「国際線の飛行機に乗るときって、検査厳しそうだな…」
「いったいどんな制限があるのかあんまり分かんないや…」
国際線は、国内線よりも検査が厳しいイメージがありますよね。
飛行機への持ち込みが禁止されているものに、どんなものがあるか知っていますか?
飛行機への持ち込み制限についてよくわからず、心配をする人も少なくないと思います。
計画もパッキングもワクワクする海外旅行なので、空港や飛行機での不安を解消して、さらに楽しい旅行にしていきましょう!
飛行機に乗るときの持ち物には制限がある?
旅行の時は、大きなキャリーケースのようにカウンターで手続きをして預ける荷物と、リュックサックのように機内に持ち込む荷物があると思います。
そしてそれらの荷物には、乗客や従業員、機体やシステムが危険に脅かされることなく、安全に目的地まで到着するために、制限が加わるものがあるのです。
制限がかかる持ち物は、大きく分けてこのように分類されます↓
- 預けることも持ち込むことも禁止のもの
- 預けられるが持ち込み禁止のもの
- 預けられないが持ち込みはできるもの
持ち込むことや預けることができるとしても、条件がつく持ち物もあります。
それぞれどんなものが含まれているのか、まずは預けることも持ち込むこともできないものから詳しく見ていきましょう!
国際線で預けることも機内に持ち込むことも禁止のものは?
引用:ANA公式サイト
預け荷物にも持ち込み荷物にも入れることができないものは、保安検査場を通る前に張り紙などでちらっと見たことがあるかもしれません。
基本的に、安全な運航に危害を加える恐れのある危険物は、預け荷物にも持ち込み荷物にも入れることはできません。
どのようなものが当てはまるのか、具体的なものはこちらです↓
- 高圧ガス(カセットコンロ用ガスボンベ、スポーツ用酸素スプレーなど)
- 発火性・引火性物質(70%以上のアルコール)
- 爆発物(花火、クラッカーなど)
- 酸化性物質
- 有毒物質(殺虫剤、農薬など)
- 有害・刺激的なもの
- 腐食性物質
- 放射性物質
- 強磁気性物質
あきらかに飛行機には持ち込めなさそうなものばかりですね。
旅行先で花火をしたくても、キャンプでコンロ用のガスボンベが必要でも、飛行機で移動するのであればそれらを持っていくことはできません。
さらに、このようなものも預け入れ、持ち込みともに禁止されています↓
- 電動立ち乗り自転車…リチウム電池またはリチウムイオン電池が使われている場合危険物に該当するため
- 漂白剤…腐食性物資、酸化性物質に該当するため
- 加熱式弁当…生石灰が使用されており危険物に該当するため
- 瞬間冷却材…硝酸アンモニウムが含まれており危険物に該当するため
こちらの記事に、これらの危険物についてさらに詳しく書かれているので参考にしてみてください^^↓
国際線で預け荷物に入れられるけど、機内持ち込み禁止のものは?
引用:ANA公式サイト
「はさみって、どっちの荷物なら入れていても大丈夫なんだっけ?」
というように、どっちに入れておけば良いかあやふやになるものもありますよね。
ここでは、預け荷物に入れられるものの機内への持ち込みが禁止されているものについて説明していきます。
- ナイフ、カッター、はさみなどの刃物
- アイスピックなど先の尖ったもの
- バット、ゴルフクラブなど長いスポーツ用品
- ドライバー、アーミーナイフなどの工具類
持ち込むと凶器になる可能性があるものは機内の安全を脅かすものとして没収されてしまいます。
ただし、機内に持ち込むことはできませんが、キャリーケースなどの預け荷物に入れて預けられるので、現地に持っていくことはできます。
私ははさみをキャリーケースに入れ忘れて没収されたことが何度かあります。
特に国際線では小さなはさみでも持ち込むことはできず、没収されてしまいました。
国際線で機内に持ち込むとき、注意がいるものは?
引用:ANA公式サイト
ここからは、機内には持ち込めるものの、持ち込むためには条件があるものや、多くの人が疑問に思うものを紹介します。
具体的に、機内に持ち込むときに注意が必要なものはこちらです↓
- 液体
- 喫煙グッズ
- ヘアアイロン
- バッテリー
- ベビーカー
それぞれ詳しく見ていきましょう!
