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飛行機のライターは5種類で○×が違う!ジッポとターボの境目

公開 読了 約13分
ライター5種類の持ち込み判定。条件なしOKが40%。条件つきOKが20%。持ち込めないが40%。制作:飛行機の神様。

飛行機にライターは持ち込める

使い捨てライターとジッポは1人1個まで持ち込める。ターボライターとオイルタンク式は持ち込めない。

飛行機にライターを持っていけるかは種類で決まる。国土交通省の規定で使い捨てガスライターと吸収剤入りオイルライター(ジッポなど)は1人1個まで身につけて機内に持ち込める。ターボライターやオイルタンク式ライターは機内への持ち込みも預け入れもできない。

どの種類でも預け荷物に入れることはできない。ライターは国土交通省の制限品227品目の中で「機内に持ち込めるが預けはできない」わずか3品目に入っている。

この記事でわかること

  • ライター5種類ごとの持ち込み・預けの○×
  • 使い捨て・ジッポ・ターボ・電子の境目がどこにあるか
  • ANA・Peach・ジェットスターなど航空会社ごとに変わるポイント
  • アメリカ(TSA)・イギリスのルール
  • 保安検査で取り上げられたときの選択肢

ライター5種類の持ち込み・預けの○×を一覧にした

国土交通省の規定とANA・スターフライヤーなど各社の公式ページをもとに5種類の判定をまとめた。

種類 具体例 持ち込み 預け
使い捨てガスライター 100円ライター・注入式ガスライター ○(1人1個) ×
吸収剤入りオイルライター ジッポなど綿が入ったオイルライター ○(1人1個) ×
オイルタンク式ライター 吸収剤(綿)が入っていないオイルライター × ×
ターボライター ジェットライター・ブルーフレームライター・葉巻用ライター × ×
電子ライター リチウム電池で動くライター(USB充電式など) △(条件あり) ×

出典: 国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物の代表例」(PDF)、スターフライヤー「機内持ち込み・お預けに制限があるもの」(2026年9月時点)

使い捨てガスライターと吸収剤入りオイルライター(ジッポ)は1人1個まで持ち込める。ここでいう「1個」はライターか安全マッチのどちらか1個という意味で、両方は持てない。

持ち込むときはカバンに入れず身につけて携帯する。ANAの公式ページでは「身につけて携帯・携行し喫煙に使用するもの」と書かれている。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)」

スカイマークは「手荷物に入れず身につけてください」とさらに明確に書いている。出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

電子ライター(リチウム電池で動くタイプ)は条件つきで持ち込める。ANAではリチウム金属電池のリチウム含有量が2g以下でリチウムイオン電池のワット時定格量が100Wh以下のものだけが対象になる。機内での充電は禁止されている。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)」

このライターは飛行機に持ち込める?。炎が青く強力なタイプ?。オイル式で吸収剤がない?。持ち込めない。ターボ・葉巻用は預けも×。持ち込めない。吸収剤なしのオイルは漏れる。1人1個OK。身につけて携帯する。ただし 電子ライターはリチウム含有量2g以下で100Wh以下が条件。飛行機の神様が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

ライターの種類で○×が変わるのは炎と燃料が違うから

国土交通省が制限している品目は227品目ある。出典: 国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物の代表例」(PDF)

この227品目のうち「機内に持ち込めるが預けはできない」のは3品目しかない。ライターはこの3品目に入っている。ほかの品目は「機内も預けもOK」が57品目、「預ければ運べる」が107品目、「どちらもだめ」が39品目、「条件で変わる」が21品目という内訳になる。

ターボライターが持ち込めないのは青色の強力な炎を出すためだ。スターフライヤーの公式ページでは「プリミキシングライターとは、葉巻用ライターと同様に青色の炎や強力な炎を出すタイプのライターのことをいう」と説明されている。出典: スターフライヤー「機内持ち込み・お預けに制限があるもの」

ANA国際線のページではターボライター以外にもピストル型のライターやトーチ式ライターの名前を挙げて持ち込み不可としている。ジェットスター・ジャパン(GK)の公式ページでもタバコ用やジッポに加えてアーク式やプラズマ式のライターを名前を挙げて列挙している。名前が違っていても青色の強力な炎を出すタイプに当てはまれば持ち込めない。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」

