海外旅行に行く際、液体物のパッキングに悩むのではないでしょうか。
国際線の飛行機の機内に持ち込む液体物は、袋に入れる必要があるいということをなんとなくご存知の方は多いと思います。
ではその際、どんな袋を使えばいいのでしょうか。
「国際線の飛行機に液体を持ち込む場合、柄がついている袋でもOK?」
「もし袋を忘れた場合、保安検査場でもらえる?」
保安検査のためだけにわざわざ透明のジップロックを買いに行くのも気が引けますし、もし買って使えなかったらショックですよね…
どんな袋なら使えるの?
国際線の機内に持ち込む液体物は、袋にまとめないといけないということをご存知の方は多いかと思います。
でも、家にある袋が使えるか不安ですよね。
どの袋が使えて、どの袋が使えないかってなかなか線引きが難しいと思います。
家にある物を使えるならわざわざ買わないでそれを使いたいですし、大きさもなるべく大きいものを使いたいですよね。
よくジップロックに入れている人を見かけますが、ジップロックじゃないといけないのかと悩むことありませんか?
そんな方向けに、具体的にどんな袋であれば液体物を入れることが認められているのか詳しく解説していきたいと思います。
「ジップロック=チャック付きの袋」という意味で使ってる方も多いと思いますが、正しくは「ジップロック=旭化成が作ったチャック付きの袋の商品名」です。
このように世の中に広く浸透して、しばしば商品名が総称として使われている例の一つです。(その他の例だと、バンドエイド、ホッチキス、タッパーなどがあります。)
国際線の機内への液体物持ち込み制限について
そもそもなぜ国際線の飛行機に乗る際に袋が必要なのか、ということについて簡単にご説明したいと思います。
その理由は国際線の飛行機に乗る際には液体物の持ち込み制限があるからです!
制限内容は以下の通りです。
100ml(g)以下の容器に入った液体物で、容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に、余裕を持って入れてください。 ※100ml以下の容器であったとしても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込みができません。
引用:成田空港公式サイト
ここにある、再封可能な透明プラスチック製袋がどんなものなら大丈夫なのでしょうか?
実際に基準が決まっていますので、みていきましょう!
国際線の液体物の制限についての詳しい解説はこちらをご覧ください↓
具体的にどんな袋が使えて、どんな袋がダメなの?
もし自分が持っている袋が大きいサイズだったり、柄がついているものだったらそれらは使えるのでしょうか?
この袋が保安検査で使えるか判断する際の基準としては3点あります。
- パッと見で中身が確認できること。
- ジッパーがついていること。
- 縦と横の長さを足して40㎝以内
両面全面に柄があるもの、色付きのものなどは避けた方が無難です。ジッパーがついていることは必須です。
国土交通省が定めている袋の規定は以下の通りです。
- 開け閉め可能(再封可能)(検査員が必要な場合に開封して検査し、その際に容器が袋から飛び出さないため)
- プラスチック製
- 無色透明(保安検査官が目視で確認するため)
- 容量1リットル以下
- 縦の長さ+横の長さが40cm以内
- マチがないもの(マチがあると容量1リットルを超えてしまうため)
マチについては絶対に不可というわけではないですが、容量が大きくなりがちで1Lを超えてしまう可能性が出てくるので、なるべく避けた方がいいです。
迷いがちな点についてのまとめです。
- 中身が目視で確認できる程度の柄(袋の半分程度まで、片側の面だけなど)→○
- 色付き→△(検査官や空港によるので一概に言い切れないが避けた方が無難)
- マチ付き→△(検査官や空港によるので一概に言い切れないが避けた方が無難)
- ジッパーがついていない→×(ファスナー付きは不可)
もし液体物を入れる袋を忘れてしまったら?
では、液体物を入れる袋を持参するのを忘れてしまったらどうしましょう。
液体物を機内に持ち込むことはできないのでしょうか?
保安検査場に並ぶ前に気づいたパターンと、列に並んでいざ検査!という直前になって気づいたパターンの2つの場合の対処法をお伝えします。
袋を持ってくるのを忘れても、特に問題はないです。
しかし、空港で荷物を漁って液体物を取り出すのは結構めんどくさいんですよね。
あらかじめ家で液体物を袋に入れる作業を、済ませておくことを強くお勧めします!