液体
引用:ANA公式サイト
液体を持ち込むときには、こちらの決まりを守る必要があります↓
- 容器はひとつあたり100ml以下のものを使う
- 容器が複数ある場合、1L以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れる
- 透明のビニール袋はひとり1袋だけ持ち込める
国内線ではそこまで厳しく言われないことも多い液体ですが、国際線では持ち込みのルールが厳しいです。
特に、気をつけたいのが乗り継ぎをする場合です。
一つ目の空港で保安検査をした後や機内で飲み物を購入しても、乗り継ぎをする空港で検査を受けるとき、容量オーバーだと破棄しなければいけません。
さらに、空港の免税店で購入した液体類は、開封されておらずセキュリティバックに入っていることが求められる場合もあります。
こちらの記事に、どんなものが液体に含まれるのかや、セキュリティバックについても詳しく書かれているので参考にしてみてください^^
喫煙グッズ
引用:ANA公式サイト
喫煙するときにはライターが必要ですが、火をつけれるものなので、持ち込んでよいものなのか疑問におもいますよね。
結論としては、ライターやマッチは1人1個までなら持ち込み可能です。
喫煙用ライターは小型のものだけですが、広く使われている一般的なライターであれば問題ないです。
ただし、持ち込み禁止のライターもあります。
- 吸収剤の入っていないオイルタンク式ライター
- 葉巻用ライター/プリミキシングライター
- ピストル型ライター
また、電子タバコは発火や発熱する可能性があるため預け荷物に入れることはできません。
機内に持ち込むようにしてくださいね!
機内は禁煙です!たばこやライターを持ち込めても吸うことはできません!
ヘアアイロン
ヘアアイロンは、コンセント式のもの、電池を取り外せる電池式のものは預け入れ、持ち込みともに可能です。
しかし、電池を取り外せない電池式のヘアアイロンはどちらもできませんので注意してくださいね!
また、ヘアアイロンは電圧が旅行先の国でも対応しているものでないと壊れて使えなくなってしまうことがあります。
バッテリー
バッテリーには、リチウム電池やリチウムイオン電池などが使われていることが多いです。
熱を発して爆発してしまうこともあるので、預け荷物に入れずに必ず機内持ち込み荷物に入れましょう。
さらに、持ち込むときの制限としては、このようなものがあります↓
- 160Whを超えるものは持ち込めないことが多い
- 100~160Wh のものは2個までという制限があることが多い
- 100Wh以下のものは制限なく持ち込めるところもあれば、個数制限があるところもある。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくださいね^^
ベビーカー
ベビーカーは壊れてほしくないしできれば機内に持ち込みたいという方もいると思います。
ベビーカーは、折りたたんだときに機内持ち込み手荷物の規定サイズよりも小さければ、持ち込むことができます。
ただし、ベビーカーは手荷物に含まれるため、ベビーカーのほかに身の回り品一つしか持ち込むことができなくなってしまいます。
持ち込み荷物の個数とサイズには注意してくださいね!
機内に持ち込めるのは、リュックサックなどの大きめの手荷物一つと、ショルダーバック、カメラ、傘などの身の回り品一つだけ。
1人あたり合計2つまでしか持ち込めない。
日本に持ち込むとき注意がいるものは?
せっかくの海外旅行なので、お土産はたくさん買ってから帰国したいですよね。
しかし、 海外から日本に帰ってくるときも、飛行機の荷物制限があるので注意してください。
お土産として持って帰ってくるときは、日本に入国する際に検疫や税金などのチェックがあります。
注意が必要なお土産としては以下のものが挙げられます↓
- 肉製品、乳製品など動物由来のもの
- フルーツ、植物など生のもの
- アルコール、香水など液体
それぞれ詳しく見ていきましょう!
肉製品、乳製品など動物由来のもの
肉や乳製品など動物由来のものは、感染病予防のため検疫の対象になります。
輸出国が発行する検査証明書があれば持ち込むことが可能ですが、検査証明書の取得が難しいため、基本的に日本への持ち込みは厳しいのです。
真空パックに入っているもの、加熱してあるものでも持ち込みできないので注意してくださいね!
フルーツ、植物など生のもの
外国には見たことがない花や、珍しいフルーツなどがたくさんありますよね。
家に帰ってもそれらを楽しみたい!と思う人も少なくないかもしれません。
しかし、残念ながらフルーツ、花、鉢植え、植物の種なども検疫の対象です。
アルコール、香水などの液体
ワインや香水が有名な国もたくさんありますよね。
家族や友達から頼まれたり、自分へのご褒美として買って帰りたくなる時もあると思います。
アルコールや香水などを持ち込むときは、税金に注意するようにしてくださいね!
・アルコールは、1本760ml×3本(ワイン3本相当)こえると酒税がかかる。
・香水は、2オンス(56ml)を超えると、こえた分の15%の税がかかる。
免税の範囲内でお買い物を楽しむようにしましょう♪
さらに、行きの飛行機同様に、帰りの飛行機でも機内に持ち込める液体の量には限りがあります。
預け荷物に入れておくことも忘れないようにしてくださいね^^
機内や空港で役立つものは?
