飛行機を予約しているのに台風が来そうで心配なんて経験はあるのではないでしょうか?
「台風が来そうだけど、欠航っていつ決まるの?」
「欠航かどうか分からないと次の予定を変更するか決めるのに困る。」
いつ決まるか分からないし、欠航になるかもしれないというだけでも不安ですよね。
次の予定やチケットの心配もしないといけないとなるとまた大変ですよね。
そういった疑問を詳しく説明していきます。
欠航が決まるのはいつ?
欠航がいつ決まるかは実ははっきりと決まっていないのです。
早くて2日前から当日、状況によっては運航の1時間から30分前に決まる場合もあります。
ギリギリになってしまうのは早く決め過ぎた場合もし状況が好転したときに対応できないですし、航空会社もできる限り飛ばしたいと考えているためです。
欠航するか分からないときは各航空会社の運行状況をチェックしておきましょう。
欠航の明確な基準はない
欠航の基準に明確な基準はありません。
それは次のような理由があります。
- 各機種のパイロットに委ねられている
- パイロットの資格の違い
- 飛行機の機種や大きさによって飛べる飛べないの基準が違う
- 離着陸前後の横風の強さが一番影響があるので天気図の判断より現場の状況が重要視されているため
様々な要因を考慮して欠航は決まります。
ですので、他の航空会社は欠航になっていないのに自分が乗ろうとしていた飛行機が欠航になるといったことが起こります。
明確な基準はありませんが一般的には向かい風の場合だと風速25メートル以上、横風の場合だと風速13メートル以上で欠航になるとも言われています。
台風でも欠航にならないとき
台風が来たら飛行機は飛べないから欠航になるんだろうなと思ってしまいますよね。
台風でも欠航にならない場合があります。
詳しく説明していきますね。
離発着の空港が台風の影響を受けていない
航路上に台風がある場合は飛行機は飛ぶことができます。
航路を変えて少し遠回りをして避けたり、台風がある高度よりも上を通って影響がないようにします。
ですから離発着する空港が台風の影響を受けていなければ飛行機は飛ぶことができるのです。
台風の一瞬の隙を狙って出発する
台風は風がものすごい強い時もあれば台風が直撃してるのにたいした事ないといったこともありますよね。
その風が弱まった一瞬を狙って離着陸する場合もあります。
飛び立ってしまえば飛行機は雲の上なので台風があろうがなかろうが関係ないのです。
国際線は欠航しにくい
国際線は便数が少なく、もし欠航した場合代替え輸送の手段の確保が難しいという問題があります。
国内線は運航予定当日のみの運航の権利なのに対して、国際線は翌日以降も運航の権利があるので台風が遠ざかるのを待つなどして24時間以上の遅延運航が可能になります。
そのため国際線は横風が強く明らかに離陸できない場合を除いて、出発時間を遅らせるなどして飛ばすようになっています。
直接台風の影響を受けていないのに欠航する場合
逆に台風の影響を受けていないのに欠航する場合があります。
それは使用する機体が台風の影響で欠航になり空港に来ていない、他の空港での飛行機の欠航で人員の目処が立たないなどといった理由です。
人員を多く配置していたり代替え機を用意していたりしている場合は影響は最小限に抑えられますが、人員を多く確保できていないなどの場合は欠航になる可能性があります。
欠航の確認方法
それでは欠航になっているかどうかはどうやって確認すればいいのでしょうか?
航空会社ごとの判断になるので自分が乗る便をしっかり確認するようにして下さい。
欠航などの運航情報の確認できるサイトなどを紹介していきます。
いざというときに知っておくと良いですよ。
JALの運航情報の確認方法
日本を代表する航空会社のJALはこのような方法で運航情報を発信しています。
- JALホームページ→トップページから運航情報が検索できるようになっています。
- Twitter→Twitterの公式アカウントからも検索できるようになっていて、SNSを活用した情報発信も行っているようです。
JALの運航情報をつぶやく公式アカウントを開設いたしました。
ぜひご活用ください。— JAL 運航情報【公式】 (@JAL_flight_info) July 1, 2014
- 欠航遅延便検索→ホームページの中でも検索方法が違うやり方もあります。
- JAL音声自動応答「SKYナビ」→電話でも確認することができます。
- メールでのお知らせ(搭乗情報お知らせサービス)→メールを登録しておけば自動的に運行情報を送信してくれます。
- 公式アプリ→スマートフォンに公式アプリをダウンロードしておけば確認できます。
引用:JAL公式ホームページ
JALだけでもこれだけの確認の方法があります。
乗客としてはすごく助かるね!
