飛行機の早割はいちばん早い会社で28日前が期限になる
飛行機の早割は会社ごとに購入期限がまったく違います。いちばん安くなる割引運賃の期限はJALの「スペシャルセイバー」で搭乗日の28日前です。出典: JAL「国内線の運賃」
ANAの「シンプル」は搭乗日の前日まで買えます。出典: ANA「運賃一覧」 スカイマークの「いま得」は3日前まで。出典: スカイマーク「いま得」 Peachの「ミニマム」は搭乗日2日前の23:59まで購入できます。出典: Peach「運賃タイプ」
名前も期限もバラバラです。さらに2026年5月19日にANA・AIRDO・ソラシドエアの3社が運賃制度を刷新しました。出典: ANA「国内線運賃リニューアル」
この記事でわかること
- 国内8社の早割の名前と購入期限の違い
- 予約の変更やキャンセルができるかどうか
- 大手とLCCで早割の仕組みがどう違うか
- 2026年に運賃制度を変えた3社の新しい名前
- 早割で損をしないための確認ポイント
国内8社の早割を購入期限と変更の条件で比べた
各社の公式サイトに出ている割引運賃の中からいちばん安くなるものを選び1つの表にしました。
| 航空会社 | 割引運賃の名前 | 購入期限 | 変更 |
|---|---|---|---|
| JAL | スペシャルセイバー | 28日前 | 不可 |
| ANA | シンプル | 前日 | 不可 |
| スカイマーク | いま得 | 3日前 | 不可 |
| Peach | ミニマム | 2日前23:59 | 不可 |
| スターフライヤー | そら旅 | 28日前 | 不可 |
| ソラシドエア | アーリーソラバリュー | 28日前 | 不可 |
| AIRDO | DOバリュー | 1日前 | 不可 |
各社の公式サイトから飛行機の神様編集部が集計(2026年9月時点)
いちばん安い運賃はどの会社も予約の変更ができません。変更したいときは一度払い戻してから取り直すことになります。購入期限は28日前から1日前まで幅があるので搭乗日から逆算して買い時を決めてください。
ジェットスターは「Starter」「Mini」「Boost」「Max」など10種類のオプションセットに分かれています。出典: ジェットスター「運賃ガイド・規則」 早割という名前の運賃はありませんが買うタイミングが早いほど安い席が残りやすい仕組みは同じです。

早割が安くなるのは空席の数で値段が変わるから
大手もLCCも運賃が安くなる仕組みは共通しています。空席の数で値段が変動する仕組みがあるから早く買うほど安い席を選べます。
ANAのフレックスやスタンダードは「空席予測数により運賃額が変動」する運賃です。出典: ANA「運賃一覧」 座席が多く残っている早い段階では安い価格が出ます。搭乗日が近づくと安い席が減って高い席だけが残ります。
JALのスペシャルセイバーは28日前までの予約でおトクになる運賃です。出典: JAL「国内線の運賃」 セイバーは28日前の期限を過ぎても間際の予約で使える割引運賃。フレックスは当日も無料で予約変更ができます。
AIRDOも公式サイトに「空席予測数により運賃額が変動します」と記載があります。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」
この仕組みがあるから早く買うほど安くなります。逆に搭乗日の直前でも空席が多い便なら安い値段が残っていることもあります。JALでは搭乗日の360日前から予約ができるので旅行の日程が決まったらすぐ公式サイトで値段を確かめるのがいちばんの近道です。出典: JAL「国内線の運賃」

大手2社とLCCでは早割の考え方が違う
JALとANAの大手2社は運賃の種類ごとに変更できるかどうかや預け荷物の量が変わります。JALは「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」の3種類です。出典: JAL「国内線の運賃」 ANAは「フレックス」「スタンダード」「シンプル」の3種類になっています。出典: ANA「運賃一覧」
大手2社は安い運賃でも預け荷物が無料です。ANAのフレックスとスタンダードは23kg×2個まで無料。シンプルでも23kg×1個まで無料で預けられます。出典: ANA「運賃一覧」
一方でPeachのようなLCCは運賃タイプで座席指定と預け手荷物の有無が変わります。Peachのミニマムは預け手荷物が有料。スタンダードなら預け手荷物が1個無料です。機内持ち込みはどの運賃でも2個合計7kgまでです。ミニマムは発券手数料が有料でスタンダード以上は発券手数料がかかりません。LCCは手荷物だけでなく手数料も運賃タイプで差が出ます。運賃は安くても手数料を足した総額で比べないと本当に安いかどうかはわかりません。出典: Peach「運賃タイプ」