飛行機に持ち込むときの制限は分かったでしょうか。
ここからは、機内に持ち込んだほうが良いものや空港であると便利なグッズを紹介します。
機内に持ち込んだほうが良いもの
預け荷物の制限なども考慮して、機内に持ち込んだほうが良いものをリストアップしました↓
- 貴重品
- ボールペン
- カメラ、iPadなど衝撃に弱い電子機器
- イヤホン
- バッテリー
- パーカー
- コンタクトレンズや眼鏡
- 常備薬
- リラックスできるグッズ
貴重品
パスポート、現金、貴金属、スマホなどの貴重品は預け荷物に入れても補償対象外となってしまいます。
預け荷物に入れずに、必ず機内に持ち込みましょう!
ボールペン
機内では、入国カードや税関の申請書が配られることが多いです。
ボールペンを持っていればすぐに書き込めるので、持っていると安心ですよ!
機内で書いておけば、空港についてからもスムーズに入国していけます^^
電子機器
カメラやiPad、パソコンなど、衝撃に弱い電子機器は、預けると壊れてしまう可能性もあるので機内に持ち込むことをおすすめします。
映画や音楽をダウンロードしておけば、機内での暇つぶしにも使えるので良いですよ♪
パソコンの持ち込みについてさらに知りたい方はこちらの記事もどうぞ↓
イヤホン
飛行機が飛んでいるときって、結構エンジン音がうるさいですよね。
機内で映画を楽しみたくても、エンジン音がうるさくて全然音が聞こえない…ということも多々あります。
機内にヘッドホンはありますが、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを自分で持ち込んだほうが何倍も快適に映画を楽しめます。
パーカー
飛行機にもよりますが、冷房が効きすぎていて寒いこともあります。
夏で熱いから大丈夫と思っていても、寒いのを我慢するのはけっこう大変ですよね。
そのため、温度調節できるように、パーカーがあると安心ですよ^^
コンタクトレンズや眼鏡
飛行機内は思いのほか乾燥しています。
コンタクトを長時間つけていて乾いてきたときに、かえのコンタクトがないと外したくても外せないですよね。
さらに、しばらく寝たいときやコンタクトをつけるのが疲れたとき、眼鏡にかえたくなるかもしれません。
リラックスグッズ
フライト時間が長いと機内で寝ることも多くなると思います。
ネックピロー、アイマスク、フライトソックス、スリッパなど、機内でリラックスできるグッズがあると安心ですよ!
こちらの記事で快適グッズについて詳しく説明しているのでぜひ読んでみてくださいね^^
空港にいるとき役立つもの
乗り継ぎがあるときって、空港での待ち時間が長くなりますよね。
スーツケースは最終目的地まで手元にないない場合も多いので、必要なものは機内持ち込み荷物にいれておく方が安心です。
「あれも入れておけばよかった…」ということがないように、空港での待ち時間であると助かるものを紹介します。
- オーラルケアグッズ
- 化粧品
オーラルケアグッズ
日本を出発してから旅行先につくまでに、食事を何回かとると思います。
旅行先までの道のりが長ければ長いほど、食事の量も増えると思いますが、到着するまで歯を磨けないとモヤモヤしてしまいますよね
乗り継ぎをする空港などで歯を磨けるように、歯ブラシを持っていくことをおすすめします。
他の人もいるしトイレの水道で歯を磨くのはちょっと…という方は歯磨きシートを持っていくと良いですよ!
これならトイレの個室に入ったついでに磨くことができます^^
化粧品
長時間の移動でずっと化粧をしていると、お肌の負担にもなりますよね。
「途中でやっぱり化粧落としたい…」となったときは、いつも使っている化粧落としを使うほうが安心だと思います。
空港に売っていても、高かったり肌に合わないものだったりすることも多いです。
身の回りをストレスフリーにしておくことは、旅を快適で楽しいものにするためにも大切です。
化粧品のスタメンは預けずに自分で持っておくことをおすすめします^^
まとめ
- 刃物や発火する可能性のあるものなど、危険物は預けることも持ち込むこともできない!
- はさみやバットなど、凶器になる可能性のあるものは持ち込めないため預け荷物に入れる。
- 液体、バッテリー、ライターなどは持ち込むときに個数制限があるため注意する。
- 肉や果物は検疫の対象になるため日本に持ち込むことが厳しい。
- お酒や香水は免税範囲を超えないように注意する。
- 貴重品や電子機器などは機内に持ち込んだほうが良い!
- 機内ではボールペン、パーカー、リラックスグッズなどがあると便利!
- オーラルグッズ、化粧品は空港でも役立つ!
長期滞在などで必要なものでも、機内持ち込み禁止のものは、出発前に郵送したり現地調達したりすることで対応することもできます。
液体やバッテリーなど制限があるものも多いですが、安全で快適な空の旅になるように決まりは守っていきましょう^^
それでは、道中お気をつけていってらっしゃいませ!
良かったらこちらの記事も参考にしてみてくださいね↓
この記事では、飛行機への持ち込みが禁止されているものや、国際線を利用する前に押さえておきたいポイントを紹介します!