは他にもできないことがあります。
- トイレに行けない
- 荷物の上げ下げができない
ですので、トイレは早めに済ませておきましょう。
しかし、シートベルト着用のサインが付いているときに限ってぐずってしまったり、シートベルトを嫌がってしまったりするなんてこともありますよね。
- 暇つぶしグッズを与える
- お菓子を与えて機嫌を保つ
- どうしてシートベルトをしないといけないのかよく説明する
- 客室乗務員の方に頼ってみる
機内ではどう過ごしたらいい?
遊び疲れて寝てくれたりちょうどお昼寝の時間とかぶったらいいのですが、そうもいかないですよね。
- 搭乗したらまずしっかり身の回りの環境を整えて荷物がすぐ出せるようにする
- 周りにお騒がせするかもしれませんがと一言言っておく
- 活発に動く時期なので前の座席を蹴ったり、大声で話したりということには気を付ける
- また、耳抜きができずにぐずってしまうかもしれないので、アメやグミなどを与える
- 暇つぶしグッズを用意する
また、しっかりいって聞かせることも忘れずに。
おすすめの暇つぶしグッツは次に紹介していきます。
暇つぶし対策グッズのおすすめは?
3歳児におすすめの暇つぶしグッズについて紹介していきます。
タブレット
飛行機にモニターがついていればいいのですが、全ての機種についているわけではありません。
そういったときはタブレットがおすすめです。
動画やアプリは事前に自宅でダウンロードしておきましょう。
機内にWi-Fiがついている場合もありますが、つながりにくかったり、課金しなければいけない場合があるのであまり期待できません。
機内でイヤホンを配布してくれる場合もありますが、子供には大きすぎて合わないので子供用のイヤホンがあると良いですよ。
カバーがついているので頑丈で落としたときにも安心です。
子供用アプリが充実しており、親が利用時間を制限できるので使いすぎを防止できます。
音量制御機能がついているので、子供の耳にも優しく音漏れの心配も入りません。
また、小さく折りたためるので荷物になりません。
どんなアプリを入れておけばいいのかなと思っている方はこちらの記事も参考にされてみて下さい↓↓
シールブック・ワークブック
子供ってシールをペタペタ貼るのが好きで夢中になってやってくれますよね。
お気に入りのキャラクターのものを用意したり、新しいものを用意すれば目新しさで楽しんでくれますよ。
年齢に合ったものを用意しましょう。
このシールブックは3歳用なので発達にあった内容でお勉強にもなるのでおすすめです。
絵本
子育て世帯には必ずあるといっていい絵本です。
お気に入りのものを持っていってあげたり、旅に関連したものでも良いです。
荷物が多くなりがちなのでコンパクトなものを選ぶとかさばりません。
コンパクトサイズで持ち運びに便利です。
かわいいウサギさんの絵本なのできっと喜んでくれますよ。
お菓子
機内でもお菓子を配られることはありますが、塩気のあるものだったりで子供には不向きなことがあります。
ぐずり出したときの効果はテキメンですし、グミや飴など耳抜きをしたいときもあると便利です。
普段食べ慣れたものやキャラクターものを用意しておくと喜んでくれますよ。
しかし、与えすぎには注意して下さいね。
小袋だとちらばらなくて良いのでおすすめです。
いろいろな種類を持っていっておくともしこれは嫌と言われたときに対応できます。
おもちゃ
おもちゃはお気に入りのものがあれば長続きしてくれるでしょう。
注意しなければいけないのが、音のなるおもちゃは他の乗客の方の迷惑になってしまうので気を付けて下さい。
男の子におすすめのおもちゃですが、飛行機と関連づけたおもちゃならきっと喜んでくれますよ。
まとめ
- 3歳児は膝の上に抱っこして乗れないので座席を用意する
- シートベルト着用サインが消えているときは抱っこできる
- しっかり説明してわかってもらう
- 時間にも気持ちにも余裕を持って行動する
- 生活リズムに合わせて予約の時間帯を考える
- 暇つぶし対策グッズを用意する
子供との飛行機は楽しみな反面不安なことも多いですよね。
しっかり対策をとってできるだけ不安を取り除きましょう。
成長著しい3歳児、きっとずっと思い出に残る旅になると思います。
楽しい旅になるように祈ってます。
他にも子供とのフライトでおすすめの記事がありますので参考にして下さい↓↓
3歳で飛行機デビューという方もいらっしゃるかと思います。
思い出に残るフライトにしていきましょうね!