大手は安い運賃でも荷物は預けられる。LCCは安い運賃だと荷物なし。ここがいちばん大きな違いです。荷物の量で実質的な総額が変わるので運賃だけ見て安いと判断するのは早いです。
東京-札幌は年間1,031万人が使う日本でいちばん利用者の多い路線です。出典: 国土交通省「航空輸送サービスに係る情報公開」のデータを飛行機の神様編集部が集計 この路線にはJAL・ANA・AIRDO・Peachが飛んでいて大手とLCCの両方を比べやすい路線です。対象の路線が会社ごとに違うので単純な比較には適さない点は覚えておいてください。
2026年に運賃制度を変えた会社が3社ある
2026年5月19日にANA・AIRDO・ソラシドエアの3社が運賃の名前と仕組みを同時に変えました。
ANAは「運賃ラインアップを刷新」し「フレックス」「スタンダード」「シンプル」の3種類にまとめました。出典: ANA「国内線運賃リニューアル」 また往復運賃が新設され片道よりおトクに利用できるようになりました。
AIRDOは「片道運賃」「往復運賃」「AIRDOスペシャル」「DOバリュー」を「フレックス」と「DOバリュー」に統合しました。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」
ソラシドエアは「バーゲン75」「バーゲン60」「バーゲン35」「バーゲン28」「バーゲン14」の5種類を「アーリーソラバリュー」に集約しました。「特売り7日前」「特売り3日前」「特売り1日前」は「ソラバリュー」1つになりました。出典: ソラシドエア「各種運賃一覧」
3社の変更をまとめた表はこちらです。
| 航空会社 | 変わったこと | 早割に当たる新運賃 | 購入期限 |
|---|---|---|---|
| ANA | 運賃の種類を3つに刷新 | シンプル | 前日 |
| AIRDO | 4運賃を2つに統合 | DOバリュー | 1日前 |
| ソラシドエア | 8種の割引を2つに集約 | アーリーソラバリュー | 28日前 |
各社の公式サイトから。変更日はいずれも2026年5月19日搭乗分から。
ネットで「ソラシドエア バーゲン75」や「AIRDO AIRDOスペシャル」を検索しても今は新しい名前に変わっています。予約するときは最新の運賃名を使ってください。
航空会社ごとに早割の名前と期限が変わる
ここからは会社ごとの運賃をもう少し細かく見ていきます。
JALは「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」の3種類です。フレックスは当日も無料で予約変更ができます。セイバーは間際の予約でもフレックスより安い運賃。スペシャルセイバーは28日前までの購入でいちばん安くなります。往復で買う「往復セイバー」なら各運賃から5%以上安くなります。出典: JAL「国内線の運賃」
ANAは「フレックス」が当日まで予約変更できて手数料は無料です。「スタンダード」は前日まで買えて変更もできますが手数料がかかります。「シンプル」は前日まで買えますが変更はできません。出典: ANA「運賃一覧」
スカイマークは「いま得」が3日前までの割引運賃です。席数限定で便ごとの空席予測数に応じて運賃額が変動します。出典: スカイマーク「いま得」
Peachは「ミニマム」「スタンダード」「スタンダードプラス」の3種類。ミニマムは搭乗日2日前の23:59まで購入できます。スタンダードとスタンダードプラスは出発時刻の1時間前まで購入可能です。予約の変更ができるのはスタンダードプラスだけ。LCCで変更ができる運賃は少ないので予定が変わりそうな人はここをチェックしてください。出典: Peach「運賃タイプ」
スターフライヤーは「そら旅」が28日前の割引運賃。「STAR」は前日まで買える割引運賃です。「往復割」は前日までの予約で往復割引が付きます。出典: スターフライヤー「国内線運賃の種類」
ソラシドエアは新制度で「アーリーソラバリュー」(28日前)と「ソラバリュー」(前日)の2本になりました。購入期限は予約後72時間以内か予約期限のどちらか早いほうです。ソラバリューは出発の24時間前から20分前までに予約した場合は即時購入が必要です。直前に空席を見つけて予約するときはすぐ支払うことになるので覚えておいてください。出典: ソラシドエア「各種運賃一覧」
