国内旅行とは、また違った日常生活を忘れさせてくれる海外旅行。現地でどんな旅になるか想像し、海外旅行の当日をワクワクしながら楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?
しかし、国内旅行と違って様々な準備が必要です。パスポートの取得やクレジットカードの用意、海外旅行保険への加入など海外旅行までに準備すべきことがあります。海外旅行の準備のひとつに現地で使用する現金のことも頭に入れておかなくてはなりません。
今回は、海外旅行の両替タイミングは?両替方法と両替時にかかる手数料も解説について説明していきます。
海外旅行の両替タイミングは日本と海外どちらがお得?
海外旅行に行く時の両替は、米ドルやユーロの場合は国内で、それ以外は現地で両替をした方が良いでしょう。
アメリカやヨーロッパの通貨は、日本円より流通量多いので簡単に手に入ります。そのため、現地で両替すると手数料も高くなります。
一方、米ドルやユーロ以外の通貨の両替は、現地の方がお得になります。現地の空港から市街までの交通費分は日本の空港で、残りは市街で両替すると良いでしょう。
市街は、都市銀行、デパート、ホテル、公認両替所で両替できますよ!
海外旅行に行く前に日本で両替をした方が良い理由3つ
手数料を考えると米ドルやユーロは国内でそれ以外は現地が良いですが、日本で両替しておくと良いこともあります。
日本で両替した方が良い理由は、3つあります。
1.現地語に不安な場合
現地語に不安な場合、日本で両替しておくと良いでしょう。
現地語に不安な方は、現地語が分からないと騙されたりぼったくりにあったりする可能性もあります。
現地語に不安な方は、騙されないように現地語が分かる人と行くと安心ですね!
2.両替所を探す時間がない場合
現地に到着してから予定がつまっていて両替を探す時間がない場合、日本で両替しておくと良いでしょう。
近くに両替がないと他の両替所を探さなくてはなりません。そのため、両替所を探すのに時間がかかり、両替所に行くための交通費もかかります。よって両替を探す時間がない場合は、日本で両替をしておきましょう。
3.万が一現金が必要になる場合
現地に到着して両替所がない場合や到着時間が遅い場合、両替所が閉店している可能性があります。
また、タクシーやバス、電車などの交通機関の使用やコンビニで買い物をしたい時など現金が必要になる時もあるでしょう。そのため、日本である程度の現金は万が一必要になった時のために両替しておくと助かるでしょう。
海外旅行は、想定外のことが起こり得ます。ゆったりと気ままに海外に行く人、ツアーや仕事で海外に行く人もいてそれぞれ状況も異なります。日本である程度の現金は両替しておき、それぞれの状況に応じた自分に合った両替方法を選んで両替しましょう!
海外旅行に行く前の日本の両替方法5つ
日本の両替方法は、5つあります。
- 銀行
- 空港
- 金券ショップ
- FX会社
- 旅行代理店
1.銀行
銀行は、両替手数料が他の両替所より高いです。しかし、偽装通貨の鑑定もありますので、騙されることなくきちんと両替してくれます。
空港にも設置されていますので、出発直前に両替をしたくなった時などに両替ができます。インターネットから申し込みをすれば自宅に外貨が届けられる「外貨宅配サービス」もあり、安心安全に両替ができます。
15時には受付を終了する銀行が多いので、時間帯によっては混み合う場合もあります。両替をする金額がはっきりしている場合、混雑時間を避けて余裕を持って早めに訪れると良いでしょう!
2.空港
空港には両替専門店があり、取扱通貨の種類も豊富です。銀行と同様手数料が高いですが、海外初心者は安心して両替ができます。店舗によって、「外貨宅配サービス」もおこなっています。
配送無料など様々な特徴がある店舗がありますので、比較して選ぶと良いでしょう!
3.金券ショップ
金券ショップは、手数料が他の両替方法よりも安く店舗の対応もスピーディーです。大手金券ショップであれば、「外貨宅配サービス」も行なっています。
しかし、デメリットもあります。
大手の金銭ショップは偽造通貨鑑定機や取り扱っている通貨も豊富ですが、それ以外の店舗は偽造の紙幣が混ざっていたり、紙幣にシミや汚れがあったりする可能性もあります。
金券ショップを利用する場合は、偽造通貨鑑定機や取り扱っている通貨が豊富な大手金券ショップで両替をしましょう。
日本に帰国するときに紙幣にシミや汚れがあると、その分の紙幣は両替できません。必ず、シミや汚れがないか両替時に再度確認するようにしましょう!