オイルタンク式ライターが持ち込めないのは吸収剤(綿)が入っていないからだ。ジッポのように綿にオイルを染み込ませるタイプは液漏れしにくい。綿が入っていないオイルタンク式は液体のオイルがそのまま入っているのでオイルが漏れるリスクがある。

預け荷物にどの種類のライターも入れられないのは貨物室で発火した場合に対応できないからだ。貨物室には人がいないため火が出ても気づけない。国土交通省は「万が一、機内への持込み又はお預けできない物品を空港に持ってきてしまった場合には、お近くの係員へお申し出ください」と案内している。出典: 国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」

国内線と国際線でライターのルールはどう変わるか

国内線と国際線の基本ルールは同じだ。持ち込めるライターの種類も1人1個という上限も変わらない。

ただし国際線では出発する国や空港の規定が追加される。日本発の便は日本の規定に従えばよいが海外発の便ではその国のルールも守る必要がある。

日本の航空会社でも特定の路線でライターが全面禁止になるケースがある。

航空会社 路線 ライターの扱い
Peach 上海浦東出発便 マッチ・ライターの持ち込み・預けとも禁止
ジェットスター フィリピン・中国本土出発便 ライターの持ち込み・預けとも禁止

出典: Peach「制限のある手荷物」ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」(2026年9月時点)

上海やフィリピン・中国本土からの帰国便に乗る予定がある人は出発前にライターを処分しておく必要がある。現地のコンビニで使い捨てライターを買っても持ち帰れない。

ジェットスターはさらに台北・高雄到着便でもベイプや電子タバコの持ち込み・預けを禁止している。出典: ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」

電子タバコやベイプも渡航先によっては持ち込めない。Peachは香港・台北桃園・高雄・バンコク・シンガポール到着便で電子タバコ・無煙タバコの機内持ち込み・預けを禁止している。ジェットスターもシンガポール発着便・経由便でベイプや電子タバコの持ち運び・使用を禁止しており「発見された場合重い罰金が科せられる」と注意している。出典: Peach「制限のある手荷物」ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」

航空会社ごとのライターの扱いを比べた

日本の航空会社はすべて国土交通省の規定に従っている。そのためライターの基本的な○×は同じだ。ただし電子ライター(リチウム電池式)の記載や補足事項に差がある。

6社の公式ページで確認したライターの扱いをまとめた。

航空会社 基本ルール 電子ライター 独自の注意書き
ANA 1人1個・身につけて持ち込み 条件つきOK(リチウム含有量2g以下・100Wh以下) 機内での充電禁止
Peach 1人1個・携帯/携行 記載なし 上海浦東発は全面禁止
ジェットスター(GK) 1人1個・常に携帯 条件つきOK(リチウム含有量2g以下・100Wh以下) フィリピン・中国本土発は全面禁止
スカイマーク 1人1個・身につける 記載なし 放棄品の廃棄処分500円/1個
スターフライヤー 1人1個・身につける 記載なし 炎の写真つきで種類を解説

出典: 各社公式ページ(2026年9月時点)。ANA=国内線国際線、Peach=制限のある手荷物、ジェットスター=危険物、スカイマーク=制限のある手荷物、スターフライヤー=制限があるもの

電子ライターについて条件を明記しているのはANAとジェットスター・ジャパン(GK)だ。どちらもリチウム金属電池のリチウム含有量2g以下かつリチウムイオン電池のワット時定格量100Wh以下を条件にしている。記載がない航空会社でも国土交通省の規定が適用されるため同じ条件で持ち込める。

ジェットスターはカバンではなくポケットなどに入れて常に携帯するよう求めている。「機内持込手荷物または受託手荷物内に入れることはできません」と明記されている。出典: ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」

ジェットスター・ジャパン(GK)はリチウム電池で動くライターの持ち込みを認めているが条件が細かい。リチウム含有量2g以下かつワット時定格量100Wh以下であること、機内で充電しないこと、端子をテープで保護すること、機内で意図しない発熱が起こらないよう措置を講じることの4つを求めている。出典: ジェットスター「危険物/制限のある手荷物」

ライター以外の品目も含めた判定は持ち込み早見表で111品目×17社の○×が見られる。

ライター5種類の持ち込みの○×。ポケットの中。使い捨てライター。1人1個。ジッポ。吸収剤入り。電子ライター。条件あり。ターボライター。預けも×。オイルタンク式。吸収剤なし。ライター用燃料。預けも×。預け荷物にはどの種類も入れられない。飛行機の神様が作ったイラスト図解(荷物の中身に○×)