AIRDOは「フレックス」(当日・変更可)と「DOバリュー」(1日前)が中心です。往復で同時に買うと5%割引になります。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」
若い人と65歳以上は早割より安い運賃を使える
年齢の条件に当てはまれば早割より安くなることがあります。大手から中堅まで幅広い会社が年齢限定の運賃を出しています。
| 航空会社 | 運賃名 | 対象年齢 |
|---|---|---|
| JAL | スカイメイト | 25歳以下 |
| JAL | 当日シニア割引 | 65歳以上 |
| スターフライヤー | スターユース | 12歳以上26歳未満 |
| スターフライヤー | スターシニア | 65歳以上 |
| ソラシドエア | シニア割 | 65歳以上 |
各社の公式サイトから(2026年9月時点)
JALのスカイメイトは25歳以下のJALマイレージバンク会員が使える当日運賃です。出典: JAL「国内線の運賃」 スターフライヤーのスターユースは12歳以上26歳未満で搭乗日当日から使えます。出典: スターフライヤー「国内線運賃の種類」
ANAにも「ユース」と「シニア」の運賃があり搭乗日当日のみの予約です。出典: ANA「運賃一覧」 AIRDOにも「DOユース25」と「DOシニア65」があります。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」 ソラシドエアには「シニア割」のほかに「予約ができるヤング割」もあり搭乗日当日まで事前に予約できます。大手のユース運賃は搭乗日当日にしか予約できないものが多い中でソラシドエアのヤング割は前もって席を押さえられるのが特徴です。予定が決まっている若い人にとっては早割と合わせて検討する価値があります。出典: ソラシドエア「各種運賃一覧」
年齢限定運賃は当日限定のものが多く事前に予約できないことがあります。確実に安くしたいなら早割を先に確保しておいて当日に年齢限定運賃のほうが安ければ乗り換えるのも手です。
早割で損をしないために確かめることがある
早割はいちばん安い運賃ですが買い方を間違えると逆に損をすることがあります。買う前に次の3つを確認してください。
- 予約変更ができるかどうかを確かめる。上の表のとおりいちばん安い運賃はどの会社も変更不可です。予定が変わりそうなら少し高くてもフレックスやスタンダードを選ぶほうが安全です
- キャンセル料がいくらかを調べる。スカイマークのいま得は取消手数料が1区間6,000円。出典: スカイマーク「いま得」 運賃が安いほどキャンセル料の割合が大きくなります
- 往復で買うと安くなるかを見る。AIRDOは往復で同時に購入すると5%割引になります。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」 JALの往復セイバーも5%以上安くなります。出典: JAL「国内線の運賃」

早割をキャンセルすると手数料がかかる
早割をキャンセルするときは取消手数料と払戻手数料がかかります。金額は会社と運賃の種類で違います。
スカイマークの「いま得」は取消手数料が1区間6,000円。これとは別に払戻手数料が500円かかります。搭乗予定便の出発時刻を過ぎると払い戻しはできません。払い戻しの手続きは搭乗便の翌日から10日以内に済ませなければなりません。この期間を過ぎると手続きができなくなります。取消手数料が運賃を上回る場合はすでに支払った運賃の全額が手数料として差し引かれます。安い運賃ほどキャンセルのダメージが大きくなる点には気をつけてください。出典: スカイマーク「いま得」
ANAは2026年5月19日から「払戻手数料を廃止」して「取消手数料」に一本化しました。シンプル・スタンダード・フレックスのどれも払い戻しは「有料」です。出典: ANA「国内線運賃リニューアル」
AIRDOは往復で購入して片道を乗り遅れた場合に注意が必要です。「往復の運賃額の100%の取消手数料」がかかり消費税と旅客施設使用料だけが返金されます。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」
Peachのミニマムはキャンセル時の払い戻しが不可です。スタンダードは「手数料を差し引いた額のピーチポイントでの付与」になります。お金ではなくポイントで戻る点を覚えておいてください。出典: Peach「運賃タイプ」
キャンセルせずに搭乗しなかった場合のペナルティについては飛行機の予約はキャンセルしないとどうなる?ペナルティはある?の記事で読めます。