クリーム系のものや、リキッド系の化粧品など結構袋に入れないといけないものが多くて入らない!ということもあり得ますので。
私自身は韓国からの帰りでLCCを利用した際に、無料の預け荷物のオプションがついていると思ったらついておらず、全ての荷物を機内に持ち込むことになり、必死で液体物をジップロックに詰め込みました(笑)
韓国なので沢山のコスメを買いましたからね…
特にLCCを利用する際は自分の購入したチケットのオプションを確実に把握して、パッキングするようにしてくださいね!
保安検査場に並ぶ前に気が付いた
保安検査の列に並ぶ前に気づいたら、空港で購入するようにしましょう。
空港内の薬局やコンビニのほとんどが、保安検査場で使えるチャック付きの袋を取り扱っています。
空港内のお店であれば、これは保安検査場で使えるかお店の人に確認できます。
また、ポップなどに書いてあることもあるので、サイズを間違えたり使えないの買ってしまったりしたらどうしようと思っている方にとっては安心かもしれませんね(^^)
しかしながら定価または空港価格で少し上乗せされている?と思うことがありましたので、忘れず事前に購入しておくことをおすすめします♪
検査の直前になって気が付いた
引用:成田空港公式サイト
この場合は、保安検査場の袋を検査の間だけ借りることができます。
しかしながら、スムーズな保安検査のためにもこれはなるべく避けましょう。
自分自身も、荷物を漁って、ポーチの中から色々取り出して、これは100ml超えているので破棄しないといけなくて…
こんなばたばた避けたいですよね(^^;
また、借りた袋は保安検査が終わったら返却します。もらうことはできませんのでご注意ください。
本当に検査の直前まで気づかず、袋を借りることになってしまったなら仕方ないですが、買うのがもったいないので保安検査場のを使うというのは避けるようにしましょう。
どうせ帰りの保安検査でも必要ですし、旅行先やお家に帰ってからも結構重宝して何かしらに使えますよ(^^)
持ち物の検査についての記事はこちらです↓
液体物を入れるのにおすすめの袋 3選
これから旅行に持っていく用に購入しようと思っている方に、おすすめの袋を3つご紹介したいと思います。
- 旭化成 イージージッパー
- IKEA ISTAD
- 100円ショップのチャック付き袋
もし自分で適当に選んで保安検査場で使えなかったら嫌だな、と思われる方は参考にしてみてくださいね(^^)
普段の生活でも使えますのでお家にストックしておくといいと思います♪
値段、袋のスペック、手に入りやすさ、可愛さなどそれぞれ特徴があるので、自分に合ったものを選んでいただけたらと思います。
旭化成 イージージッパー
こちらはthe 定番のジップロックですね!S、M、L3サイズ展開です。
中(M)のサイズであれば保安検査で使える範囲内です(^^)
大(L)のサイズは規定を超えているので使えないのでご注意ください!
ジッパーのラインが2重になっているので、液漏れの心配がありません。
また、耐熱温度が100℃から-70℃なので食品の保存にも最適で普段使いにもばっちりです。
スーパーやコンビニでも気軽に購入が可能なのも嬉しいポイントです。
ただ、有名な商品なだけあって1枚当たり17円と少しお高めなのが少し気になる点です。
IKEA ISTAD プラスチック袋
引用:SPOON HOME
IKEAのISTAD プラスチック袋の魅力は柄の可愛さと価格の安さです!1枚当たりなんと6円!
また、この程度の柄であれば問題なく保安検査場で使用することができます(^^)
IKEAのISTADも、二重のジッパー構造になっていますので液漏れ対策はばっちりです。
しかしながら、厚さが0.055mmと旭化成のジップロック(厚さ0.06mm)よりもすこし薄目です。
また、耐熱温度が50℃から-40℃であることが性能面において少し劣る部分です。(旅行に持っていくのみであればあまり気にならない点かと思います。)
もし、IKEAに行く機会がある方はぜひ購入してみてください!
