海外に行く際に必ずしなくてはならない両替。
「両替はどこでするのがいいの?空港?」
「両替手数料を沢山取られたらいやだな〜」
なんて思ったことはありませんか?
この記事では、初めて海外に行く人や、初めて両替をする人にもわかりやすく解説していきます!
また、なるべく両替の手数料を安くしたい!という方に、安くするための方法をご紹介します。
両替の基本知識
まずは一見難しく感じる両替について、解説します!
両替とは、違う通貨を交換することです。
両替手数料
両替手数料が両替をする時に必ずかかってしまいます。
通貨ごとに、どれくらい手数料がかかるのかは違います。
空港で両替する場合の手数料は大体以下の通りです。
- 米ドル・ユーロ:2~3%
- 英ポンド・シンガポールドル:6~8%
- カナダドル・オーストラリアドル・中国元:10~12%
- 韓国ウォン・香港ドル:15%以上
例えば、米ドルの手数料が3%であれば、1ドル(約100円)あたり約3円の手数料が取られるということです。
3円というと安く聞こえるかもしれません。
しかし、1000ドル(10万円前後)両替すると3000円近く手数料で取られてしまうことになります。
韓国のウォンは15%ほどなので、手数料だけでかなりの額になってしまいます。
しかし、この手数料は両替する場所によって変わるんです!
旅行となると万単位で両替することになるので、少しの手数料の差が大きな損になってしまうかもしれません。
そのため、手数料を安く済ませる場所や方法を後ほど紹介します。
両替(為替)レート
両替レートも両替手数料と同じくらい大事なキーワードです。
為替レートとも言います。
例えば、日本円→米ドル120と表記されていた場合、1ドル手に入れるのに日本円120円を支払う必要があるということです。
もしこれが日本円→米ドル100と書かれていれば、100円払えばいいので、上のレートに比べて20円安く1ドルを手に入れることができます。
両替レートは世界の経済状況によって日々変化しています。
つまりなるべく手数料が安い場所で、レートの低い時に両替した方がお得、ということなんです!
日本の空港で両替する時の手数料とメリット
結論としては、日本の空港で両替した時の方が、海外で両替するのに比べて手数料は安くなります。
なぜなら手数料は通貨の需要によって、高いか安いか決まるからです。
米ドルと両替する場合をわかりやすく考えてみましょう。
日本円に比べると、米ドルの方が国際的に使われていることが想像できると思います。
そのため、多くの人が米ドルを手に入れようとする(=需要が高い)ので、手数料は安くなるんです。
しかし、アメリカでは日本円を手に入れても使える場所があまりなく、需要が低いため手数料は高くなってしまいます。
ユーロやポンド、カナダドルも日本円よりも需要が高いため、同じ理由で日本で両替して行くのが一般的です。
価値のないものは手数料を高く払った時だけもらってくれる、というイメージです!
だから、日本で両替して行く方が良いということなんです。
また、手数料が安いこと以外のメリットも沢山あるので紹介していきます。
開いている時間が長い
空港の両替所は6時頃から22時頃まで開いています。
銀行は営業時間が短く、お仕事などで忙しい方にはなかなか行く時間が取れなかったりしますよね。
早朝・深夜の便を利用する時、直前でも両替できるのはメリットです!
安心して取引できる
やはり日本語が通じるというのは安心です。
お金を扱うので、言葉が通じなかったら不安になってしまいますよね。
治安の悪い地域では、両替をしている最中にスリに遭ってしまう、ということもあります。
日本であればトラブルに遭う可能性は低いので、安心して両替できますね!
現地に着いてからすぐ外貨を使える
日本の空港で両替してから出発すれば、外国に着いてからすぐ買い物や交通機関の利用をすることができますよね!
現地に着いてからでいいや〜と思っていると、意外と忙しくてなかなか両替する時間が取れなかったりすることも…。
また、海外に慣れていない方の場合、両替所を探すのにも一苦労してしまうかもしれません。
現地に着いてから余裕を持って過ごせるので、出発前に両替するのをおすすめします。
すべての国の外貨を扱っているわけではありません。
例えば、羽田空港第3ターミナルの両替店では、米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォンのみ日本円から両替できます。
両替手数料を安くするための方法
少しでも両替手数料は安くして、予算はお土産や食事、ホテルのグレードアップに使いたいですよね!
そんな方にオススメの方法を紹介します。
日本の手数料が特に安い空港で両替する
日本国内の空港でも、空港によって手数料が若干違うんです!
