2歳児と言えばイヤイヤ期真っ盛り、動き回るので飛行機に乗るのは赤ちゃんのときより大変とも言われています。
「乗ってる間じっとしてくれるだろうか...」
「2歳になったら旅行に行きたいけど、大変って聞くし大丈夫だろうか...」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は2歳児と一緒に安心して飛行機の旅を楽しめるように対処法などを紹介していきます。
2歳児の区分
飛行機では2歳児はどのような区分になるのでしょうか?
実は国内線、国際線などルールが切り替わる時期で少しややこしい時期なのです。
詳しく説明していきますね!
国内線
国内線では2歳児は膝に乗せていれば運賃が無料の場合と、2歳以上は運賃がかかる場合があります。
これは航空会社によって変わってきます。
3歳未満まで無料 | 2歳未満まで無料 |
JAL ANA スカイマーク AIR DO ソラシドエア スターフライヤー | ピーチ ジェットスター 春秋航空日本 |
一般航空会社は2歳でも膝に乗せておけば料金は無料になります。
しかし、LCCの場合は2歳から座席を用意しなければいけません。
大人1人に対して2歳以下の子供2人の場合は1人は膝の上で大丈夫なのですが、1人分は座席を用意する必要があります。
例外はありますが大抵の場合、LCCは大人と同じ運賃で、一般航空会社の場合は普通運賃の50%です。
国際線
国際線は膝の上に乗せることができる年齢が2歳未満のため2歳児は座席を用意しなければいけません。
運賃は例外はありますが、一般航空会社は大人の運賃の75%、LCCの場合は大人と同じ運賃が発生します。
また、JALは事前に予約すればチャイルドシートを借りることができます。
他の航空会社では基準を満たせばチャイルドシートを持ち込むことができますが、各社基準が様々なので事前に問い合わせることをおすすめします。
子供の運賃について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください↓↓
2歳児とは
2歳児はイヤイヤ期真っ盛りで大変なんて話をよく聞きますよね。
具体的に2歳児とはどのような感じなんでしょうか。
2歳児の身長体重の平均
2歳児の平均身長・体重
男の子 2歳前半 | 男の子 2歳後半 | 女の子 2歳前半 | 女の子 2歳後半 |
|
---|---|---|---|---|
身長 | 86.7cm | 91.2cm | 85.4cm | 89.9cm |
体重 | 12.03kg | 13.10kg | 11.39kg | 12.50kg |
体重10kg以上なので決して膝に乗せてフライトは楽ではなさそうですね。
席を用意しておいた方が楽だとは思いますが、移動時間と費用を考えて決めたいですね。
先日、飛行機で2歳くらいの子どもを膝に乗せたママが隣の席に。離陸後、その子が泣き始めると「泣かないでー」と必死にあやしていたから、「ここまで泣かなかったのが凄いですよね!偉いなー」と声をかけたら「そっか…そうですよね!」と笑顔。すると子どもも笑ってた。どうぞ、気を遣い過ぎずに!
— てぃ先生 (@_HappyBoy) July 27, 2017
2歳でできるようになることの目安
2歳になるとできることもどんどん増えてきて、体力もついてきますよね。
具体的にどのようなことができるようになるのでしょうか?
- しっかり歩けるようになり、走ることもできる
- 両足でジャンプできる
- クレヨンの持ち方がしっかりしてくる
- 殴り書きができるようになる
- 排泄機能が整いはじめ尿意を伝えることができる
- 2語以上の言葉が話せるようになる
- したいことやしてほしいことが伝えられる
- 自己主張が強く、イヤイヤ期が始まる
幼児が親や大人の与えるもの全般に対して「いやいや」と拒否するような反応を示すこと、および、そのような反応が顕著になる時期のこと。おおむね1歳から2歳ごろの幼児に見られる、発育過程の一段階である。
イヤイヤ期は、幼児に自我が芽生えだしたものの、それを適切に意思表示をする言語等の手段を獲得できていないため、拒否・拒絶の態度となって現れるとされる。イヤイヤ期の拒否的態度は幼児の脳が発達するに伴い自然と解消される。
引用:実用日本語表現辞典
対策をすれば良い子にしてくれるので、これから紹介していきますね!
