東京から福岡へ飛ぶ6社は羽田と成田で運賃が変わる
東京から福岡は6社が飛んでいて、羽田発か成田発かで運賃が大きく変わる。
東京から福岡への航空会社はJAL・ANA・スカイマーク・スターフライヤー・ピーチ・ジェットスターの6社ある。羽田から出る4社と成田から出る2社に分かれるため出発空港の選び方で運賃も荷物の決まりも変わる。
この記事でわかること
- 東京から福岡へ飛ぶ6社の出発空港と運賃の違い
- 羽田発4社と成田発2社で荷物の決まりがどう変わるか
- スターフライヤーの早割は9,900円から買える
- スカイマークのシートピッチは31インチ(約79cm)
- 成田発の座席利用率は86.8%で羽田発の80.8%より高い
東京と福岡の利用者数と座席の埋まり方を数えた
国土交通省が出している路線別の輸送実績から東京と福岡を結ぶ2つの路線を並べた。羽田発の旅客数は圧倒的に多いが座席の埋まり方は成田発のほうが高い。
| 路線 | 旅客数(2025年) | 座席利用率 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 東京(羽田)→福岡 | 9,398,686人 | 80.8% | 105.5% |
| 東京(成田)→福岡 | 1,561,314人 | 86.8% | 100.2% |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)・2026年3月19日公表
成田発の座席利用率が86.8%と高いのはLCCが中心で便数が限られるためだ。少ない便に人が集まるから1便あたりの席が埋まりやすい。羽田発は4社が多くの便を飛ばしているぶん席に余裕がある。
どちらの路線も前年より利用者が増えている。羽田発は前年比105.5%で伸びが大きい。
合わせると東京と福岡を結ぶ2路線の年間利用者は約1,096万人になる。1日あたりに換算すると約3万人がこの区間を飛行機で移動している。
6社が集まるのは国内で2番目に利用者が多い路線だから
東京(羽田)から福岡への旅客数9,398,686人は国内の路線で2位になる。1位は東京(羽田)から新千歳の10,262,367人。出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
上位5路線を並べるとすべて東京(羽田)発で座席利用率は77.0%から85.8%まで開く。
| 順位 | 路線 | 旅客数 | 座席利用率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東京(羽田)→新千歳 | 10,262,367人 | 85.3% |
| 2位 | 東京(羽田)→福岡 | 9,398,686人 | 80.8% |
| 3位 | 東京(羽田)→沖縄(那覇) | 6,936,947人 | 85.8% |
| 4位 | 東京(羽田)→大阪 | 5,333,797人 | 84.2% |
| 5位 | 東京(羽田)→鹿児島 | 2,532,765人 | 77.0% |
出典: 国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」(PDF)
利用者がこれだけ多いから大手2社だけでなくスカイマーク・スターフライヤー・ピーチ・ジェットスターも参入している。6社が競り合うことで運賃に幅が出る。これは東京と福岡の路線ならではの特徴だ。
2位とはいえ1位の東京と新千歳との差は863,681人しかない。3位の東京と沖縄(那覇)の旅客数6,936,947人とは約246万人の開きがあるから東京と福岡は実質的に東京と新千歳と並ぶ二大幹線と言える。
1位の東京と札幌を結ぶ路線は7社が飛んでいる。会社ごとの違いは東京と札幌を飛ぶ7社を比較!1,031万人が使う国内最大路線で読める。国内路線全体のランキングは国内線で混んでいる路線はどこ?1位が利用者数と座席利用率で違うにまとめてある。
羽田発と成田発では運賃も荷物の決まりも違う
東京から福岡へ飛ぶ6社は出発空港で2つのグループに分かれる。
| 出発空港 | 会社 | 特徴 |
|---|---|---|
| 羽田 | JAL | 大手・マイルが貯まる |
| 羽田 | ANA | 大手・マイルが貯まる |
| 羽田 | スカイマーク | 預け20kgまで無料 |
| 羽田 | スターフライヤー | そら旅9,900円から |
| 成田 | ピーチ | LCC |
| 成田 | ジェットスター | 5,860円から |
羽田は東京都内にあるから都心からのアクセスが近い。成田は千葉県にあるため移動に時間がかかる。そのぶん成田発のLCCは運賃を安く出している。

羽田発の4社は大手とそれに近いサービスを出す会社が集まっている。JALとANAはマイルやラウンジなどの会員向けサービスが手厚い。スカイマークは預け荷物が20kgまで無料で座席指定も無料。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