4.FX会社
FX会社は、外貨を銀行口座で受け取って引き出しの時には手数料がかかりますが、銀行や両替所より安いのが特徴です。
FX会社を利用するためには、対応している通貨かどうかの確認とFX会社口座を開設しあらかじめ口座にお金を入金しておく必要があります。
FX会社の口座を開設していない方は、開設までの時間や手間がかかってしまう上にFX口座の取引ルールを理解しておかなければなりません。
しかし、口座だけ入金しておけば為替レートが有利なときに両替しておくこともでき、両替した外貨は出発時に空港で受け取れるので便利です。
旅行までに余裕がある方やFX口座の取引ルールを理解し自分で見極めて購入したい人は、検討してみましょう。
まだFX口座を申し込みをされていない方は外貨の受け取りまでに最短4日は必要なので、早めに作りましょう!
5.旅行代理店
銀行や両替所と同様レートは高いですが、大手の旅行代理店は取扱通貨の種類も豊富です。また、自宅に外貨を受け取れる「外貨宅配サービス」もできる旅行代理店もあります。
支払方法もクレジットカードで外貨を購入できる旅行代理店もあります。受け取り方も様々なので便利ですよ!
海外のデパートやホテルではクレジットカードが使えても、タクシー等の交通機関はクレジットカードが使えません。そのため、クレジットカードやトラベラーチェックだけでなく現金は必要最低限持っておきましょう。
日本での両替方法は様々あり、それぞれメリット・デメリットがあります。自分の状況に合った両替方法で両替をするようにしましょう!
日本で外貨通貨を両替する際にかかる手数料
円を外貨に両替をする時にかかってしまうのが手数料です。手数料は、両替手数料だけでなく両替レートもかかってきます。
両替レートは為替レートに為替手数料を含めたものをいい、両替手数料は両替一回につき一律でかかるものをいいます!
両替手数料は、両替する場所によっては手数料が無料のところもありますよ!
為替レートや両替レートは毎日変化しているので、両替する度に毎回両替手数料がかかってしまいます。両替しなければ良かったと後悔することもあるでしょう。
どのくらいの手数料になるか手数料の相場を調べ、為替レートの数値に近く両替手数料がかからない場所を探して両替しましょう。
日本で外貨通貨を両替するときにかかる手数料を、両替場所に分けて表にまとめました。
銀行 | ・米ドル:3円 ・ユーロ:4円 ・ポンド:10円 |
両替所 | 米ドル:2.5円 |
金券ショップ | 米ドル:2円 |
FX会社 | 米ドル:0.2円 |
1.銀行
日本円を米ドルに両替する時は、約3円かかり、ユーロは4円、ポンドは約10円かかります。銀行の手数料は市場レートも含まれ、同じ店舗でも店舗によって異なります。
外貨両替を専門にしている店舗では、手数料が米ドル1ドルあたり30銭、ユーロでは1ユーロあたり2円割引されることもありますので割引のある店舗を探してみるのも良いでしょう。
2.両替専門店
日本円を米ドルに両替するとき1ドル2~2.5円かかります。しかし、店舗によって手数料も異なります。
海外では市街にも両替所はあります。少額を日本で両替して、あとは現地の両替所で両替することも検討しても良いでしょう。
しかし現地に来て探すのに時間がかかってしまいますので、その時間がもったいないと感じたり予定がつまっていたりして時間がない人は、日本で両替しておくと安心です。
3.金券ショップ
米ドルは1ドル2円です。大手銀行より1円安くなり、100ドル両替するなら1,000違ってきます。
しかし、店舗に行くまでの交通費がかかりますので、交通費などを考慮しながら訪れるようにしましょう。
4.FX会社
FX会社の米ドル手数料は1ドルあたり0.2円、外貨の受け取りには別途500円かかります。しかし、銀行よりも手数料が少ないのでお得です。
手数料を抑えたい場合や時間がない場合、もっと手軽に両替をしたい人は、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュも視野に入れておきましょう。銀行や両替所で両替するよりも押さえられます。
しかし弱点としては、引き出せる場所を探さないといけないことや手数料が別途かかること、一日の限度額が決められていることです。
両替するには手数料がかかる!状況に合わせて両替しよう
外貨を両替するには、手数料は必ずかかります。両替する度手数料がかかっては、手数料分で海外旅行が楽しめたのにと後悔してしまうでしょう。
両替レートはかかってしまっても、両替手数料は抑えられます。手数料がお得な両替場所を事前に調べて、両替するようにしましょう。
両替で時間を取らないためにも最低限の両替はしておき、楽しい思い出を時間の許す限り海外旅行を満喫しましょう。
現地で使用するお金の両替は、日本?それとも海外?どのくらい手数料がかかるの?などと悩んでしまいますよね!