東京から札幌へは7社が飛ぶ国内最大の路線だ
東京から札幌(新千歳空港)への路線は年間の旅客数が1,031万人で国内1位です。出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
この路線にはJAL・ANA・AIRDO・スカイマーク・Peach・ジェットスター・スプリング・ジャパンの7社が就航しています。羽田から出る会社が4社、成田から出る会社が3社です。大手のJALとANAに加えて北海道に強いAIRDOやLCC3社がそろっているため選択肢が多い路線になっています。
羽田発の新千歳行きだけでも旅客数は10,262,367人で座席利用率は85.3%です。前年の旅客数9,512,671人(座席利用率80.1%)から前年比107.9%に増えました。成田発の新千歳行きも旅客数1,945,079人で座席利用率は87.7%です。どちらの空港から飛んでも座席の8割以上が埋まっている状態です。出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
この記事では東京から札幌への7社を出発空港・座席利用率・運賃・空港の出発口など複数の切り口で比べています。旅行や出張で札幌へ行く予定のある人は航空会社を選ぶときの参考にしてください。

東京から新千歳への旅客数を主要路線5本と比べた
東京から新千歳への路線がどれくらい大きいのかを数字で確かめます。国土交通省の航空輸送統計から羽田・成田発の主要路線を並べると旅客数の差がはっきり見えます。
羽田発の主要路線で旅客数と座席利用率を比べると新千歳行きが最も多い。
| 路線 | 旅客数 | 座席利用率 |
|---|---|---|
| 羽田→新千歳 | 10,262,367人 | 85.3% |
| 羽田→福岡 | 9,398,686人 | 80.8% |
| 羽田→那覇 | 6,936,947人 | 85.8% |
| 羽田→大阪 | 5,333,797人 | 84.2% |
| 羽田→鹿児島 | 2,532,765人 | 77.0% |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)/2025年の数値
羽田発では新千歳行きの旅客数が10,262,367人で福岡行きの9,398,686人を上回っています。座席利用率も85.3%あり8割を切っている路線と比べると需要の厚さがわかります。
前年からの伸び率を比べると羽田→大阪の108.3%が最も高く羽田→新千歳の107.9%が続いています。上位2路線はどちらも前年比で7%以上伸びており旅客数の規模だけでなく伸びの勢いでも新千歳行きは上位にあります。
成田発の路線でも新千歳行きの旅客数は突出している。
| 路線 | 旅客数 | 座席利用率 |
|---|---|---|
| 成田→新千歳 | 1,945,079人 | 87.7% |
| 成田→福岡 | 1,561,314人 | 86.8% |
| 成田→那覇 | 766,658人 | 91.2% |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)/2025年の数値
成田発でも新千歳行きが旅客数1,945,079人で最も多くなっています。座席利用率は成田→那覇の91.2%が全体で最も高い数字ですが旅客数では新千歳行きが大きく上回ります。
羽田と成田を合わせた東京-札幌の旅客数は1,031万人で国内の路線として1位です。50路線の詳しい順位は「国内線で混んでいる路線はどこ?」でまとめています。
東京と札幌の便は羽田発と成田発で座席利用率が違う
同じ東京から札幌でも出発空港が羽田か成田かで数字に違いがあります。羽田は大手とAIRDO・スカイマークが飛び、成田はLCC3社が集中しています。それぞれの旅客数と座席利用率を並べて違いを確かめましょう。
羽田と成田では旅客数の規模が大きく異なり座席利用率は成田がやや高い。
| 空港 | 旅客数 | 座席利用率 | 前年の旅客数 |
|---|---|---|---|
| 羽田→新千歳 | 10,262,367人 | 85.3% | 9,512,671人(80.1%) |
| 成田→新千歳 | 1,945,079人 | 87.7% | 2,106,919人(87.3%) |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)/2025年の数値
旅客数は羽田発が10,262,367人で成田発の1,945,079人を大きく上回っています。都心からのアクセスのしやすさと便数の多さが羽田に旅客を集めている要因です。