早割の代わりに安く買う方法がある
早割の購入期限を過ぎてしまった場合やもっと安くしたい場合に使える方法があります。
- 株主優待割引 AIRDOの株主優待割引は大人運賃額の50%割引です。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」 JAL・ANA・スターフライヤーにも株主優待割引があります
- セール運賃 ANAのセールは期間限定で不定期に販売されます。変更はできませんが安い運賃が出ることがあります。出典: ANA「運賃一覧」
- 往復割引 AIRDOは往復で同時購入すると5%割引。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」 ANAも往復運賃を新設しています
- 小児割引 ANAは2歳以上12歳未満の小児に25%割引が適用されます。出典: ANA「国内線運賃リニューアル」 AIRDOの小児割引も25%です。出典: AIRDO「新しい運賃のご案内」
航空券の比較サイトを使って安い航空券を探す方法は航空券の比べ方の記事にまとめています。また3連休の早割を会社ごとの金額で比べた記事は勤労感謝の日に飛行機は混む?3連休の早割を6社で比べたで読めます。
飛行機の早割でよくある質問
Q. 飛行機の早割は何日前までに買えばいいですか
A. いちばん割引が大きい運賃の期限は28日前です。JALのスペシャルセイバーとスターフライヤーのそら旅が28日前まで。ANAのシンプルは前日まで買えます。会社によって期限が違うので公式サイトで確かめてください。
Q. 早割の航空券はキャンセルできますか
A. 多くの早割は払い戻し可能ですが取消手数料がかかります。スカイマークのいま得は取消手数料6,000円と払戻手数料500円です。Peachのミニマムはお金での払い戻しができずピーチポイントでの付与になります。
Q. ANAの早割は新しくなったと聞いたけど何が変わりましたか
A. 2026年5月19日搭乗分から運賃が「フレックス」「スタンダード」「シンプル」の3種類に変わりました。払戻手数料が廃止されて取消手数料に一本化されています。
Q. JALのスペシャルセイバーは何日前まで買えますか
A. 搭乗日の28日前が購入期限です。JALでは搭乗日の360日前から予約できるので早めに値段を確かめるのがおすすめです。予約変更はできません。
Q. 早割は予約変更できますか
A. いちばん安い早割はどの会社も予約変更ができません。変更できる運賃はJALのフレックスやANAのフレックスなどですが値段は早割より高くなります。Peachではスタンダードプラスだけが変更可能です。
Q. LCCに早割はありますか
A. LCCには「早割」という名前の運賃はありません。Peachのミニマムは搭乗日2日前の23:59まで購入でき安い席を早く押さえる仕組みは大手と同じです。ジェットスターは10種類のオプションセットから選ぶ方式です。
飛行機の早割は購入期限と条件で会社を選ぶ
飛行機の早割は会社ごとに名前も購入期限も違います。いちばん早い期限は28日前。いちばん遅い会社で1日前です。どの会社もいちばん安い運賃は予約の変更ができません。
2026年5月にANA・AIRDO・ソラシドエアが運賃制度を変えたので古い名前で検索しても見つからないことがあります。予約するときは最新の運賃名を使ってください。
搭乗日から逆算して28日以上あるなら大手の早割。直前なら前日や3日前まで買えるスカイマークやAIRDO。荷物が少ないならLCCのミニマム運賃。自分の条件に合った会社と運賃を選ぶのがいちばん安く飛行機に乗るコツです。
この記事が見た公式ページ
日本航空と全日本空輸とスカイマークとピーチ・アビエーションなど10本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
- 1日本航空JAL「国内線の運賃」
- 2全日本空輸ANA「運賃一覧」
- 3スカイマークスカイマーク「いま得」
- 4ピーチ・アビエーションPeach「運賃タイプ」
- 5全日本空輸ANA「国内線運賃リニューアル」
- 6ジェットスタージェットスター「運賃ガイド・規則」
- 7AIRDOAIRDO「新しい運賃のご案内」
- 8国土交通省国土交通省「航空輸送サービスに係る情報公開」
- 9ソラシドエアソラシドエア「各種運賃一覧」
- 10スターフライヤースターフライヤー「国内線運賃の種類」
最終確認 2026年9月23日