スカイマークは機内サービスも手厚い。無料ドリンクを出していて毛布・飴・おしぼりも無料で配っている。公式サイトから予約すれば決済手数料と発券手数料がかからない。12歳から25歳の人には「BonvoYoung」という限定運賃もある。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
スカイマークの福岡空港チェックインカウンターは国内線旅客ターミナルビル1Fにある。手荷物の預けがなければ2階保安検査場前の自動チェックイン機も使える。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
スターフライヤーは羽田発の中では早割の運賃が安めだ。スカイマークのチェックインカウンターは羽田空港第1ターミナル2F北ウイング。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
一方で成田発のピーチとジェットスターはLCCだ。運賃が安いかわりに預け荷物が有料になる。成田までの移動に時間がかかるため合計の所要時間は羽田発より長くなりやすい。ただし運賃の差が大きいから往復で考えると成田発のほうが安く済むことが多い。
ピーチは大阪・東京・札幌・沖縄・石垣の5都市から福岡へ飛んでいる。東京から福岡だけでなく他の路線でもピーチを使えるから成田に慣れている人はまとめてピーチで取るという選び方もできる。出典: Peach「福岡行き航空券」
スターフライヤーの運賃は買う時期で大きく変わる
スターフライヤーの羽田→福岡の運賃は早く買うほど安くなる。28日前までに買える「そら旅」は9,900円からで通常期の普通運賃54,780円〜68,310円と比べると差が大きい。
| 運賃種別 | 予約の条件 | 運賃(通常期) |
|---|---|---|
| そら旅 | 28日前まで | 9,900円〜46,860円 |
| STAR | 前日まで | 10,340円〜59,400円 |
| スターユース | 12歳以上26歳未満 | 21,230円 |
| スターシニア | 65歳以上 | 21,230円 |
| 株主優待割引 | 株主優待券が必要 | 27,390円 |
| 普通運賃 | だれでも | 54,780円〜68,310円 |
出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」・2026年5月19日〜10月24日の運賃
そら旅は28日前までに買う必要がある。予定が早く決まっている人には向いているが直前には買えない。前日まで買えるSTARは10,340円からだが空席が少ないと高くなる。
運賃はピーク期になると上がる。普通運賃は通常期が54,780円〜68,310円だがピーク期①は57,420円〜71,610円になる。スターユースとスターシニアも通常期の21,230円がピーク期①は23,760円、ピーク期②は26,070円まで上がる。夏休みや年末年始をまたぐ人はピーク期の運賃で見積もっておいたほうがいい。出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」
10月25日からの後半ダイヤではそら旅が11,000円〜47,300円に変わる。前半ダイヤ(5月19日〜10月24日)のそら旅9,900円〜46,860円より1,100円高くなるから前半のうちに買えるなら早いほうがいい。STARも11,440円〜59,400円に上がる。往復割も20,900円からになる(前半は18,810円から)。年末年始(12月25日〜1月3日)と春休み(3月19日〜27日)はピーク期②になりスターユースとスターシニアも26,070円まで上がる。出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」

スターユースとスターシニアは年齢で使える運賃だ。12歳以上26歳未満なら21,230円(通常期)で乗れる。65歳以上のスターシニアも同じ21,230円。普通運賃の半分以下になるから対象の人は使わない手はない。
運賃とは別に旅客施設使用料がかかる。羽田空港は大人580円。福岡空港は大人110円。出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」
往復で買うなら往復割もある。前日までに往復の航空券を買うと18,810円からになる。片道ずつ別の運賃で買うより安くなることが多い。介護割引は介護する人と介護される人が対象で通常期27,500円になる。出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」