一方で座席利用率を見ると成田発の87.7%が羽田発の85.3%を上回ります。成田はLCC3社が就航しておりLCCは座席を埋めて飛ばす運航スタイルのため利用率が高くなりやすい傾向があります。
羽田発は前年から座席利用率が80.1%→85.3%へ上がっています。旅客数も前年比107.9%に伸びておりコロナ禍後の回復が進んでいることを示しています。成田発は前年の旅客数2,106,919人(87.3%)から1,945,079人(87.7%)に減っていますが座席利用率はほぼ横ばいです。前年比は92.3%でした。
「座席が取りやすいかどうか」で選ぶなら羽田発のほうが座席利用率がやや低いため空席を見つけやすいと考えられます。ただし羽田発は便数が多いためピーク時期にはどちらの空港でも早めの予約が必要です。
東京から札幌へ飛んでいる航空会社は空港ごとに違う
東京から札幌へ飛ぶ7社は羽田組と成田組にきれいに分かれています。航空会社を決めると出発空港も自動的に決まるため自宅や宿泊先からどちらの空港が近いかもあわせて考えると便利です。
羽田発と成田発で乗れる航空会社が異なる。
| 出発空港 | 航空会社 | 種別 |
|---|---|---|
| 羽田 | JAL | 大手 |
| 羽田 | ANA | 大手 |
| 羽田 | AIRDO | 中堅 |
| 羽田 | スカイマーク | 中堅 |
| 成田 | Peach | LCC |
| 成田 | ジェットスター | LCC |
| 成田 | スプリング・ジャパン | LCC |
飛行機の神様編集部調べ/2026年9月時点。対象路線が航空会社ごとに異なるため運航実績の単純な比較には適さない点に注意。

羽田からはJALとANAの大手2社に加えてAIRDOとスカイマークが飛んでいます。AIRDOは北海道を拠点とする航空会社で羽田と北海道各地を結ぶ路線に特化しています。スカイマークは大手より安い運賃を打ち出しておりサービスの充実と価格のバランスで選ばれています。
成田からはPeach・ジェットスター・スプリング・ジャパンのLCC3社が飛んでいます。LCCは受託手荷物や座席指定を別料金にして基本運賃を下げるモデルです。荷物が少ない人やとにかく安く行きたい人に向いています。
このように大手で行くなら羽田・LCCで安く行くなら成田と覚えておくとわかりやすいです。旅行の目的や予算に合わせて空港と航空会社をセットで考えてみてください。
成田発のLCCはジェットスターが片道4,790円から乗れる
成田発の3社の中でも運賃の安さが目立つのがジェットスターです。成田→新千歳のStarter運賃は片道4,790円から設定されています。出典: ジェットスター「フライトスケジュール」
ただしこの4,790円はStarter運賃の最安値です。計2個・合計7kgまでの機内持込手荷物は含まれますが受託手荷物は含まれていません。スーツケースを預けたい場合は追加料金が必要です。
ジェットスターは国内線で15都市・18路線を飛ばしています。成田を拠点に全国へ路線を広げているLCCで札幌だけでなく各地への便もそろっています。出典: ジェットスター「フライトスケジュール」
Peachも成田→新千歳の路線を持っています。出典: Peach「路線マップ」
スプリング・ジャパンも成田から新千歳へ飛んでいます。成田発のLCC3社はいずれも基本運賃を抑えたモデルなので日程が決まったら早めに各社の運賃を見比べてください。
運賃の安い航空券を探すときは比較サイトを使う方法もあります。ただし比較サイトには手数料がかかるケースがあるため「航空券比較サイトの手数料を6社比較!」を先に確認しておくと余計な出費を防げます。
LCCは便数が大手より少なく時間帯が限られることもあります。安さだけでなくスケジュールも含めて選ぶのがおすすめです。
AIRDOは搭乗率88.3%で運航率は99.6%と安定している
北海道を拠点とするAIRDOは搭乗率と運航率の両方で安定した数字を出しています。2026年7月の全路線合計の実績を見てみましょう。
AIRDOは2026年7月に1,985便を飛ばし搭乗率88.3%を記録した。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 提供座席数 | 274,217席 |
| 搭乗旅客数 | 242,064人 |
| 平均搭乗率 | 88.3% |
| 運航便数 | 1,985便 |
| 運航率 | 99.6% |
| 定時出発率 | 75.2% |
出典: AIRDO「運航実績」/2026年7月の全路線合計
搭乗率88.3%は提供座席274,217席に対して242,064人が乗ったことを意味します。約9割の座席が埋まっている状態です。夏の北海道は旅行需要が高いため7月の数字は特に高く出る傾向がありますが安定して座席が埋まっていることがわかります。
