飛行機での旅行ってなんだか特別感があって楽しいですよね♪
ですが、旅行先によっては空港で乗り継ぎが必要になることがあります。
「乗り継ぎの方法がわからない!」
「もしも間に合わなかったらどうなるの?」
こんな風に不安になる方も多いと思います。
この記事では初心者の方にもわかりやすく、乗り継ぎについて1から10まで解説します!
乗り継ぎ便の予約
乗り継ぎの方法は大きく分けて2つの場合に分かれます。
- 乗り継ぎ空港でチェックインする必要がないパターン
- 乗り継ぎ空港でチェックインする必要があるパターン
これらの違いは予約の仕方によって発生します。
乗り継ぎ空港でチェックインしたくない方は、
- 乗り継ぎ便も同じ航空会社を利用する
- 一度に予約する
上記のことを予約の際に気をつけてください!
同じ航空会社の便を利用すると、出発空港で乗り継ぎ便のチェックインも一気にすることができます。
JALグループ便同士の乗り継ぎの場合は出発空港で乗り継ぎ便のご搭乗手続きも承ります。乗り継ぎ地での搭乗手続きは不要です。
引用:JAL公式サイト
何回もチェックインするのは面倒ですよね!
グループ便の乗り継ぎ便でも同時にチェックインできます。
航空会社に他の航空会社と提携を組んでおり、JALかANAによって提携している航空会社は異なるので注意が必要です。
【JALのグループ便】
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアコミューター(RAC)
【ANAのグループ便】
- エアドゥ(ADO)
- ソラシドエア(SNA)
- スターフライヤー(SFJ)
- IBEXエアラインズ(IBX)
- オリエンタルエアブリッジ(ORC)
つまり、JALからANAの便の場合は一度にはチェックインできません。
航空券を予約する際は乗り継ぎ便も一緒に予約してしまいましょう。
例えば、大阪の伊丹空港から東京の羽田空港で乗り継ぎ、アメリカのロサンゼルスに行く場合を考えてみます。
このとき、
「金欠だからとりあえず羽田からロサンゼルスまでの航空券だけ先に取っておこう〜」
という考え方はあまりおすすめできません。
別々に予約すると、乗り継ぎ空港でもチェックインしなくてはいけなくなってしまいます。
できるだけ同時に予約しましょう。
伊丹空港からロサンゼルスで検索すると、乗り継ぎ便も含めたフライトを予約することができますよ!
引用:JAL公式サイト
チケットは早めに予約すると早割を使って安く買えます!
こちらの記事をぜひ参考にしてみてください↓
乗り継ぎする時に注意するポイント
乗り継ぎをする際に気をつけていただきたいポイントを解説します!
航空券
乗り継ぎ便を使う場合、航空券が新たに必要になります!
つまり、片道でも航空券が複数枚になるということです。
チェックインが1回で済む場合は、1便目の飛行機に乗る空港で全ての航空券をもらえます。
乗り継ぎ空港でチェックインをする場合は、チェックインするごとに航空券を発行しましょう。
チェックインについての詳細はこちらの記事をぜひ読んでみてください!
オンラインチェックを利用すればスマホ上で航空券を発券できるので、紛失する可能性がなくなりますよ♪
保安検査
保安検査は国際線と国内線間での乗り継ぎの場合に、もう一度する必要があります。
その理由として、日本と海外では保安検査の基準が異なるからです。
面倒だな…と感じるかもしれませんが、テロなどの犯罪を防ぐための大事な行程なのです。
国内線同士の乗り継ぎであれば、保安検査は出発空港で一度受ければOKですよ!
入国審査
入国審査についても注意が必要です。
乗り継ぎ便までの空き時間に、空港の外に出ることは可能ですが、国際線の乗り継ぎの場合、空港の外に出てしまうと再度入国審査を受けなくてはいけません。
空港が混雑しているシーズンは入国審査にも時間がかかり、乗り継ぎ便に間に合わなくなる可能性もあります。
搭乗待ちのエリアにも免税品店やラウンジがあるので、空港内でも十分楽しめますよ♪
特に用のない方は空港内で待つ方が安心です。
ラウンジについてこちらの記事で詳しく解説しています!