マイルの貯まり方も運賃で変わる。そら旅の積算マイルは284マイル。STARは425マイル。普通運賃は567マイルでいちばん多い。安い運賃ほどマイルは少なくなるがそのぶん出費が減る。往復の運賃差とマイル差を天秤にかけて選ぶのがいい。出典: スターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」
成田発のジェットスターはさらに安い。成田から福岡は5,860円からで6社の中でいちばん安い。出典: ジェットスター「福岡行きフライト」
ただしジェットスターの5,860円はStarter運賃で預け荷物は含まれない。荷物を預けるなら別途料金がかかる。安さだけで選ぶと荷物代で結局高くなることもあるから持ち物の量を先に考えておく。
ジェットスターは10月中旬から下旬や翌年1月上旬から下旬の便で5,860円のStarter運賃を出している。春休みやゴールデンウィークには出ていないことが多い。閑散期に旅行するなら最安を狙いやすい。出典: ジェットスター「福岡行きフライト」
預け荷物は大手なら無料でLCCは有料になる
東京から福岡へ飛ぶ6社の中で預け荷物の決まりがはっきりわかるのはスカイマークとジェットスターだ。
スカイマークは預け荷物が20kgまで無料で個数制限がない。1個のサイズは50cm×60cm×120cm以内。サーフボードやスキー板は280cmまで預けられる。車椅子やベビーカーは重さに含まれず無料で預けられる。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
| 項目 | スカイマーク | ジェットスター |
|---|---|---|
| 預け荷物 | 20kgまで無料 | 有料 |
| 個数制限 | なし | 40kgまで |
| サイズ上限 | 50×60×120cm | — |
| 機内持込 | — | 7kg |
出典: スカイマーク・ジェットスター各社公式サイト
ジェットスターは預け荷物が有料で機内持込は7kgまで。預けは40kgまで対応しているが料金がかかる。出典: ジェットスター「福岡行きフライト」
荷物が多い人はスカイマークのように預けが無料の会社を選ぶと出費を抑えられる。LCCは運賃が安いかわりに荷物代が別途かかるから手荷物だけで済む身軽な旅に向いている。出張でスーツケースを預ける人は大手かスカイマークのほうがトータルで安くなることがある。
何を機内に持ち込めて何を預けなければいけないかは品目ごとに決まりがある。国土交通省の制限品一覧には227品目が載っていて、品目によって「どちらもOK」「預けだけ」「どちらもNG」に分かれる。特にスプレー缶・電池・刃物は航空会社ごとの独自ルールが多く17社を合わせると独自の決まりは115件ある。品目別の可否は持ち込み早見表で17社ぶんを比べられる。
座席の広さはスカイマークだけが公式に数字を出している
座席の前後の広さ(シートピッチ)を公式サイトに出している会社は限られる。スカイマークは31インチ(約79cm)と明記している。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
スカイマークの公式サイトには「お客様に快適に過ごしていただくためにゆったりとした31インチ(約79cm)のシートピッチを採用」と書かれている。足元に余裕があるのは長い路線でなくてもありがたい。
JALとANAは公式サイトにシートピッチの数字を出していない。座席の広さを比べたい人は飛行機の座席幅を徹底比較!エコノミーでおすすめの航空会社は?も参考になる。
LCCは座席の間隔が狭めになる傾向がある。ジェットスターの機内持込は7kgまでと限られるため足元に大きな荷物を置くと余計に狭くなる。座席の広さを重視するなら羽田発の大手かスカイマークを選ぶのが無難だ。
遅れにくさは6社で差がある
国土交通省の運航データから算出した大手10社の定時運航率(2025年度・出発基準)を見ると、6社の中でいちばん遅れにくいのはスターフライヤーだった。定時運航率は91.17%で大手10社の中でも1位になる。10便のうち9便以上が予定どおりに出発している計算だ。
反対にジェットスター・ジャパンは76.8%で大手10社の最下位だった。10便のうち2便以上が15分以上遅れている。LCCは機材のやりくりがタイトで前の便の遅れが次の便に伝わりやすい。成田発のピーチとジェットスターは運賃が安いかわりに遅延のリスクは高めになる。
遅延の理由でいちばん多いのは前の便の遅れで全体の64.0%を占める。天候や機材の不具合よりもダイヤの乱れが後ろに響くケースがはるかに多い。
月ごとの定時運航率を見るといちばん遅れるのは8月で77.2%まで下がる。台風や雷雨が多い時期と重なるためだ。いちばん定時なのは6月で88.95%になる。夏の繁忙期に飛ぶ人は遅延を見込んで余裕のある予定を組むのがいい。
時間に余裕がないビジネス出張では遅れにくさが大切になる。定時率を優先するならスターフライヤーかJAL・ANAの大手を選ぶのが手堅い。乗り継ぎがある人や到着後にすぐ予定が入っている人はなおさらだ。各社の最新の遅延率と欠航率は遅延・欠航データで確認できる。