運航率は99.6%です。欠航の内訳は天候による欠航が0.1%、機材故障による欠航が0.1%、機材繰りによる欠航が0.3%でした。1,985便のうちほぼすべてが予定どおり飛んでいます。
定時出発率は75.2%です。定時に出発できなかった理由の内訳は機材繰り17.5%、その他6.0%、天候0.8%、機材故障0.5%でした。機材繰りとは前の便の遅れが次の便に連鎖する現象で航空業界ではよくある遅延の原因です。出典: AIRDO「運航実績」
AIRDOは羽田から北海道の各都市へ飛ぶ路線を持っています。大手のJALやANAに比べると便数は少ないですが運航率99.6%という数字が示すとおり「飛ばない」リスクが非常に低い航空会社です。北海道に特化しているぶん地元の天候や空港の事情に対応するノウハウを持っています。
搭乗率が高いということは繁忙期には座席が取りにくくなる可能性があります。AIRDOを使う場合は早めの予約をおすすめします。
新千歳空港の出発口は航空会社ごとに分かれている
札幌から帰りの便に乗るとき新千歳空港のどの出発口へ向かえばよいかを事前に知っておくと空港内で迷いません。新千歳空港の国内線出発口はAからFまで6か所あり航空会社ごとに使う出発口が決まっています。
新千歳空港の出発口は6か所に分かれている。
| 出発口 | 航空会社 |
|---|---|
| 出発口A | Peach |
| 出発口B | ANA、AIRDO、IBEX |
| 出発口C | ANA、AIRDO、JAL、IBEX |
| 出発口D | JAL |
| 出発口E | スカイマーク、FDA |
| 出発口F | ジェットスター、スプリング・ジャパン |
出典: 新千歳空港「国内線ターミナルビル」/2026年9月時点
JALは出発口CとDを使います。Dは専用の出発口です。ANAとAIRDOは出発口BとCを共用しています。ANAとAIRDOはコードシェア便もあるため同じエリアにまとまっているのは利用者にとってわかりやすい配置です。
出発口BとCには一部スマートレーンが導入されています。スマートレーンを使うとパソコンやペットボトルを手荷物から取り出す必要がなくそのまま検査装置へ通せます。保安検査にかかる時間を短くできるため出発口BかCを使う航空会社に乗るなら覚えておくと便利です。出典: 新千歳空港「国内線ターミナルビル」
LCC3社はそれぞれ離れた場所にあります。Peachは出発口A、ジェットスターとスプリング・ジャパンは出発口Fです。LCCの出発口は大手と離れていることが多いため時間に余裕を持って空港に着くようにしましょう。
スカイマークは出発口Eです。FDAも同じ出発口Eを使いますがFDAは東京から札幌への直行便は飛ばしていません。IBEXも出発口BとCにありますが同様に東京-札幌の路線は持っていません。
注意点として便ごとに出発口が変わる場合もあります。当日は搭乗券に記載された出発口を必ず確認してください。特に乗り継ぎで新千歳空港を使うときは移動時間も考えて余裕のあるスケジュールを組みましょう。
札幌へはほかの空港からも座席利用率の高い路線がある
東京以外の都市からも新千歳空港への路線は多く就航しています。座席利用率を比べると東京発と同じかそれ以上に埋まっている路線もあります。
東京以外から新千歳への路線でも座席利用率が85%を超える路線がある。
| 路線 | 旅客数 | 座席利用率 |
|---|---|---|
| 大阪→新千歳 | 1,414,958人 | 90.1% |
| 中部→新千歳 | 1,441,435人 | 85.0% |
| 関西→新千歳 | 1,367,781人 | 85.1% |
| 福岡→新千歳 | 992,954人 | 83.2% |
| 仙台→新千歳 | 881,758人 | 75.6% |
| 神戸→新千歳 | 676,802人 | 80.4% |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)/2025年の数値

大阪→新千歳は座席利用率が90.1%で羽田発の85.3%や成田発の87.7%よりも高くなっています。旅客数は1,414,958人で東京発と比べると規模は小さいですが座席の埋まり具合では上回っています。大阪は新幹線で北海道へ行けないため飛行機の需要が集中しやすいことが背景にあります。
中部→新千歳は旅客数1,441,435人で座席利用率85.0%です。羽田→新千歳の85.3%とほぼ同じ水準で名古屋圏からの北海道需要の大きさを示しています。関西→新千歳も旅客数1,367,781人で座席利用率85.1%と安定しています。