保安検査でライターはどう扱われるか

ライターは保安検査を通る前にポケットに入れておく。カバンの中に入れていると検査で指摘される。

スカイマークは「手荷物に入れず身につけてください」と案内している。出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

ANAも「身につけて携帯・携行する小型の喫煙用ライターまたは小型の安全マッチ」と書いている。手荷物に入れるのではなく身につけて持ち込むのがルールだ。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)」

ターボライターを持っていると保安検査で止められる。スターフライヤーの公式ページではターボライターの炎と普通のライターの炎の写真を並べて違いを見せている。青色の強力な炎が出るライターが該当する。出典: スターフライヤー「機内持ち込み・お預けに制限があるもの」

2個以上のライターを持っていた場合は1個を残してあとは放棄になる。放棄したライターは戻ってこない。

スカイマークは降機時にもライターの確認を求めている。公式ページでは「小型のライターは手荷物には入れずに常にお手元にあることをお確かめいただき、航空機をお降りの際は再度お手回り品をご確認ください」と案内している。ライターを機内に忘れた場合はすぐに客室乗務員か地上係員に知らせるよう書かれている。出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

ライターの没収を防ぐには出発前に3つ確認する

  1. ライターの種類を確認する。炎が青く強力なタイプはターボライターだ。ジッポは吸収剤(綿)が入っているので持ち込める。迷ったら「青い炎が出るかどうか」で判断する
  2. 1個だけ選んでポケットに入れる。ライターか安全マッチのどちらか1個だけ持っていく。残りは自宅に置いていく
  3. 予備のライターと燃料は持っていかない。ライター用の補充ガスやオイルは機内にも預け荷物にも入れられない。スカイマークは「補充用のオイルおよびガスはお持ち込みもお預かりもできません」と書いている

出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

スーツケースにうっかりライターを入れてしまう人は多い。預け荷物にはどの種類のライターも入れられないので出発前に中身を確認しておくとよい。

保安検査でライターを取り上げられたらどうなるか

保安検査でターボライターや2個目のライターが見つかった場合はその場で放棄するか預け直すかの二択になる。

  • 放棄する:保安検査場にある放棄品箱に入れる。一度放棄したライターは戻ってこない
  • 預け直す:時間に余裕があれば手荷物カウンターまで戻ってスーツケースを開けて入れ直すことができる。ただしライター自体は預け荷物に入れられないため結局は放棄になる

スカイマークの公式ページではピストル型ライターや手榴弾型ライターを「凶器類似品」に分類している。これらは通常のライターとは別の基準で検査され、機内への持ち込みもお預かりもできない。出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

スカイマークでは放棄品箱に入らない機内持込制限品の廃棄処分に500円/1個の手数料がかかる。出典: スカイマーク「制限のある手荷物」

没収されたときの詳しい流れは「ライターは空港で没収される?1人1個まで通せる種類と通せない種類」で種類ごとにまとめている。通せるライターと通せないライターの判定例もそちらに載っている。

ライターの代わりに持っていけるものはあるか

ライターの代わりに安全マッチを1個持ち込める。ただしライターとマッチの「いずれか1個」なので両方は持てない。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)」

ターボライターしか持っていない人は出発前に空港のコンビニや売店で使い捨てライターを買うのが手っ取り早い。使い捨てライターなら1人1個持ち込める。

ANAは国際線の案内ページで「ライター等の置き忘れにご注意ください」と見出しを立てている。空港でライターをポケットから出して手荷物に入れたまま忘れたり、保安検査で預け直したあとに受け取り忘れたりするケースがある。出発前も到着後もライターの所在を確認しておくとよい。出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」

海外旅行の帰りにライターを持ち込めない路線(Peachの上海浦東発やジェットスターのフィリピン・中国本土発)を使う場合は現地で処分するしかない。帰国後に日本のコンビニで買い直すのがいちばん確実だ。

アメリカ・イギリスではライターの規定がどう違うか

海外でも基本は「使い捨てライターとジッポは機内に持ち込める」という点は共通している。ただし預け荷物のルールに大きな違いがある。

国・地域 機内持ち込み 預け荷物 特記事項
日本 1人1個(身につけて) × ターボ・オイルタンク式は持ち込みも×
アメリカ(TSA) 燃料なしは○。DOT認可ケース入りで2個まで 最終判断は検査官が行う
イギリス 1個(再封可能な袋に入れて身につける) × 保安検査後の手荷物にも入れられない

