この記事は飛行機の神様 編集部が航空会社と国土交通省の案内を見て書いています。旅行の予約サイトなどの広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。記事の作り方
この記事の数字と規定は2026年9月14日に公式ページで確かめたものです。
飛行機にお菓子は持ち込める
固形のお菓子なら国内線も国際線も持ち込めます。ゼリーやプリンのように液体物扱いになるものは国際線で制限を受けます。加熱式容器が付いたお菓子はどの路線でも持ち込めません。
この記事でわかること
- お菓子を形ごとに「持ち込める」「条件付き」「持ち込めない」に分けた表
- 国内17社の食品ルールで違いが出るところ
- 国内線と国際線でルールがどう変わるか
- 保安検査でお菓子はどう扱われるか
- 米国TSAと英国で日本とルールが違うところ
お菓子の基本ルールと没収されやすい種類は飛行機にお菓子は持ち込んでいい?国際線で没収される種類があるの記事で読めます。この記事ではそこから一歩進んで17社のルールを横に並べます。
お菓子の持ち込みルールを17社で並べた
飛行機の神様の持ち込み早見表では国内17社の公式サイトから手荷物ルールを集めています。全17社に食べ物に関する独自の注記があり合計114の独自ルールがあります。
出典: 飛行機の神様「持ち込み早見表」(2026年9月10日更新)
お菓子は形によって持ち込めるかどうかが変わります。
| お菓子の形 | 国内線 | 国際線 |
|---|---|---|
| 固形(クッキー・せんべい・チョコ) | 持ち込める | 持ち込める |
| ゼリー状(ゼリー・こんにゃくゼリー) | 持ち込める | 液体物扱い |
| クリーム状(プリン・ムース) | 持ち込める | 液体物扱い |
| 加熱式容器付き | 持ち込めない | 持ち込めない |
出典: 各航空会社の公式サイトおよび国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」(2026年9月14日確認)
持ち込み早見表には飲み物・食べ物だけで11品目を収録しています。全111品目のルールは持ち込み早見表で確認できます。
お菓子が液体物扱いになるのはなぜか
国際線では液体物(ジェル・エアゾールを含む)を機内へ持ち込むとき容器のサイズと入れ方に制限があります。ゼリーやプリンは「ジェル」に分類されるためこのルールの対象になります。
液体物の判断は中身が流れるかどうかで決まります。容器を傾けたときに形を保てない食べ物はすべて液体物です。クッキーやせんべいのように崩れない固形のお菓子はこの制限を受けません。
固形のお菓子(スナック)は機内持ち込みも預け入れもできます。
出典: TSA「What Can I Bring? – Snacks」
加熱式弁当容器が付いた食べ物は別の理由で禁止されています。発熱剤が危険物に該当するため機内持ち込みも預けもできません。
出典: ANA「食品・飲料品(国内線)」
国土交通省が一覧に載せている品目は全部で227あります。そのうち機内持ち込みも預けもできるものは57品目です。機内持ち込みはだめで預けだけできるものが107品目でいちばん多くなっています。機内持ち込みはできるが預けはだめなものは3品目だけです。どちらもだめなものは39品目で花火やクラッカーなど爆発の恐れがあるものが含まれます。条件によって判断が変わるものは21品目です。固形のお菓子は機内も預けもできる57品目の中に入りますがゼリーやプリンのように形で判断が分かれるものもあります。飛行機の神様の持ち込み早見表ではこの227品目のうち問い合わせの多い111品目を取り上げて17社の対応を並べています。
出典: 飛行機の神様「持ち込み早見表」(国土交通省「機内持込み・お預けにあたって制限のあるもの」の全227品目を分類、2026年9月10日更新)
国内線と国際線でお菓子のルールはこう変わる
国内線と国際線でいちばん大きく変わるのは液体物の扱いです。国内線では液状のお菓子をそのまま持ち込めます。国際線では容器のサイズと袋の制限がかかります。
国際線で液体物を持ち込むには次の条件を満たす必要があります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 容器のサイズ | 1つの容器は100ml以下 |
| 入れる袋 | ジッパー付きの1リットル以下の透明な袋 |
| 袋の数 | 1人1袋まで |
| 対象外 | 医薬品とベビーミルク・ベビーフード |
出典: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」
つまりゼリーやプリンを国際線に持ち込むなら100ml以下の容器に入っている必要があります。100mlを超えるものは預け荷物に入れます。固形のお菓子にはこの制限はかかりません。
