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飛行機の水筒は国際線だけ空に?検査後に水を入れ直せる羽田44か所

公開 読了 約21分
飛行機の水筒は国際線だけ空に?検査後に水を入れ直せる羽田44か所 図の中の文字: 国際線は空で通す、羽田は検査後44か所

飛行機の水筒は国内線なら中身ごと・国際線は空にして入れ直す

水筒は国内線なら中身ごと、国際線は空にして検査のあとで入れ直す。

日本を出る国際線では、100ml(g)を超える容器に入った液体を機内に持ち込めない。水筒の容量が100mlを超えていれば、中身が少し残っているだけでも保安検査場で放棄することになる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

国内線はこの量の制限の外にある。スカイマークはアルコール度数24%以下の飲み物を機内に持ち込めるとしていて、水やお茶を入れた水筒はそのまま保安検査に出せる。出典: スカイマーク「お問い合わせの多いもの」

国際線で空にした水筒は、保安検査のあとで入れ直せばいい。羽田空港の公式の場所一覧を飛行機の神様編集部が数えると、保安検査のあとで水を入れられる場所は3つのターミナルで44か所あった。マイボトルに入れやすい給水給湯器はそのうち国際線側の5か所だけだ。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

気をつけたいのはお酒だ。国交省の代表例では、お酒は小売で売られている容器に入っていることが運ぶ条件になっている。スキットルのような水筒型の容器に移し替えたお酒は、国内線でも機内にも預けにも入れられない。出典: 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)

この記事でわかること

  • 羽田空港で保安検査のあとに水筒へ水を入れられる44か所の内訳
  • 国際線だけ水筒を空にする理由と国内線との違い
  • 水・お茶・ジュース・お酒を水筒に入れたときの扱い
  • 国際線の検査で中身が見つかったときの二択と防ぎ方
  • 英国・EU・米国の空港で水筒を通すときの決まり

水筒をそもそも機内に持ち込めるかの基本と、機内へ持って行きやすい水筒の選び方は飛行機に水筒は空なら持ち込める?中身ありでNGになる境目で読める。この記事は検査のあとの給水場所と中身ごとの扱いに絞って書く。

羽田空港で保安検査のあとに水筒へ水を入れられる場所は44か所ある

羽田空港旅客ターミナルは、館内の水飲み場と給水給湯器の場所をターミナルごと・階ごとの一覧で出している。一覧は場所を「一般エリア」「制限エリア」「出国後エリア」などに分けて数を書いている。飛行機の神様編集部はこのうち保安検査のあとに当たる制限エリアと出国後エリアの数だけを書き出した。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

制限エリアは国内線の保安検査のあとの待合い、出国後エリアは国際線の出国手続きのあとの場所になる。成田空港の案内にもあるとおり、保安検査のあとのエリアは危険物所持制限区域として扱われる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

表にすると、国内線の検査のあとには噴水式の水飲み場しか無いことが分かる。

保安検査のあとの場所 噴水式の水飲み場 給水給湯器
第1ターミナル 制限エリア(2F) 5か所 なし
第2ターミナル 制限エリア(1F・1Fバス出発ラウンジ・2F) 15か所(1Fが3・バス出発ラウンジが2・2Fが10) なし
第2ターミナル 出国後エリア(2F・3F) 3か所(2Fが2・3Fが1) 2か所(2F)
第3ターミナル 出国後エリア(3F) 16か所 3か所(3F)

出典: 羽田空港旅客ターミナル(2026年9月27日に集めた)。公式の場所一覧から保安検査のあとの場所だけを書き写した。検査の前の一般エリアと到着後の場所は入れていない

ターミナルごとの数は第1ターミナルが5か所・第2ターミナルが20か所・第3ターミナルが19か所で、合わせると44か所になる。第2ターミナルの制限エリアの15か所は、1Fが3か所・1Fのバス出発ラウンジが2か所・2Fが10か所という内訳だ。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