成田空港や羽田空港と比べると、関西国際空港の両替手数料が安いです。
ユーロの場合、羽田空港が約3%、成田空港が約2.5~3%なのに対し、関西国際空港は2%ほどで済みます。
わずかな違いと思われるかもしれませんが、多額の両替をする場合は結構な差になりますよね。
関西国際空港から成田・羽田乗り継ぎで海外に行く方は、関西国際空港で両替しておくことをおすすめします!
外貨から日本円に両替し直さない
両替手数料は日本円を外貨にするときだけではなく、帰国してから外貨を日本円に戻すときにもかかってしまいます。
2回手数料を払うのは嫌ですよね。
できるだけ現地で使い切ってしまって、帰国時に両替しなくてもいいようにするのも節約する方法です!
使い切るためにも、なるべく必要な量だけ出発時に両替するといいですね。
海外によく行く、という方は次回の渡航まで日本円に両替せずに取っておくのもおすすめです。
なるべくクレジットカードを使う
クレジットカードを使うようにすれば、日本円を両替する必要はありません。
アメリカやカナダはクレジットカード大国と言われていて、日本よりもキャッシュレス決済が普及しています。
私もカナダを訪れた際、ほとんどの支払いはクレジットカードで済ませることができました!
もし盗難されても、利用停止措置をすれば使えなくなるので安全面も安心です。
現金は盗まれたら取り返すのは難しいですよね…。
現金しか使えないお店もあるので、ある程度の現金は持ち歩いていた方が安心です。
空港以外の場所の両替手数料はどれくらい?
引用:関西国際空港公式サイト
実は空港以外にも両替できる場所はいくつかあります!
また、空港よりも手数料が安い場所もあるんです。
メリットとデメリットの両方があるので、ご自身に向いていると思う場所で両替してみてください。
1つ1つ紹介していきますね♪
日本の銀行
空港より手数料は高くなってしまいますが、銀行でも両替できます!
事前に両替しておけるので、当日空港で慌てることなく過ごせますね。
偽札などの心配もなく、安心です。
また、銀行に行かなくてもオンラインで申し込むと家まで外貨を配送してくれる「外貨宅配サービス」を取り扱っている銀行もあります!
忙しい方にぜひおすすめのサービスです。
金券ショップ
なんといっても金券ショップは手数料が安いのが魅力的です!
米ドルやユーロの場合、1%ほどで両替してもらえます。
書類などを記入する必要もなくスピーディーに両替できます。
しかし、2017年に金券ショップで偽札の外貨と交換されたという事件が発生しており、空港や銀行などに比べると信用性は低いです。
きちんとしたお店なのかを見極める必要がありますね。
鑑定機を使っている大手の金券ショップを利用しましょう。
また、紙幣のみの取り扱いというショップもあるので注意が必要です!
チップの文化がある国ではコインも必要になるので、ある程度持ち歩くようにしましょう。
現地のホテル
大きなホテルであれば両替ができるって知っていますか?
しかし手数料が高く、米ドルの場合20%近くかかることもあります。
偽札の可能性が少ないというメリットはありますが、緊急時以外は利用を控えた方がいいかもしれません。
現地のATM
現地のATMでクレジットカードによるキャッシングをして、外貨を引き出すことができます。
こちらは手数料がとても安く、なんと0.2%ほどで済む場所もあります。
また、日本であまり扱っていない外貨も現地でなら確実に両替できます。
すべてのクレジットカードが使えるというわけではありませんが、VisaやMasterであればほぼ確実に使えるでしょう。
節約したい方や海外に慣れている方におすすめです。
引き出している最中にスリに遭う危険もあるので、周りに注意しながら利用しましょう。
したがって、空港以外の両替で一番手数料が安いのは現地のATM、一番高いのは現地のホテルだと言えます。
まとめ
- 日本の空港で両替した方が現地で両替する時と比べ、手数料が安い。
- 国内で両替する時の方が手数料が安いのは、日本円は需要が低いため。
- 空港での両替は言葉が通じたり、営業時間が長いというメリットもある。
- 国内でも空港によって手数料が若干違うため、乗り継ぎをする場合はなるべく安い空港で両替して行く。
- できるだけクレジットカードを使うと両替せずに済むのでおすすめ。
- 現地のホテルは手数料が高いのでなるべく利用は控える。
空港での両替はデメリットも少なく、安心してお得に両替できるんです。
特に海外初心者の方にとっては、言葉の壁もない場所で両替したいですよね!
手数料をセーブして、少しでもお得に旅を楽しんでいただければ嬉しいです。
空港に関するこちらの記事もぜひ読んでみてください♪
海外旅行をお得に楽しむために、両替はできるだけ安く済ませちゃいましょう!