出発地空港の免税店で買った液体類は保安検査を通ったあとに購入しているため持ち込めます。ただし乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ国のルールが適用されるため注意が必要です。
出典: ANA「食品・飲料品(国際線)」
国際線の液体物の制限には例外もあります。国土交通省によると医薬品とベビーミルク・ベビーフードは100ml以下の容器でなくても持ち込めます。特別な制限食も対象外です。
出典: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」

航空会社ごとにお菓子の扱いが違う
加熱式容器の禁止は各社共通ですが生鮮品や冷凍食品の扱いは会社ごとに違います。
| 航空会社 | 食品に関する独自ルール |
|---|---|
| ANA(国内線) | 加熱式弁当容器は危険物に該当するため持ち込みも預けもできない。海産物や漬物は水漏れのないよう梱包が必要。瓶の飲み物は壊れやすいため機内持ち込みを推奨 |
| ANA(国際線) | 出発地の免税店で買った液体類は持ち込める。乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ国のルールが適用される |
| ジェットスター | 肉・魚は完全冷凍状態で蓋付き容器に入れる。容器を含む総重量は32kg以下。氷は使えないが保冷材はOK。臭いの流出するものは機内持ち込み不可(GKのみ適切に梱包すればOK) |
| ソラシドエア | 生鮮食品の冷却用ドライアイスは1人2.5kgまで持ち込める。加熱式弁当は加熱前・加熱後どちらも持ち込み不可 |
出典: ANA「食品・飲料品」、ジェットスター「生鮮品の持ち込みについて」、ソラシドエア「制限のあるお手荷物について」(2026年9月14日確認)
国土交通省は「航空会社によってより厳しいルールを設けている場合がありますので各航空会社の指示に従ってください」と案内しています。
出典: 国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
冷凍の食品を預けるときのドライアイスの扱いも航空会社で違います。ソラシドエアは生鮮食品の冷却用ドライアイスを1人2.5kgまで持ち込みも預けもできます。生鮮食料品の冷却以外の目的で使うドライアイスは持ち込めません。ジェットスターでは冷凍の食品を預ける場合に完全に冷凍状態にあることと蓋のある適切な容器に収納することを求めています。容器を含む総重量は32kg以下に収める必要があります。氷は使えませんが保冷材は使えます。ドライアイスを使う場合は適切な通気を確保する必要があり危険物扱いになるため事前の承認が必要です。すべての容器はビニールなどのカバーで二重に包んで臭いが漏れないようにする必要もあります。ジェットスターでは肉や魚など臭いの流出するものは機内持ち込みができません。ただしジェットスター・ジャパン(GK便)のみ水や臭いの漏れがないよう適切に梱包すれば機内に持ち込めます。
出典: ソラシドエア「制限のあるお手荷物について」、ジェットスター「生鮮品の持ち込みについて」
ANAは国際線でコードシェア便や他航空会社が運航する便が旅程に含まれる場合は他社の手荷物ルールが適用されることがあると案内しています。自分が予約した便がコードシェアかどうかを確認しておくのが確実です。航空会社によって食品の扱いが細かく異なるため搭乗する便を運航している会社のルールを見る必要があります。
出典: ANA「食品・飲料品(国際線)」
お菓子を持ち込むときは自分が乗る航空会社の公式サイトで最新のルールを確認するのがいちばん確実です。全17社のルールは持ち込み早見表でまとめて見られます。
保安検査でお菓子はどう扱われるか
日本の保安検査では固形のお菓子をかばんから出す必要は通常ありません。ただしX線の画像で中身が見えにくい場合は追加の検査が入ることがあります。
米国のTSAでは食品や粉末類はかばんから出すよう求められることがあります。X線の画像を妨げるものは分けて通す方針です。
出典: TSA「What Can I Bring? – Snacks」
英国でも食品や粉末類はX線の画像を妨げるため手動で再検査される場合があります。英国では冷凍した食品を手荷物に入れるのは原則不可です。
出典: GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports」
TSAはかばんの中身を整理しておくことを勧めています。整理されていればX線の画像が見やすくなり検査の列も速く進みます。食品や粉末類が他の荷物と重なると見えにくくなるため分けて出せるようにしておくのがよいです。固形のお菓子であっても大量にまとまっていると画像が不明瞭になるため別のトレイに出すよう求められることがあります。