マイボトルに入れやすい給水給湯器は、第2ターミナルの国際線エリアと第3ターミナルにしか置かれていない。羽田空港の案内ページも、この2つの場所に給水給湯器を置いていると書いている。数は第2ターミナルの出国後エリアに2か所と第3ターミナルの出国後エリアに3か所で、合わせて5か所だ。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

国内線の保安検査のあとは第1ターミナルの5か所と第2ターミナルの15か所で、どれも噴水式の水飲み場になる。羽田空港は給水給湯器のほうを「マイボトルなどを利用しやすい」と書き分けている。国内線で水筒を満たしたいなら、検査の前に入れてそのまま通るほうが確実だ。国内線は水筒の中身を入れたまま検査を通せるからだ。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

第3ターミナルの一覧には、ほかにも各所のトイレ付近に水飲み場があるという注記が付いている。第3ターミナル1Fの国内線乗り継ぎエリアにも水飲み場が1か所ある。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

国際線で水筒を空にするのは容器の大きさで決まるから

国交省の液体物のリストによると、日本を出発するすべての国際線で客室内への液体物の持ち込みが制限されている。持ち込むには100ml以下の容器に入れて、それを1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れる。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

決まりの単位は中身の量ではなく容器の大きさだ。成田空港は「100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体物」の機内への持ち込みを禁止していると案内している。英国政府も、容器に一部しか入っていなくても同じ扱いになるとはっきり書いている。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」・GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports: Liquids」

水筒にひと口ぶんの水が残っているだけでも、容器が100mlを超えていれば持ち込めない。反対に中身を捨てて空にすれば、制限の対象になる液体物はなくなる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

水筒に入れがちな飲み物は、ほとんどがこのリストに載っている。国交省のリストでは、水・炭酸水・日本茶・中国茶・紅茶・コーヒー・スポーツドリンクが清涼飲料として並ぶ。果汁100%飲料や野菜ジュースは果実飲料で、牛乳や豆乳は乳飲料として同じ制限を受ける。コーンクリームスープやポタージュスープのようなスープも対象だ。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

液体物には液体に加えてジェル類とエアゾールも入る。容器に入れないと形を保てない半液体状のものも、量の制限の対象になる。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

国内線はこの量の制限の対象に入っていない。国交省は液体物の持ち込み制限を国際線の決まりとして出していて、国内線の水筒は中身を入れたまま運べる。出典: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」

国交省は、保安検査のあとの搭乗待合いエリアで買ったものなら客室内に持ち込めるともしている。検査の前に空にして検査のあとで入れ直すやり方は、この考え方に沿っている。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

国内線と国際線で水筒の中身の扱いはここで分かれる

水筒によく入れる中身ごとに並べると、国内線の機内で運べないのはお酒の一部だけだと分かる。

水筒の中身 国内線の機内 国際線の機内 預け荷物
水・お茶・コーヒー・スポーツドリンク ○ 100ml以下の容器だけ(1リットル以下の透明の袋へ) ○
ジュース・牛乳・豆乳 ○ 100ml以下の容器だけ ○
お酒(アルコール度数24%以下) ○(買ったときの容器のまま) 100ml以下の容器だけ ○(買ったときの容器のまま)
お酒(24%を超え70%以下) ○(1人5リットルまで) 100ml以下の容器だけ ○(1人5リットルまで)
お酒(70%を超える) × × ×
お酒を水筒に移し替えたもの × × ×

出典: 国土交通省(PDF)・国土交通省(PDF)・スカイマーク・成田国際空港(2026年9月27日に集めた)

国内線では水・お茶・コーヒー・ジュースのようなアルコールを含まない飲み物に、国際線のような容器の制限がかからない。スカイマークはアルコール度数24%以下の飲み物を機内持ち込みも預けも○にしている。出典: スカイマーク「お問い合わせの多いもの」

お酒は度数で上限が変わる。スカイマークの表では24%を超えて70%以下のお酒は1人5リットルまでで、70%を超えるものは機内も預けも×だ。国交省の代表例も24%を超えて70%以下のお酒に5リットルの上限を付けている。出典: スカイマーク「お問い合わせの多いもの」・国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)