予約をする時に気をつけたいこと
できれば、機内で落ち着いて過ごしたいですよね。
実は予約の段階からできることがあります。
- 直行便を選ぶ
- 時間帯
- 座席選び
この3点について詳しく説明していきます。
直行便を選ぶ
海外などは乗り継ぎの方が安かったりしますが、乗り換えのときに子供を連れて荷物を持って移動するのはなかなか大変です。
移動時間が短くて済む直行便を選ぶようにしましょう。
時間帯
1番のおすすめはお昼寝の時間と合わせた時間帯です。
機内で寝てくれたら楽ですよね。
避けた方がいい時間帯は深夜便、夕方のぐずりやすい時間帯です。
深夜便は他の乗客は寝ようと思っています。
その時間に泣いたり騒いだりすると迷惑がかかって余計に神経をすり減らしてしまいます。
なるべくお昼の子連れの多い時間帯を選ぶと安心感があります。
座席選び
《前側後側メリットデメリット》
メリット | デメリット | |
---|---|---|
前側 | ・早く降りられる | ・人気で席が埋まりやすい |
後ろ側 | ・席が埋まりにくく、余裕がある ・トイレが近い ・子連れが多い | ・移動に時間がかかる |
《窓側通路側メリットデメリット》
メリット | デメリット | |
---|---|---|
窓側 | ・景色を楽しめる ・集中しやすい | ・トイレやぐずったときに席を立ちにくい |
通路側 | ・トイレに立ちやすい ・CAさんに手を貸してもらいやすい | ・席から足や頭がはみ出すと人や台車に当たる危険性がある ・窓側の人がよく席を立つ人だったらその度に立たないといけない |
大人が2人いるときや移動時間が短ければ窓側でも問題ないでしょう。
一部の航空会社では3歳未満のお子様が座る座席に幼児マークを採用しているところがあります。
その周辺を選べば泣き声が苦手な方は避けてくれますし、周りが子連れだと安心です。
引用:JAL公式ホームページ
事前に準備すること
子連れで出かけるときは何かと荷物が多くなりがちですよね。
飛行機に乗るさいも多くなってしまいますが、狭い空間に長時間なので準備しておいて損はないでしょう。
また、2歳にもなれば親の言うこともわかってくるようになります。
事前にしっかり理解させておくことも大事ですよ。
私たちCAもサポートするので安心してくださいね!
飛行機に乗ることを伝える
2歳になれば親の言うことも分かってくるようになってきます。
男の子の中には飛行機が好きなお子さんもいるかもしれませんね。
事前に飛行機の絵本を読んだり、飛行機に乗ることを伝えておくと良いでしょう。
飛行機の中ではこんなことをするよなど楽しめるように話しておくとお子さんも理解してくれるはずです。
事前に読み聞かせておくと、絵本にあった飛行機だねと盛り上がってくれますよ。
飲み物お菓子を準備する
乳幼児は耳抜きがうまくできないため、飲み物やお菓子があると安心です。
ストローマグを持ち込む場合は機内持ち込みの液体の量や水漏れには気をつけましょう。
お菓子は途中のぐずり対策にもなるので、必須アイテムです。
2歳児はそのときの気分でこれは嫌あれは嫌となりがちなので小袋を何種類か持っておくといいです。
グミなら耳抜きにもなりますし、アンパンマンなのできっと喜んでくれるはずです。
暇つぶしを用意する
2歳児は長時間のフライトでずっと大人しくしてくれるなんて不可能に近いです。
そのためには機内でぐずり出しなときなど暇つぶしのアイテムを用意しておくことをおすすめします。
- タブレット
- 絵本
- シールブック
- おもちゃ
- ゲーム
タブレットはフル充電にしておき、子供が遊べるアプリや動画をあらかじめダウンロードしておきましょう。
Wi-Fiがついている飛行機もありますが、つながりにくかったりダウンロードに時間がかかったりします。
また、機内で配られるイヤホンは子供には合わないので子供用のイヤホンを用意しておくと動画など長時間見ることができるので安心です。
こちらは、大切な子供の耳を守るために音量出力制限が設けられたイヤホンです↓↓
おもちゃは音のならないもの、コロコロ転がって落ちないものを選びましょう。
日頃からお気に入りのもの、好きなキャラクターなどがおすすめです。
新しいおもちゃを用意して、機内で遊べると伝えておくことも一つの手段です。
きっと楽しみにしてくれるはずですよ。