仙台→新千歳は座席利用率が75.6%とほかの路線より低めです。仙台と新千歳は距離が近く新幹線で新函館北斗まで行く選択肢もあるため座席に余裕が出やすいと考えられます。空席を見つけやすいのは利用者にとってメリットです。
神戸→新千歳は旅客数676,802人で座席利用率80.4%です。関西圏からは大阪(伊丹)・関西・神戸の3空港から飛べるため需要が分散しています。
福岡→新千歳は旅客数992,954人で前年の881,607人から前年比112.6%に伸びています。この表の6路線の中で伸び率が最も高く九州から北海道への直行便の需要が広がっていることがわかります。出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
このように東京以外からも札幌への路線は充実しています。出発地の最寄り空港によっては東京経由よりも直行便のほうが時間もお金も節約できるケースがあるため自分の出発地から新千歳への直行便があるか調べてみてください。
よくある質問
Q. 東京から札幌への飛行機で最も安い運賃はいくらか
A. ジェットスターの成田→新千歳が片道4,790円からです。Starter運賃で計2個・合計7kgの機内持込手荷物が付きますが受託手荷物は別料金です。日程や時間帯で変わるため早めに公式サイトで確認してください。
Q. 羽田と成田のどちらから乗ると座席に余裕があるか
A. 羽田→新千歳の座席利用率は85.3%で成田→新千歳は87.7%です。成田はLCC3社が集中しており座席を埋めて飛ばすスタイルのため利用率が高くなっています。空席の取りやすさだけで見れば羽田のほうがやや余裕があります。
Q. 東京から札幌へLCCで行くには成田から乗るのか
A. はい。Peach・ジェットスター・スプリング・ジャパンの3社はいずれも成田から出ています。羽田にはLCCの札幌便がないため安い運賃で行きたい場合は成田へ向かう必要があります。
Q. 東京と札幌を結ぶ路線の利用者数は何人か
A. 年間1,031万人で国内の路線で1位です。羽田→新千歳だけで10,262,367人、成田→新千歳が1,945,079人です。国土交通省の航空輸送統計(2025年)の数字にもとづいています。
Q. AIRDOは新千歳空港のどの出発口から出るか
A. 出発口BとCの2か所です。ANAやIBEXと同じエリアにあります。コードシェア便もあるためANA利用者と近い場所で搭乗手続きができます。便ごとに変わる場合もあるため搭乗券の記載を確認してください。
Q. 羽田と成田で座席利用率が違うのはなぜか
A. 成田にはLCC3社が集中しておりLCCは座席をなるべく埋めて運航するため利用率が87.7%と高くなります。羽田は大手やAIRDO・スカイマークが飛んでおり便数が多いぶん1便あたりの利用率は85.3%とやや低めです。
まとめ
東京から札幌への路線は年間1,031万人が使う国内最大の路線です。7社が就航しており羽田からはJAL・ANA・AIRDO・スカイマークの4社、成田からはPeach・ジェットスター・スプリング・ジャパンの3社が飛んでいます。
羽田発は旅客数10,262,367人で座席利用率85.3%です。大手と中堅がそろっていて便数が多いのが強みです。成田発は旅客数1,945,079人で座席利用率87.7%です。LCC3社が集中しておりジェットスターなら片道4,790円から乗れます。
AIRDOは搭乗率88.3%・運航率99.6%と安定した実績を持つ北海道に強い航空会社です。新千歳空港では出発口がAからFまで航空会社ごとに分かれているので帰りの便に乗るときは事前に出発口を確認しておきましょう。
東京以外からも大阪→新千歳が座席利用率90.1%で高い需要があります。出発地の最寄り空港から直行便が飛んでいないかもあわせて調べてみてください。飛行機に乗る回数が増えるとマイルやポイントの貯まり方も変わるので自分に合った航空会社を1社決めて使い続けるのも賢い選び方です。
この記事が見た公式ページ
国土交通省とジェットスターとピーチ・アビエーションとAIRDOなど5本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
- 1国土交通省国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
- 2ジェットスタージェットスター「フライトスケジュール」
- 3ピーチ・アビエーションPeach「路線マップ」
- 4AIRDOAIRDO「運航実績」
- 5新千歳空港新千歳空港「国内線ターミナルビル」
最終確認 2026年9月20日