国際線の機内では、水でもお酒でも100ml以下の容器という制限がかかる。預け荷物ならこの制限は無く、成田空港はスーツケースに入れて預ければ100mlを超える液体物も運べると案内している。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

水筒は中身を入れたまま機内へ持ち込める?。乗るのは国内線?。水筒の容量は100ml以下?。中身ごとOK。水もお茶も入れたまま通せる。透明の袋へ。1リットル以下の袋に入れて通す。空にして通す。検査の前に飲み切り検査後に入れる。ただし お酒を水筒に移し替えたものは国内線でも運べない。飛行機の神様が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

判定は2つの問いで済む。国内線に乗るなら中身を入れたまま検査に進める。国際線で水筒が100mlより大きいなら、検査の前に空にするか預け荷物に入れる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

お酒を水筒に移し替えると国内線でも運べない

国交省の代表例では、アルコール度数24%以下のお酒も24%を超えて70%以下のお酒も機内持ち込みと預けが○になっている。ただしどちらにも「小売販売されている容器に収納されていること」という条件が付いている。そのうえで、スキットル等の水筒型のものに移し替えたお酒は不可とはっきり書かれている。出典: 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)

スキットルはお酒を持ち歩くための平たい小瓶だ。ふつうの水筒も水筒型の容器なので同じ扱いになる。家で日本酒やワインを水筒に移して機内で飲もうとすると、この条件に当たって運べなくなる。国内線でも国際線でも同じで、預け荷物に入れても運べない。

70%を超えるお酒は容器にかかわらず運べない。国交省のリストは、従来どおり70%を超えるアルコール飲料は客室内への持ち込みも受託手荷物での取り扱いもできないとしている。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

国際線ではお酒も液体物なので、度数にかかわらず100ml以下の容器という制限もかかる。例外は検査のあとで買ったお酒で、成田空港は出国手続きのあとに免税店で買ったお酒などの液体物は制限にかかわらず持ち込めると案内している。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

旅先でお酒を運ぶなら、買ったときの瓶や缶のまま運ぶ。ANAは瓶に入ったお酒や飲み物は壊れやすいので、国内線では機内に持ち込むよう案内している。出典: ANA「食品・飲料品(国内線)」

赤ちゃんの飲み物や薬は必要な量なら申し出て持ち込める

国交省の液体物のリストには、100ml以下という容器の制限がかからない例外がある。液状の処方薬や市販薬は、「医薬品」として検査員に申し出れば持ち込める。1リットル以下の袋に入れる必要もない。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

乳幼児を連れているときは、乳幼児食品・母乳・乳児用の飲み物も例外になる。リストには乳児用のほうじ茶や乳幼児用のスポーツドリンクが例として載っている。持ち込めるのは客室内で必要な量に限られ、検査員への申し出が要る。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

食事療法をしている人や体の不自由な人のための水・ジュース・液状の栄養食品も、同じように必要な量なら持ち込める。検査員は処方箋の写し・薬袋・診断書などを見せるよう求めることがある。疑わしいときは体に触れる検査や荷物を開ける検査をすることもある。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

100ml以下の容器に入った液状の薬なら、1リットル以下の袋に入れれば申し出なくてもほかの液体と同じように持ち込める。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

赤ちゃんのミルクをつくるお湯が要るなら、空港の設備も使える。羽田空港は各ベビールームにも給湯設備があると案内している。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

水筒に入れる飲み物の案内は航空会社で書き方が違う

飲み物の扱いは、航空会社の案内ページによって書いている中身が違う。成田空港も、載せているのは乗り入れている航空会社の代表的なルールで会社によっては独自の制限があると断っている。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

国内線の案内を並べると、ANAは容器の割れやすさを書きスカイマークは度数ごとの上限を書いている。

案内している所 飲み物の扱い お酒の扱い
ANA(国内線) 瓶に入った飲み物は壊れやすいので機内へ持ち込むよう案内 アルコール度数によって危険物になる場合がある
スカイマーク アルコール度数24%以下の飲み物は機内も預けも○ 24%を超え70%以下は1人5リットルまで・70%を超えると機内も預けも×
国土交通省(全社に共通の決まり) 国際線は100ml以下の容器を1リットル以下の袋に入れる 買ったときの容器のままが条件・水筒型に移し替えたものは不可

