ヘアスタイルを維持する目的のものや、虫よけを目的にしたものなど、
スプレーって旅行先で大活躍しそうなものがたくさんありますよね!
ですが、いざ持っていこうと思っても...
「どんなスプレーなら持ち込めるの?」
「国際線の制限がややこしくてよくわからないな。」
こんな風に悩んでしまい、準備が進まなくて困ってしまいますよね。
そこで今回は、飛行機に持ち込みと預け入れのできるスプレーや、国内線・国際線での制限についてご紹介していきます!
【国内線】スプレーは持ち込める?
国内線では、500ml以内の容器のものなら機内に持ち込むことが出来ます。
また、500mlの容器が4つ分。即ち2リットル分まで持ち込むことが可能です。
《機内持ち込みルール》
- 1容器500ml(0.5kg)以下
- 1人2L(2kg)以下
- キャップで噴射弁が保護されているもの
※預け入れの場合は制限なし
旅行用のヘアスプレーや日焼け止めなどを使えば、余裕を持って準備をする事が出来るのでおすすめです。
【国際線】スプレーは持ち込める?
国際線では、スプレーは液対物と同じ扱いになるため、液対物の制限が適用されます。
持ち込み | 預け入れ |
---|---|
・1容器100ml(100g)以下 ・全てジッパー付きの透明な袋にまとめる ・袋のサイズは縦横40センチ以内 ・袋は1人1袋まで | 制限なし |
液体物を機内に持ち込むには100ml以内の容器を使う必要があり、それらはジッパー付きの透明袋にまとめて入れる必要があります。
引用:JAL公式サイト
また、ジッパー付きの透明袋は縦横合計40㎝以内にすることが求められているため、サイズにも注意が必要です。
さらに、袋の枚数も1人1枚までとなっているため液対物はできるだけ預け荷物に入れておくことをおすすめします。
空港内の保安検査場で持ち込み荷物の確認があります。
その際に制限を超えるものがあると、その場で廃棄することになってしまいます。
せっかく旅行のために用意したものを廃棄することになってしまったら悲しいですし、制限には気を付けましょうね。
飛行機への液体の持ち込みについて詳しく紹介してありますよ↓↓
【国内線・国際線】スプレーの種類による制限は?
スプレーの種類によって持ち込みや預け入れについて制限があります。
ここからは次のような具体例を挙げて解説していきます。
- 持ち込み・預け入れどちらも可能なもの
- 持ち込み・預け入れどちらも不可なもの
- 預け入れのみ可能なもの
持ち込み・預け入れどちらも可能なスプレー
機内への持ち込みと預け入れのどちらもできるのは肌に直接触れて使用するスプレーです。
スプレーの種類を挙げると以下の2種類に当てはまります。
- 化粧品類
- 医薬品類
ただ、化粧品類や医薬品類といってもどれがそれらに該当するか分かりにくいですね。
分かりやすく言うと化粧品類というのは身だしなみを整えるために髪や顔につけるもので、
医薬品類というのは主に消毒や清涼効果のあるもの、炎症を抑える為に皮膚につけるものが該当します。
ヘアスプレーなら髪の毛のスタイリングを維持するために髪につけるので化粧品類に該当しますし、
かゆみ止めスプレーなら医薬品類に該当するので、機内持ち込み・預け入れができます。
化粧品類、医薬品類に該当するものには次のようなものがあります。
- ヘアスプレー
- ヘアケア用品
- 制汗剤
- シェイビングフォーム
- 日焼け止めスプレー
- 殺菌消毒スプレー
- 虫除けスプレー
- 怪我用消毒スプレー
など
ウイルスが気になる時期、機内で少し気になるようなところがあっても、消毒スプレーを持ち込むことができるので安心ですね!
虫よけスプレーの持ち込みについて詳しく解説してありますよ↓↓
持ち込み・預け入れどちらも不可なスプレー
スプレーには持ち込み、預け入れのどちらも出来ないものがあります。
- 引火性の日用品
- スポーツ用品スプレー
引火性であるかどうかを判断するには「火気厳禁」・「火気、高温に注意」と缶に書かれているかどうかを確認する必要があります。
「高温に注意」と書いてあるだけの場合は引火性ではないので、「火気」という言葉が入っているかどうかで判断することができます。
また、高圧ガスのスプレーも機内で爆発する恐れがあるために持ち込み、預け入れともに出来ません。
安全を守るために、飛行機へ持ち込みも預け入れもできない危険物は次のような条件に当たるものとされています。
- 機内で爆発する恐れのあるもの
- 人に危害を与える有害物質を含むもの
- 刃物などのハイジャックやテロに利用され得るもの
スプレーは機内で爆発する恐れのあるもの、また毒素などの有害物質を含むものも多く、厳しく制限がされています。
引火性の日用品、スポーツ用品にあたるものには次のようなものがあります。
- カセットコンロ用ガス
- キャンプ用ガス
- スポーツ用品メンテナンス剤
- スキー、スノーボード用ワックス
- 殺虫剤
など
預け入れのみ可能なスプレー
持ち込みはできないものの、預け入れはできるスプレーもあります。
- 引火性ではない日用品
- スポーツ用品
飛行機内で燃える危険性がないため、引火性でない日用品、スポーツ用品は預け入れのみ可能となっています。
どうしても出発前に入手したい場合は、「火気」に関する注意書きのないものを事前に購入していくといいでしょう。
飛行機への預け入れ荷物について詳しく解説してありますよ↓↓
機内でスプレー缶は破裂しない?
スプレー缶を機内に持ち込んだり、預け荷物に入れたりしたいけれど、スプレー缶が破裂しないか心配になったことはありませんか?
飛行機は、機内も荷物室も全体が与圧されているため破裂することはありません。
機内の気圧を過ごしやすいレベル(0.8気圧程度)に保つこと。
飛行機はとっても高い高度を飛んでいます。その時の外の気圧は希薄でゼロに近いのです。
その気圧のままでは人は生存できませんし、スプレー缶も破裂してしまいます。
そのため、機内を与圧して息苦しさを感じず過ごせるようになっているのです。
与圧(よあつ)とは、その地点で自然に加わる大気圧よりも、室内の気圧を高くすることである。特に、気圧の低い場所で用いられる乗り物の内部の気圧を、外部よりも高くしておくことを指すことが多い。
例えば、高高度を飛行する航空機や、宇宙空間にある宇宙船や宇宙ステーションのように、機体外の大気が希薄あるいはゼロの空間では、機内の酸素分圧を人間が生存できるレベルに保つ必要がある。このために、酸素マスクを用いるか、室内全体を加圧するかのいずれかの手段が多く採用されている。このうち後者の方式が与圧と呼ばれる。
安心してくださいね!
まとめ
- 化粧品類と医薬品類は持ち込み・預け入れどちらも可能
- 日用品、スポーツ用品スプレーは引火性と非引火性で扱いが異なる
- 国際線でスプレーは液対物と同じ扱い
便利ではあるものの、危険物として扱われるものも多いスプレー。
ですが、制限をしっかりと守って準備をすることで安心して出発することが出来ます。
それでは、よい旅を!
スプレー系の商品や、その他の持ち物についての記事もぜひご覧ください
スプレーは事故を未然に防ぐために、危険物として扱われることも少なくありません。
ですが、旅行をする分には危険物に当たるものはあまりないんです!
楽しい空の旅になるようお手伝いさせてくださいね( ^^)