GOV.UKは遅れを減らすには食品を預け荷物に入れることを勧めています。手荷物の食品がX線で確認しにくいと手動で再検査されるため時間がかかります。お菓子をたくさん持ち込むなら一部を預け荷物に入れておくと検査がスムーズです。英国では冷凍のお菓子を手荷物に入れることも原則としてできないため冷凍品は最初から預け荷物に入れておくのが確実です。
国際線のゼリーやプリンは保安検査の前にジッパー付きの透明な袋にまとめて入れておきます。検査のときにその袋をかばんから出せばスムーズに通れます。
お菓子の持ち込みで失敗を防ぐにはこうする
お菓子で引っかからないために出発前に確認しておくことをまとめます。
- 形を確かめる 固形ならそのまま持ち込めます。ゼリー状やクリーム状のものは国際線で液体物扱いになります。容器が100ml以下かどうかを出発前に確認します。
- 加熱式容器を外す 発熱剤が付いた容器は国内線でも国際線でも持ち込めません。加熱式弁当やホットスナックの容器に発熱剤が入っていないか確認します。
- 透明な袋を用意する 国際線に液状のお菓子を持ち込むならジッパー付きの透明な袋が必要です。1リットル以下のサイズで1人1袋です。空港のコンビニでも手に入ります。
- 航空会社のルールを読む 匂いの強い食品や生鮮品の扱いは航空会社ごとに違います。自分が乗る会社の公式サイトを確認します。
- 梱包を確認する 水漏れの恐れがある食品を預けるときは十分に梱包が必要です。ANAは機内に食品を持ち込む場合は座席上の収納棚ではなく足元に置くよう案内しています。瓶に入った飲み物は壊れやすいため預けずに機内に持ち込むのを推奨しています。
- かばんの中を整理しておく 食品がX線の画像を妨げると追加の検査が入ることがあります。お菓子をかばんの取り出しやすい位置にまとめておくと保安検査がスムーズに進みます。

お菓子を没収されたらどうするか
保安検査でお菓子が引っかかった場合はその場で係員に相談できます。国土交通省は「機内への持込み又はお預けできない物品を空港に持ってきてしまった場合にはお近くの係員へお申し出ください」と案内しています。
出典: 国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
その場で選べるのは大きく2つです。
- 預け荷物に入れ直す(チェックインカウンターに戻る)
- その場で放棄する
なお危険物に該当するものは宅配便など航空貨物でも送れない場合があります。国土交通省は「宅配便などの運送事業者へ確実にご申告のうえ運送事業者の指示に従ってください」としています。
出典: 国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
加熱式容器が付いたお菓子は預けもできないため出発前に中身を別の容器に移すか食べてしまうのが現実的です。
ANAは航空機での輸送が可能かどうか出発までに確認が取れない場合は輸送を断ることがあるとしています。判断に迷うお菓子があるときは出発前に航空会社へ問い合わせるのが確実です。
出典: ANA「食品・飲料品(国際線)」
機内で食べるお菓子は空港でも手に入る
液体物の制限が気になるなら保安検査を通ったあとの売店でお菓子を買うのがいちばん確実です。制限エリア内で購入したものは液体物の制限を受けません。
出発地空港の免税店で買った液体類は機内に持ち込めるとANAは案内しています。ゼリーやプリンを空港で買えばそのまま機内に持ち込めます。ただし乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ国のルールが適用されるため注意が必要です。
出典: ANA「食品・飲料品(国際線)」
固形のお菓子は自宅から持っていっても空港で買ってもどちらでも問題ありません。クッキーやチョコレートは国内線でも国際線でもそのまま持ち込めます。
海外でお菓子の持ち込みルールはどう違うか
固形のお菓子はどの国でも持ち込めますが粉末や冷凍の扱いに違いがあります。
| 項目 | 日本(国際線) | 米国(TSA) | 英国 |
|---|---|---|---|
| 固形のお菓子 | 持ち込める | 持ち込める | 持ち込める |
| 粉末のお菓子 | 制限なし | かばんから出すよう求められることがある | X線で再検査になることがある |
| 冷凍のお菓子 | 航空会社に確認 | 持ち込める | 手荷物は原則不可 |
出典: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」、TSA「What Can I Bring?」、GOV.UK「Hand luggage restrictions」