預け荷物
預け荷物についても注意が必要です。
航空券を一度に発行した場合、荷物を途中で預け直すことなく目的地まで持って行ってもらえます。
しかし、乗り継ぎ便の航空会社が変わる場合や、国際線から国内線に変わる場合は乗り継ぎの際に一旦ピックアップして、もう一度預け直す必要があります。
これを知らないと到着空港で「スーツケースがない!」なんて状況が発生してしまいます。(^^;)
不安な方は、事前にカウンターで預け直す必要があるのかどうか確認しておくと安心です。
スーツケースが出てくるまでにかなり時間がかかることって多いですよね。
なるべく同じ航空会社の便を利用すると時間を有効に使えるのでおすすめです!
乗り継ぎ時間
乗り継ぎ時間が十分にないと、乗り遅れてしまう危険があります!!
すべての乗り継ぎ便の乗り継ぎ時間が同じというわけではなく、便によって1時間であったり2時間であったりします。
そのため、予約するときはできるだけ乗り継ぎ時間に余裕のある便を選びましょう。
搭乗ゲートに出発の10分前に着く必要があるので、逆算して行動するようにしましょう。
以下は、JAL国内線の乗り継ぎ目安時間です。
羽田空港(東京) | 成田空港(東京) | 那覇空港(沖縄) | その他の空港 | |
---|---|---|---|---|
JALグループ便同士 | 25分以上 | 20分以上 | 30分以上 | 20分以上 |
JALグループ便と他社 | 50分以上 | 50分以上 | 30分以上 | 30分以上 |
グループ便ではない時は時間が多くかかるので注意しましょう。
ANAを利用される場合も同じ時間を目安にしていただけば大丈夫です。
国際線を使う際の、JALの乗り継ぎ目安時間は以下のようになっています。
羽田空港(東京) | 成田空港(東京) | 関西国際空港(大阪) | 中部国際空港(名古屋) | |
---|---|---|---|---|
JALグループ国内線→JALグループ国際線 | 60分以上 | 60分以上 | 60分以上 | 60分以上 |
JALグループ国内線→他社国際線 | 120分以上 | 110分以上 | 80分以上 | 70分以上 |
JALグループ国際線→JALグループ国内線 | 70分以上 | 80分以上 | 75分以上 | 75分以上 |
どんなに時間がなくても国内線から国内線の場合は20〜50分、国内線と国際線の乗り継ぎは1~2時間は必要です。
また、中には空港間の移動が伴う乗り継ぎがあります。
同じ空港で乗り継ぎをするのではなく、成田空港と羽田空港、関西国際空港と伊丹空港など比較的近い空港に移動して乗り継ぐ便があるんです!
近いといっても電車やバスを使って移動する必要があるので、かなりの時間を必要とします。
国内線から国内線の時のJALの場合です。
羽田空港⇆成田空港(東京) | 伊丹空港⇆関西国際空港(大阪) | |
---|---|---|
JALグループ便同士 | 180分以上 | 175分以上 |
JALグループ便と他社 | 180分以上 | 175分以上 |
3時間もかかるんです!
国際線を利用する際はさらに時間がかかります。↓
羽田空港⇆成田空港(東京) | 伊丹空港⇆関西国際空港(大阪) | |
---|---|---|
JALグループ国内線→JALグループ国際線 | 180分以上 | 215分以上 |
JALグループ国内線→他社国際線 | 210分以上 | 215分以上 |
飛行機は乗り継ぎをするお客さんを待ってくれるわけではありません。
時間管理がとっても大事なので、時計をよく見て行動するようにしましょう♪
時差
国際線を使う場合、注意していただきたいポイントです。
空港に到着したら必ず時計を現地時間に合わせましょう。
スマートフォンはその国の時間に自動的に設定してくれますが、腕時計は自分で合わせないと間違った時間で行動することになってしまいます!
乗り継ぎに間に合わなかったらどうなる?