出典: ANA・スカイマーク・国土交通省(PDF)・国土交通省(PDF)(2026年9月27日に集めた)

ANAは海産物や漬物のように水が漏れるおそれのある食品を預けるときは、十分に梱包するよう求めている。機内に持ち込むときは座席の上の収納棚ではなく、足元などに置くよう書いている。中身が入った水筒も漏れれば周りをぬらすので、同じように足元に置くと安心だ。出典: ANA「食品・飲料品(国内線)」

ANAはお酒について、アルコール度数によっては危険物に当たる場合があると書いている。度数ごとの細かい線引きを表で出しているのはスカイマークのほうだ。出典: ANA「食品・飲料品(国内線)」・スカイマーク「お問い合わせの多いもの」

国交省の代表例も、航空会社の社内規則でもっと厳しく制限されている場合があるとしている。国際線では外国の当局の規則で制限されることもあるので、乗る会社の案内を先に見ておく。出典: 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)

会社ごとの決まりをまとめて見るなら、飛行機の神様の持ち込み早見表が早い。111品目について17社の公式ページを横に並べていて、会社ごとの独自の決まりを115件載せている。

保安検査では水筒の中身を最後に検査員が見て決める

国交省のリストは、量の制限の対象になるかどうかの具体的な判断を最終的に保安検査場の検査員が行うとしている。リストに載っている品目でも、液体を少ししか含まないものは持ち込みが認められることがある。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

ただし国交省は、できるだけスーツケースなどに入れて預けるよう頼んでいる。検査を早く済ませて混乱を防ぐためで、海外で同じ扱いになるとは限らないことも理由に挙げている。中身の入った100mlを超える水筒は、国際線では預けるか空にするかのどちらかになる。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

成田空港は、手荷物に入った100ml(g)を超える液体物を保安検査場で放棄してもらうと案内している。保安検査のあとのエリアは危険物所持制限区域で、すべての人に保安検査を受けてもらう決まりだ。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

国内線は国際線の液体物の制限の外なので、水やお茶の入った水筒もそのまま検査に出せる。出典: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」

国際線の手荷物 水筒まわりの○と×。国際線の手荷物。空の水筒。中身を捨てたもの。お茶を入れた水筒。100mlを超える容器。100ml以下の小瓶。1リットル以下の袋へ。検査後に買った水。海外乗り継ぎは注意。お酒を移した水筒。預けても運べない。赤ちゃんのミルク。検査員に申し出る。水筒の中身は検査のあとで入れ直す。飛行機の神様が作ったイラスト図解(荷物の中身に○×)

国際線で迷いやすいのは、赤ちゃんのミルクや薬と検査のあとで買った飲み物だ。この2つは100mlを超えても持ち込めるが、それ以外の中身が入った100mlを超える水筒は通らない。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)・成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

水筒で保安検査に止められないための手順は5つある

当日にあわてないための手順を、家を出る前から順に並べる。

  1. 乗る便が国内線か国際線かを先に確かめる。国内線なら中身を入れたまま進める。国際線なら検査の前に中身を飲み切る。
  2. 国際線は水筒を空にしてから検査に並ぶ。容器が100mlを超えていれば、ひと口ぶん残っているだけでも持ち込めない。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」
  3. お酒は買ったときの容器のまま運ぶ。水筒に移し替えたお酒は国内線でも国際線でも運べない。出典: 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)
  4. 乗る空港の検査のあとの給水場所を調べておく。羽田空港の国際線なら第2ターミナルの出国後エリアと第3ターミナルの出国後エリアに給水給湯器がある。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」
  5. 乗り継ぐ空港と帰りの空港の決まりも見る。検査のあとで買った飲み物でも、海外で乗り継ぐと再検査で没収されることがある。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)
国際線で水筒を使う当日の流れ。検査の前に飲み切る。少しでも残ると持ち込めない。空のまま検査へ。液体が無ければ制限の外。出国後に水を入れる。羽田は給水給湯器が5か所。機内へ持ち込む。乗り継ぎ先の決まりも見る。お酒は水筒に移さず買った容器のまま。飛行機の神様が作ったイラスト図解(横並びの手順コマ)