出典: TSA 「Lighters (Disposable and Zippo)」(2026年7月14日更新)、UK Government 「Hand luggage restrictions at UK airports」

アメリカ(TSA)は預け荷物のルールが日本と異なる。使い捨てライターとジッポは燃料が入っていなければ預け荷物に入れられる。燃料が入っていても米国運輸省(DOT)認可のケースに入れれば2個まで預けられる。出典: TSA 「Lighters (Disposable and Zippo)」

イギリスでは持ち込めるライターは1個までで再封可能なプラスチック袋(液体物と同じ袋)に入れてフライト中ずっと身につけておく必要がある。預け荷物には入れられない。保安検査を通ったあとの手荷物にも入れてはいけない。出典: UK Government 「Hand luggage restrictions at UK airports」

EUでは爆発物や引火性物品は機内・預けとも禁止とされているがライター固有の細かいルールは各空港や各航空会社が定めている。渡航前に空港のウェブサイトで確認するよう案内されている。出典: Your Europe 「Luggage restrictions」

ライターの持ち込みでよくある疑問に答える

Q. ターボライターは飛行機に持ち込めるか
A. 持ち込めない。ターボライター(ジェットライター・ブルーフレームライター)は青色の強力な炎が出るタイプで機内への持ち込みも預け入れもできない。使い捨てライターかジッポに替えれば1人1個まで持ち込める。

Q. ジッポライターは飛行機に持ち込めるか
A. 持ち込める。ジッポのように吸収剤(綿)が入ったオイルライターは1人1個まで身につけて機内に持ち込める。ただし吸収剤が入っていないオイルタンク式ライターは持ち込めない。見分け方は中に綿が見えるかどうかだ。

Q. 飛行機にライターは何個まで持ち込めるか
A. 1人1個まで。使い捨てライターか安全マッチのどちらか1個を身につけて持ち込める。2個以上持っていると保安検査で1個を残してあとは放棄になる。

Q. 電子ライターは飛行機に持ち込めるか
A. リチウム金属電池のリチウム含有量が2g以下でワット時定格量が100Wh以下なら持ち込める。ANAとジェットスター・ジャパン(GK)が公式ページに条件を明記している。機内での充電は禁止だ。

Q. ライターを預け荷物に入れてしまったらどうなるか
A. どの種類のライターも預け荷物には入れられない。出発前に気づいたら手荷物カウンターでスーツケースを開けてライターを取り出す。保安検査で見つかった場合は放棄になる。

Q. 国際線のライターのルールは国内線と違うか
A. 基本は同じで1人1個まで身につけて持ち込める。ただしPeachの上海浦東出発便やジェットスターのフィリピン・中国本土出発便ではライターの持ち込みが全面禁止になる。渡航先の規定も事前に確認しておくとよい。

ライターは種類を確認すれば1人1個持ち込める

飛行機にライターを持ち込めるかは種類で決まる。使い捨てガスライターとジッポ(吸収剤入りオイルライター)は1人1個まで身につけて持ち込める。ターボライターとオイルタンク式ライターは機内にも預け荷物にも入れられない。

出発前に自分のライターが「青い炎の出るタイプかどうか」と「オイル式なら吸収剤(綿)が入っているかどうか」を確認しておけば保安検査で止められることはない。

電子ライターはリチウム含有量2g以下・ワット時定格量100Wh以下であれば持ち込める。どの種類でも予備のライターと補充用の燃料は持っていけない。1個だけポケットに入れて出発しよう。

この記事が見た公式ページ

国土交通省とスターフライヤーと全日本空輸とスカイマークなど9本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

  1. 1国土交通省国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物の代表例」
  2. 2スターフライヤースターフライヤー「機内持ち込み・お預けに制限があるもの」
  3. 3全日本空輸ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)」
  4. 4スカイマークスカイマーク「制限のある手荷物」
  5. 5全日本空輸ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」
  6. 6ジェットスタージェットスター「危険物/制限のある手荷物」
  7. 7国土交通省国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
  8. 8ピーチ・アビエーションPeach「制限のある手荷物」
  9. 9アメリカ運輸保安庁TSA 「Lighters (Disposable and Zippo)」

最終確認 2026年9月17日

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