その他の航空会社の運航情報のホームページ
他の航空会社でも随時発信しているので確認して下さい。
航空会社 | ホームページ |
---|---|
ANA | 国内線 国際線 |
スカイマーク | 国内線 国際線 |
ピーチ | 全便 |
ジェットスター | 全便 |
JALと同じようにTwitterや公式アプリなどを活用して運行情報を発信している航空会社もあります。
空港の運航情報
また、空港からも運航情報を発信しています。
離発着する空港を調べるとそこからも情報をえられるようになっています。
このように様々なところから情報が発信されているのでインターネットで調べるとすぐにわかるようになっています。
欠航した場合はどうする?
では飛行機が欠航になった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか?
次のような方法があります。
- チケットの振り替えを行う
- 払い戻しをする
この二つのどちらかを選んで詳しく説明していきますね。
チケットの振り替えを行う場合
各航空会社の対応はどのようになっているのでしょうか?
まとめてみました。
【欠航の際の各航空会社の対応】
航空会社 | 振替の取り扱い |
---|---|
JAL国内線 | 手数料無料 搭乗日から30日以内であれば変更可能 |
JAL国際線 | 空席のあるJALグループ便に無料で変更 |
ANA国内線 | 手数料無料 10日以内に手続き 30日以内の空席がある便に変更可能 乗り継ぎ便や復路便も同様の変更が可能 |
ANA国際線 | 空席があった便の最も早いANAグループ便に無料で振り替え 電話のみの受付 |
スカイマーク国内線 | 手数料無料で航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日間有効期間を延長できる |
スカイマーク国際線 | 無料で7日以内の同一区間スカイマーク便へ変更 |
ピーチ | 無料でピーチ便への変更可能 予約番号が同じであれば復路乗り継ぎ便も変更可能 |
ジェットスター | 無料でジェットスター便への振替が可能 |
このように各社無料で自社便に振替が可能です。
航空会社によっては宿泊費や食事代を出してくれるところもあります。
特別な理由により他社に振り替えてくれる航空会社もあります。
払い戻す場合
台風の欠航の場合どこの航空会社も手数料などは無料で対応してもらえます。
払い戻してもらえる期間があるのでそれまでに申請するようにしましょう。
もともとの出発予定日からどのくらいの間払い戻しが可能なのかまとめたものがこちらです↓
- JAL・・・40日以内
- ANA・・・30日以内
- スカイマーク・・・10日以内
- ピーチ・・・10日以内
必ずこの期間内に申請を行って下さい。
ジェットスターは通常払い戻しをする場合はバウチャーと呼ばれる航空会社のみで使用できるお金でする必要があります。
しかし、台風による欠航の場合は銀行口座やクレジットカードへの払い戻しにも対応しています。
申請方法ですが各航空会社のホームページ、コールセンター、空港カウンターなど様々な場所で申請することができます。
当日空港で払い戻してもらおうとすると長蛇の列ができていて長時間待たされる場合があるので、他の払い戻し方法をおすすめします。
詳しくは各航空会社のホームページを見て下さい。
台風による欠航率は?
台風での欠航は実際はどのくらいあるのでしょうか?
平成29年の6月から9月までの欠航率です。
引用:国土交通省ホームページ
台風の影響を受けやすい時期ですが平均で1.44%の欠航があります。
これは100回に1度か2度の割合です。
まとめ
- 欠航がいつ決まるかは決まっていない。
- 欠航の明確な基準はない。
- 空港が台風の影響を受けていないときは欠航しない。
- 国際線は欠航しにくい。
- 運航情報は各航空会社や空港のホームページなどで確認できる。
台風で飛行機が欠航になるかどうかはとても不安ですよね。
直前になるまで分からない場合もあるし、予測はつきにくいですね。
ですが情報もしっかり発信してもらえますし、欠航になった場合は無料で手続きしてもらえたり、航空会社によっては宿泊代や食事代が出たりするところもあってとても親切です。
台風が来ないのが一番ですが、もしそのようなことがあっても慌てずに行動したいですね。
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旅行間際に台風なんて考えたくないですが、実際来てしまったら仕方ないですよね。
この記事を読めばもし台風が近づいてきていても落ち着いて行動できますよ。