年齢に合ったものを選ぶといいです。
値段もお手頃でコンパクトなので持ち運びに便利です。
おすすめの暇つぶしについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください↓↓
昼寝の時間を調整する
一番はお昼寝の時間に合わせて飛行機を予約することですが、なかなかそうもいかないこともありますよね。
搭乗前はできるだけお昼寝しないように調整しておくと機内で寝てくれるはずです。
朝早い便の場合は少し早めに起こしておくと良いです。
機内で寝てくれると親はとても楽ですよね。
搭乗前は遊ばせる
空港に来るまでに車、公共交通機関で移動、すぐに飛行機に乗ってまた移動となると飽きてしまいます。
搭乗前に遊ばせておいたり、空港内をお散歩するとストレス発散にもなるし、2歳児の有り余った体力を消費してくれることでしょう。
大きな空港にはキッズスペースがあるのでそこで遊ぶのも良いですよ。
引用:函館空港公式ホームページ
おむつ、ウェットティッシュを用意する
2歳といえばトイレトレーニング中の時期です。
まだ失敗してしまうこともあるかと思いますので、機内はおむつの方が安心です。
また、飲み物をこぼしてしまったり食べるときに手を汚してしまったりと言うこともあるのでウェットティッシュやタオルがあるといいでしょう。
また、それらを入れるゴミ袋もあると便利です。
携帯用でコンパクトですし、子供用なのでお肌にも優しく安心です。
おむつは交換しておく
機内にはおむつ交換台がありますが、2歳には少し狭いです。
搭乗前に交換しておき、できるだけ機内では交換せずに済むようにしておきましょう。
機内での注意点
事前の準備が万全にできたら、次は機内での注意点を紹介します。
知っているだけで安心できるので、ぜひ最後までご覧ください。
事前搭乗
航空会社によっては2歳以下の小さなお子様は事前搭乗できるシステムがあります。
ですがメリットデメリットがあるので利用するかしないかはよく考えておきましょう。
- 後からきた乗客に急かされることなくゆっくり準備ができる
- 上の棚が開いているので座席近くに荷物が置ける
- 窓側にスムーズに座れる
子供がいると何かとすることが多いので、落ち着いて準備ができるというのがいいですね。
- 出発までの時間が長く子供が飽きてしまう
- 上の棚が埋まっていることがあり荷物を遠くに置かなくてはいけない
- 通路側に人が座っていると気を使う
なるべく飛行機内にいる時間を短くしたいと思っている方は利用しない方が良さそうです。
耳抜き
飛行機の離着陸のとき気圧の変化で耳がキーンとなることがありますよね。
大人であれば唾を飲んだりして対処できますが、小さなお子さんはできません。
対処法としてはジュースやグミ、飴などを与えてうまく耳抜きできるようにすると効果があります。
前の座席への配慮
特に膝に乗せていると子供が前の座席を知らないうちに蹴っていたということもなくはないです。
蹴らないように配慮するということはもちろんですが、事前に周りの乗客に一声かけておくというのも有効な手段です。
覚悟を決める
きっと2歳児と一緒にフライトは何かしらあるでしょう。
何があっても焦らず、イライラしないように覚悟を決めておきましょう。
ぜひ楽しむ気持ちを忘れないでください。
お子さんに親の気持ちも伝わりますよ。
まとめ
- 国内線で膝に乗せていいのは一般航空会社は3歳未満、LCCは2歳未満まで。
- 国際線は2歳児は座席を用意する。
- 飛行機を予約するさいは直行便を夕方深夜の時間帯は避ける。
- 座席選びはメリットデメリットを考える。
- 飲み物、お菓子、暇つぶしセットを用意する。
- おむつ、ウェットティッシュを用意する。
- 機内で寝てくれるように昼寝の時間を調整する。
せっかく遠くにお出かけするのだから楽しみたいですよね。
たくさんやることはありそうですが、わんぱくな盛りの2歳児と一緒にフライトを楽しむためには準備しておいて損はないでしょう。
ぜひ可愛いお子さんと一緒に旅に出てみましょう。
素敵な思い出になりますよ!
お子さんとのフライトにこちらの記事も参考にしてみてください↓↓
2歳と言えばとても可愛い時期ですね!
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