国内線で水筒を使うなら、検査の前に水飲み場やお店で中身を入れておけばいい。国内線の検査のあとに給水給湯器がない羽田空港では、とくにこの順番が早い。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」

国際線で水筒に中身が残っていたら捨てるか預けるかの二択になる

国際線の保安検査で100ml(g)を超える容器の液体が見つかると、成田空港の案内では保安検査場で放棄することになる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

検査場に並ぶ前に気づけば、選べる道は2つある。1つは中身を飲み切るか捨てて、空の水筒だけを持って進むことだ。もう1つはチェックインカウンターで預け荷物に入れることだ。成田空港はスーツケースに入れて預ければ100mlを超える液体物も運べるとしている。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

預け荷物に入れ直すにはカウンターへ戻る時間が要る。出発まで時間がないときは中身を捨てるほうを選ぶことになる。水やお茶なら捨てても損は小さいが、高いお酒や旅先へのおみやげは最初から預けておきたい。

捨てる道しかないものもある。水筒に移し替えたお酒は預けても運べないので、検査で見つかれば手放すしかない。アルコール度数が70%を超えるお酒も、機内にも預けにも入れられない。出典: 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)・国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

赤ちゃんのミルクや薬なら、捨てる前に検査員へ申し出る。国交省のリストで例外になっていて、必要な量なら持ち込める。出典: 国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

空にした水筒は検査のあとの給水場所で入れ直せる

羽田・関西・福岡の3空港の公式の案内を並べると、関西空港は国際線の検査のあとの場所をゲート番号で示している。

空港 公式の呼び名 置いてある場所(公式の案内)
羽田空港 噴水式水飲み場・給水給湯器 保安検査のあとは3つのターミナルで44か所。給水給湯器は第2ターミナル国際線エリアと第3ターミナル
関西国際空港 ウォータークーラー 国際線出国後のエリア。本館は20・22ゲート付近のトイレ前・北ウイングは12番と15番ゲート付近・南ウイングは36番と30番と29番ゲート付近
福岡空港 給水機 国内線旅客ターミナルビルの1Fに3か所と2Fに6か所。国際線旅客ターミナルビルの1Fに2か所と3Fに4か所(場所は各階のマップのアイコンで示す)

出典: 羽田空港旅客ターミナル・関西国際空港・福岡空港(2026年9月27日に集めた)

関西国際空港は、国際線出国後のエリアのウォータークーラーをゲートの近くで案内している。本館は20・22ゲート付近のトイレ前にある。北ウイングは12番と15番のゲート付近で、南ウイングは36番・30番・29番のゲート付近だ。乗るゲートが決まったら、近いウォータークーラーで入れてから搭乗口に向かうと無駄がない。出典: 関西国際空港「ウォータークーラーはどこですか(国際線セキュリティチェック後)」

福岡空港はターミナルビルの各所に飲料水の給水機を置いている。国内線旅客ターミナルビルは1Fに3か所と2Fに6か所で、国際線旅客ターミナルビルは1Fに2か所と3Fに4か所だ。場所は各階のマップのアイコンで示していて、保安検査の前か後かはマップで確かめる形になっている。出典: 福岡空港「飲料水」

検査のあとで飲み物を買う手もある。成田空港は出国手続きを済ませたあとに免税店などで買ったペットボトルの飲み物なら、機内へ持ち込めると案内している。ただし海外で乗り継ぐと、再検査のときに海外のルールで没収されることがあると国交省は注意している。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」・国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)

成田空港は海外で国際線を乗り継ぐ人も空港内の免税店で100mlを超える液体物を買えるよう、STEBsという仕組みを入れている。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