万が一乗り継ぎに手こずってしまい、間に合わなかったらどうしようと心配になりますよね。
また、天候や機体トラブルで間に合わないという可能性もあります。
そのような場合はどうなるのかを解説します!
航空会社の都合や天候による場合
飛行機は遅延することも度々あります。
そのような場合、無料で振替便を手配してもらえるので安心してください!
間に合わないことが判明したら、すぐに空港のカウンターに行って対応してもらいましょう。
振替便が次の日になってしまう場合、ホテルも手配してくれます。
また、台風などの悪天候で飛行機が飛ばなかった場合も振替してもらえますよ。
交通機関の遅延の場合は必ず遅延証明書をもらって提示しましょう。
乗り継ぎ便が他社の便である場合や、別々に予約した場合は振替してもらえない場合があります。
自分の都合による場合
「乗り継ぎ空港でゆっくりしてたら搭乗に間に合わなかった…。」
なんてこともあるかもしれません。
自分の都合で乗り継ぎに間に合わない場合は、その便をキャンセルをして再度次以降の便を予約する必要があります。
その際は、必ず飛行機が離陸する時間までにキャンセルをしましょう!!
なぜなら、離陸してしまうとキャンセル料がかなり高くなってしまうからなんです。
離陸する前であれば、運賃の20~50%ほどは払い戻ししてもらえます。
こちらの記事でキャンセルについて詳しく解説しています!
振替はしてもらえないので、時間を意識して行動しましょう(^^)
乗り継ぎをするメリット
乗り継ぎ便は、直行便と比べたら少し行程が複雑ですよね。
ですが、乗り継ぎ便はメリットもあるんです!
ぜひ活用してみてください。
航空券が安い
直行便に比べて、乗り継ぎ便は航空券を安く購入できます。
多くの場合は半額近くの値段になりますが、なんと70%近く安く買えることもあるんです!!
時間は直行便よりもかかってしまいますが、予算に制約のある方はぜひ乗り継ぎを検討してみてください。
複数の国に寄ることができる
国際線の場合、乗り継ぎすることで目的地以外の国にも訪れることができますよ!
滞在時間は短いかもしれませんが、複数の空港の雰囲気を楽しめます。
その国ならではのお土産を空港で買うこともできますね!
乗り継ぎ空港でもパスポートにスタンプを押してもらえるので、スタンプを集めている方にもおすすめです。
また、ストップオーバーを使えば観光もできちゃいます!
ストップオーバーとは、乗り継ぎ地点に24時間以上滞在することです。
飛行機を予約する際に、ストップオーバー対象の便を探して予約しましょう。
スーツケースを回収するのを忘れないようにしてくださいね。
1度の旅行で様々な観光地を楽しみたい方はぜひ利用してみてください。
休憩できる
遠くの国に行く場合、何時間も同じ空間に座っていると疲れてしまいますよね。
乗り継ぎをして1回空港に降りれば、歩いてリフレッシュすることができちゃいます!
機内食以外のご飯も食べることができますよ〜(^^)
長時間の便が苦手だな〜と思う方にはぜひおすすめです。
まとめ
- 同じ航空会社の乗り継ぎ便を使うと、チェックインが1回で済むので便利。乗り継ぎ便は出発便と同時に予約する。
- 預け荷物を乗り継ぎ空港で回収して預け直す必要がある場合もあるので注意する。
- 国際線と国内線間の乗り継ぎの場合、保安検査をもう一度受ける必要がある。
- 自分の都合で乗り継ぎに間に合わなかった場合、振替ができることもあるがLCCや格安航空券ではできないこともあるので気をつける。
- 運賃がおよそ半額になったり、複数の国を観光できるなど乗り換え便にはメリットもある。
乗り継ぎは予約の仕方次第で楽になるんです!
省略できる行程はなるべく省略したいですよね。
時間に余裕を持って、乗り継ぎ空港でもショッピングやお食事をぜひ楽しんでください!
空港に関するこちらの記事もぜひ参考にして見てください♪
難しそうに思われがちな乗り継ぎの不安を解消していきましょう♪