混雑しやすい曜日と空いている曜日がある
スカイマークが公式サイトに出している羽田と福岡の混雑状況表を見ると曜日で席の埋まり方がはっきり変わる。
羽田から福岡は土曜の午前便がいちばん混む。金曜の午後便も混雑する。帰りの福岡から羽田も土曜の午前便と金曜の午後便に加えて日曜の午後便が混む。週末をまたぐ移動が集中するためだ。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
空いているのは水曜だ。行きも帰りも午前・午後とも「狙い目」か「余裕あり」になっている。火曜と木曜の午前便も余裕がある。安い運賃を取りたい人は混雑する土曜と金曜を避けて平日に移動するのが得策だ。
混雑する日は運賃も高くなりやすい。需要が高い便ほど早割が先に売り切れるから金曜や土曜に飛ぶ人はできるだけ早く予約するのが得策だ。スカイマークの公式サイトにも「混雑を避けてお得な旅を」と書いてある。出典: スカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
東京から福岡を安く取る方法は3つある

- 28日前までに買う:スターフライヤーのそら旅は28日前までに買うと9,900円から。早く予定が決まっている人は早割がいちばん効く。
- 成田発のLCCを選ぶ:ジェットスターは成田から福岡へ5,860円から飛べる。成田までの移動に時間はかかるが運賃の差は大きい。
- 預け荷物を減らす:LCCは預けが有料で機内持込は7kgまで。手荷物だけで済ませれば追加の出費がない。逆に荷物が多い人はスカイマーク(20kgまで無料)を選ぶほうが安くなる。
年齢が当てはまる人はスターフライヤーのスターユース(12歳以上26歳未満)やスターシニア(65歳以上)を使うと通常期21,230円で乗れる。普通運賃の54,780円〜68,310円と比べると差が大きい。
運賃だけで選ぶとLCCが安く見えるが荷物代が加算されるとスカイマークのほうが安いこともある。自分の荷物の量を先に確認してから会社を選ぶのが失敗しないコツだ。
よくある質問
Q. 東京から福岡の飛行機でいちばん安い運賃はいくらか
A. ジェットスターの成田発が5,860円からで6社でいちばん安い。羽田発ならスターフライヤーのそら旅が9,900円から予約できる。
Q. 羽田発と成田発はどっちが便利か
A. 羽田は都心から近くJAL・ANA・スカイマーク・スターフライヤーの4社が飛んでいる。安さなら成田発のジェットスター5,860円から。
Q. 東京から福岡は年間何人が使っている路線か
A. 羽田発は9,398,686人で国内路線の2位。成田発は1,561,314人。1位は東京(羽田)から新千歳の10,262,367人。
Q. 預け荷物が無料の会社はどこか
A. スカイマークは1個50cm×60cm×120cm以内で合計20kgまで無料。個数制限がない。ジェットスターとピーチの預けは有料。
Q. スカイマークの座席は広いか
A. シートピッチは31インチ(約79cm)で公式サイトに数字を出している。JALとANAは公式にシートピッチの数字を載せていない。
Q. 座席利用率が高いのは羽田と成田のどちらか
A. 成田から福岡の座席利用率は86.8%で羽田から福岡の80.8%より高い。LCCが中心で便数が少ないぶん1便あたりの席が埋まりやすい。
東京と福岡は6社あるから自分に合う会社を選べる
東京から福岡へ飛ぶ6社は羽田発と成田発に分かれる。羽田発はJAL・ANA・スカイマーク・スターフライヤーの4社。成田発はピーチとジェットスターの2社。出発空港が変わると運賃も荷物の決まりも変わる。
安さを優先するなら成田発のLCC。ジェットスターは5,860円から飛べる。羽田発の早割ならスターフライヤーのそら旅が9,900円から。預け荷物がある人はスカイマーク(20kgまで無料)が合う。座席の広さはスカイマークが31インチ(約79cm)と公式に出している。
6社も選択肢があるのは国内で2番目に利用者が多い路線だからだ。自分の予算と荷物と空港へのアクセスで会社を選べるのが東京と福岡の路線の強みになる。6社の航空券の値段を横並びで比べたいときは航空券の比べ方が参考になる。
この記事が見た公式ページ
国土交通省とスカイマークとピーチ・アビエーションとスターフライヤーなど5本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
- 1国土交通省国土交通省「航空輸送統計速報(令和7年分)」
- 2スカイマークスカイマーク「東京(羽田)ー福岡線」
- 3ピーチ・アビエーションPeach「福岡行き航空券」
- 4スターフライヤースターフライヤー「羽田空港(東京)⇔ 福岡空港の飛行機運賃(国内線)」
- 5ジェットスタージェットスター「福岡行きフライト」
最終確認 2026年9月23日