中身を預け荷物に回す手もある。スーツケースに飲み物を入れるときの液漏れの防ぎ方は飛行機のペットボトルはスーツケースに入れて平気?破裂と没収の分かれ目で書いている。

小さな容器に分けて持ち込むなら、ジッパー付きの透明なプラスチック袋が要る。成田空港の案内では、袋は容量1リットル以下で縦横20cm以下のものを1人1つまで使える。マチ付きの袋は使えず、袋は自分で用意する。コンビニやホームセンターで売っていて、成田空港の中ならレストラン・ショップ一覧のページにある「ジッパー付き透明袋販売店」のタグで店を探せる。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

検査のあとで水筒に水を入れられる場所。乗る場所。検査後の給水。羽田T2の国際線側。給水給湯器2か所。出国後エリアの2F。羽田T3。給水給湯器3か所。水飲み場も16か所。羽田T1とT2の国内線側。水飲み場だけ。T1は5か所・T2は15か所。関西空港の国際線。ゲート付近。本館は20・22ゲート。ただし 国内線は検査の前に入れて中身ごと通せる。飛行機の神様が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)

海外の空港でも水筒の中身には100mlの決まりがかかる

帰りの便は海外の空港で保安検査を受ける。成田空港も、到着先の空港や旅行先から帰国するときの出発空港で検査がある場合があると注意している。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

英国・EU・日本の決まりを並べると、容器の上限はほぼそろっていて違いは免税品の扱いに出る。

出発する空港 1つの容器の上限 透明の袋 空港で買った飲み物
英国の空港 多くの空港は100ml。一部しか入っていなくても同じ。2リットルまで認める空港もある 空港による。求められたら1リットル以下で約20cm×20cmの袋に入れて1人1つ 封をした袋の中にレシートが見える形で入っていれば通せる
EUの空港 100ml。超える容器は預け荷物へ 最大1リットルの透明な袋 赤い縁の袋に封をしたまま最終目的地まで開けない
日本の空港(国際線) 100ml(g) 1リットル以下で縦横20cm以下のジッパー付きを1人1つ 出国手続きのあとに買ったものは持ち込める。海外で乗り継ぐと没収されることがある

出典: GOV.UK・Your Europe・成田国際空港・国土交通省(PDF)(2026年9月27日に集めた)

米国のTSAは空の水筒を機内持ち込みも預け荷物も「Yes」としている。通してよいかの最後の判断はTSAの検査官にあるという注意も添えている。このページの最終更新は2017年3月30日だ。出典: TSA「Empty Water Bottle」

英国政府は水を含むすべての飲み物を液体に数えている。多くの空港では100mlを超える容器を検査に通せず、容器に一部しか入っていなくても同じ扱いだ。一部の空港は2リットルまでの容器を認めていて、決まりは空港ごとに違う。出典: GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports: Liquids」

そのため英国政府は、出発する空港と乗り継ぐ空港の決まりを帰りの便の分まで確かめるよう求めている。凍らせた液体も手荷物には入れられないので、水筒の中身を凍らせて持って行くやり方は英国の空港では使えない。出典: GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports: Liquids」

英国のすべての空港で2リットルまでの容器を通せる例外もある。医療に欠かせないもの・特別な食事・赤ちゃんの食べ物やミルクが対象だ。空港や機内で買った免税品は、買ったときに封をした袋の中にレシートが見える形で入っていれば通せる。出典: GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports: Liquids」

EUの空港から乗る便では、液体を1つ100ml以下の容器に入れて最大1リットルの透明な袋にまとめる。100mlを超える容器は預け荷物に入れる決まりで、薬と赤ちゃんの食べ物には量の制限がかからない。出典: Your Europe「Luggage restrictions」

EUの免税品は、買ったときに渡される赤い縁の袋に品物とレシートを封をしたまま入れておけば手荷物で運べる。最終目的地に着くまで袋は開けられない。検査官が袋やボトルを開けて調べることもあり、その先で乗り継ぐなら検査官に伝えると新しい袋に封をし直してもらえる。出典: Your Europe「Luggage restrictions」(ページの最終確認は2026年6月16日)