100円ショップのチャック付き袋
各100円ショップから販売されているチャック付き袋も見逃せませんよ。
【ダイソー】
引用:北欧家具ブログ
【セリア】
引用:北欧家具ブログ
100円ショップの魅力は安さと手に入りやすさです。1枚当たり10円以下では手に入ります。
セリアのチャック付きの袋は柄付きのものもあって可愛いですよ♪
こちらも保安検査場で以前使いましたが使えました(^^)(柄が片面しかないため、中身を確認することができるから)
100円ショップの製品のマイナスポイントとしては、大体ジッパーが一本のみなので、密閉力という点では劣ります。
様々なサイズのものがありますので、縦と横の長さを足して40㎝超えないようにだけ注意してください。
箱の裏面に長さが書いてありますので、購入する際にチェックするようにしましょう。
意外と使える!旅行中の袋の活用方法
チャック付きの袋って買ってもそんなに使わないよな、保安検査のためだけに買うの嫌だなと思っている方もいらっしゃる方もいるかと思います。
実はチャック付きの袋ってかなり使えます!私は旅行に行く際、必ず5枚は持っていきます。
- 液漏れしない
- 普通のビニール袋より丈夫
- かさばらない
- 安価に手に入るので汚れてもショックがなく、気軽にあらゆる場面で使える
これらのメリットを生かしてどんな場面で使えるかご紹介したいと思います♪
荷物のパッキング
引用:SPOON HOME
スーツケースの中ってごちゃごちゃしますよね…そんな時にチャック付きの袋が役に立ちあます!
ポーチやビニール袋に入れるとなかなか丁度良いサイズのものがなかったり、中に何が入っているのかわからなくなって全部開ける羽目になったりして大変ですよね。
チャック付きの透明な袋に入れれば中身が一目瞭然です。
しかも気軽に買える値段なので、色々なサイズを用意してものによってサイズを変えることで、スペースの無駄なく綺麗にパッキングできますよ。
現地通貨の財布代わりに使う
現地通貨と日本円で財布を分ける方も多いかと思います。
その際、財布を2つ持っていくのって結構かさばりますよね。その点、袋は全くかさばらないです!
それに、しっかりチャックもついているので、お金やクレジットカードを紛失する可能性も低いです。
また、取り出すたびに中身が見えるので、カードなどがなくなっていてもすぐに気づきやすいです。
お店で支払いをする際にも、現地通貨だともたつくと思いますが、透明で中身のお金が見えるので店員さんにどれを出したらいいか教えてもらいやすいです(^^)
食べ残しのお菓子を入れる
海外のお菓子は大袋にそのまま入っているものが多く、なかなか一度で食べきることが難しいです。
輪ゴムなどで止めておくのも一つの手ですが、クッキーなどしけてしまったら嫌ですよね…
そんな際にも活躍してくれるのが、チャック付きの袋です(^^)
密閉できるのでしける心配もなく、保存できます!
また、そんなに汚れなければ洗って再度使うことも可能なので、経済的にも優しいです♪
お菓子の持ち込みについての記事もありますよ↓
まとめ
- 保安検査場で使える袋は縦と横の長さを足して40cm以内まで
- パッと見で中身がわかること、ジッパーがついていることは必須
- 液体物に関しては家でのパッキングの段階で分別して、チャック付きの袋に入れておくのが望ましい。
- もし液体物を入れる袋を忘れたら空港で購入して、保安検査の列に並ぶ前に液体物をピックアップして袋に入れる。
海外旅行はそんなに頻繁に行くものではないので、液体物が制限あるのは知ってるけど具体的にどうすればいいんだっけってわからなくなりますよね。
「空港にも色々お店あるし、足りなければ買えばいいや!」という気持ちもわかりますが、当日だと焦りの気持ちも出てきますし、いらない出費も増えてしまいます。
みなさん忙しいとは思いますが、旅行は準備から楽しいです!ぜひ色々リサーチして最高の準備をして旅に臨んでいただけたらと思います(^^)
その他、飛行機に関する記事はこちらをご覧ください↓
今回は国際線に液体物を持ち込む際に活躍する袋について解説していきたいと思います(^^)