米国TSAは最終的な判断は現場のTSA職員に委ねられるとしています。ルール上は持ち込めるものでも検査官の判断で止められる場合はあります。
出典: TSA「What Can I Bring? – Snacks」
英国では冷凍した食品を手荷物に入れるのは原則としてできません。アイスクリームのような冷凍のお菓子を英国発の便で持ち込みたい場合は預け荷物に入れます。
出典: GOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports」
海外から日本にお菓子を持ち帰るときは動物検疫にも注意が必要です。多くの国で口蹄疫や鳥インフルエンザやアフリカ豚熱などの家畜の病気が発生していることから肉製品や動物由来製品のほとんどは日本に持ち込めません。Peachは持ち込めない肉製品の例として肉入り機内食、ハムサンドウィッチ、フライドチキン、ビーフジャーキー、ポークジャーキーを挙げています。
日本国内の移動でも植物に関する規制があります。沖縄県および奄美群島からのサツマイモは公的に消毒されたものを除いて本土への持ち込みが規制されています。沖縄県からのウリ科やナス科の生果実も対象です。お菓子そのものではありませんが沖縄のお土産として生の果物を選ぶときは注意が必要です。海外から植物を日本に持ち込むには検査証明書の添付と輸入検査も必要です。
お菓子の持ち込みで気になることに答える
Q. 国内線でお菓子を持ち込んで機内で食べてもいいですか?
A. 固形のお菓子は持ち込んで食べられます。加熱式容器が付いたものは持ち込めません。匂いの強い食品を控えるようお願いしている航空会社もあるため自分が乗る会社のルールを確認してください。
Q. 国際線でゼリーやプリンは持ち込めますか?
A. ゼリーやプリンは液体物扱いになります。1つの容器が100ml以下であればジッパー付きの透明な袋に入れて持ち込めます。100mlを超えるものは預け荷物に入れてください。
Q. お菓子をスーツケースに入れて預けても大丈夫ですか?
A. 固形のお菓子は預けられます。瓶に入ったものは壊れやすいため機内持ち込みをANAは推奨しています。加熱式容器が付いたものは預けもできません。
Q. 飛行機にチョコレートは持ち込めますか?
A. チョコレートは固形のお菓子なので国内線も国際線も持ち込めます。溶けたチョコレートソースのように液状のものは国際線で100ml以下の容器が必要です。
Q. 海外で買ったお菓子を日本に持ち込めますか?
A. 固形のお菓子は基本的に持ち込めます。ただし肉を使った食品は動物検疫の対象です。ジャーキーやビーフ入りの菓子は日本に持ち込めない場合があります。
Q. 保安検査でお菓子を出す必要はありますか?
A. 日本の保安検査では固形のお菓子をかばんから出す必要は通常ありません。米国のTSAではかばんから出すよう求められることがあります。粉末状のお菓子はX線で再検査になる場合があります。
お菓子は形で持ち込めるかが決まる
飛行機にお菓子を持ち込めるかどうかは形で決まります。固形なら国内線も国際線も気にせず持ち込めます。ゼリーやプリンは国際線で液体物扱いになるため100ml以下の容器とジッパー付きの透明な袋が必要です。加熱式容器が付いたものはどの路線でも持ち込めません。
持ち込み早見表に並べている国内8社と国際線を飛ばす14社を合わせた17社の公式サイトにはそれぞれ食品に関する独自の注記があります。合計で114の独自ルールがありドライアイスの上限や臭いの強い食品の扱いが会社によって違います。搭乗する便を運航する航空会社のルールを確認しておくのがいちばん確実です。全17社のルールは持ち込み早見表でまとめて見られます。
この記事が見た公式ページ
国土交通省とアメリカ運輸保安庁と全日本空輸とジェットスターなど8本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
- 1国土交通省国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
- 2アメリカ運輸保安庁TSA「What Can I Bring? – Snacks」
- 3全日本空輸ANA「食品・飲料品(国内線)」
- 4国土交通省国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」
- 5全日本空輸ANA「食品・飲料品(国際線)」
- 6ジェットスタージェットスター「生鮮品の持ち込みについて」
- 7ソラシドエアソラシドエア「制限のあるお手荷物について」
- 8ピーチ・アビエーションPeach Aviation「制限のある手荷物」
最終確認 2026年9月14日