飛行機の水筒でよく聞かれる質問に答える

Q. 国際線で水筒を機内に持ち込むにはどうする?
A. 中身を空にしてから保安検査を通す。日本を出る国際線では100ml(g)を超える容器に入った液体を持ち込めず、少し残っているだけでも放棄することになる。空にした水筒は検査のあとの給水場所で入れ直せる。出典: 成田国際空港

Q. 水筒に飲み物を入れたまま預け荷物にしてもいい?
A. 水やお茶なら預けられる。成田空港はスーツケースに入れてカウンターで預ければ100mlを超える液体物も運べると案内している。お酒を水筒に移し替えたものは国交省の決まりで預けても運べない。出典: 成田国際空港・国土交通省(PDF)

Q. 国内線なら水筒にお茶を入れたまま保安検査を通れる?
A. 通れる。国交省の液体物の量の制限は国際線にかかる決まりだ。スカイマークはアルコール度数24%以下の飲み物を機内に持ち込めるとしている。ただしお酒を水筒に移し替えたものは国内線でも運べない。出典: スカイマーク

Q. 羽田空港で保安検査のあとにマイボトルへ水を入れられる?
A. 入れられる。公式の場所一覧を数えると、保安検査のあとの水飲み場と給水給湯器は3つのターミナルで44か所ある。マイボトルに入れやすい給水給湯器は第2ターミナル出国後エリアの2か所と第3ターミナル出国後エリアの3か所だけだ。出典: 羽田空港旅客ターミナル

Q. 水筒にお酒を入れて飛行機に乗れる?
A. 乗れない。国交省の代表例は、お酒が小売で売られている容器に入っていることを条件にしている。スキットルのような水筒型の容器に移し替えたものは、アルコール度数24%以下でも機内持ち込みと預けのどちらもできない。出典: 国土交通省(PDF)

Q. 赤ちゃんのミルクは100mlを超えても国際線で持ち込める?
A. 乳幼児を連れているときに限り、機内で必要な量なら持ち込める。国交省の液体物のリストは乳幼児食品や母乳を例外にしていて、保安検査員への申し出が要る。羽田空港は各ベビールームに給湯設備がある。出典: 国土交通省(PDF)

Q. 保安検査のあとで買ったペットボトルは機内に持ち込める?
A. 持ち込める。成田空港は出国手続きを済ませたあとに免税店などで買ったペットボトルの飲み物なら機内へ持ち込めると案内している。ただし海外で乗り継ぐときは、再検査で没収されることがあると国交省は注意している。出典: 成田国際空港・国土交通省(PDF)

水筒は国内線なら中身ごと運び国際線は検査のあとで入れ直す

水筒は国内線なら中身を入れたまま保安検査を通せる。国際線は100ml(g)を超える容器の液体を持ち込めないので、検査の前に空にして検査のあとで入れ直す。出典: 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」

羽田空港で保安検査のあとに水を入れられる場所は3つのターミナルで44か所あり、マイボトルに入れやすい給水給湯器は国際線側の5か所だけだ。お酒は買ったときの容器のまま運び、水筒に移し替えない。出典: 羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」・国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)

赤ちゃんの飲み物や薬は必要な量なら検査員に申し出て持ち込める。海外から帰る便は、出発する空港と乗り継ぐ空港の決まりもあわせて確かめておく。

この記事が見た公式ページ

成田国際空港とスカイマークと東京国際空港と国土交通省など10本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

  1. 1成田国際空港成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」
  2. 2スカイマークスカイマーク「お問い合わせの多いもの」
  3. 3東京国際空港羽田空港旅客ターミナル「水飲み場・給水給湯器」
  4. 4国土交通省国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)
  5. 5国土交通省国土交通省「量的制限の対象となる液体物のリスト」(PDF)
  6. 6国土交通省国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」
  7. 7全日本空輸ANA「食品・飲料品(国内線)」
  8. 8関西国際空港関西国際空港
  9. 9福岡空港福岡空港
  10. 10アメリカ運輸保安庁TSA「Empty Water Bottle」

最終確認 2026年9月27日

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