海外に行くことになった時、ペットはどうしていますか?どこかに預けていますか?それとも一緒に連れて行っていますか?
海外に行くことになって嬉しい反面、誰に預けて良いか悩んでしまいますよね。一人暮らしや家族と一緒に旅行に行くことになった時、誰も見てくれる人がいない場合はなおさらです。
どこにも預ける場所がなくて、海外旅行に行くのを諦めてしまう人もいるかもしれません。
今回は、海外旅行に行くことになった時の預け場所や飛行機に同行させて一緒に連れて行く方法をお伝えします。
海外旅行に行く際にペットを預ける場所は?
海外に行く際に預ける場所は、3つあります。
- ペットホテルに預ける
- ペットシッターに預ける
- 友達や家族に預ける
海外旅行に行く際に預ける場所のそれぞれの特徴についてお伝えしていきます。
1.ペットホテルに預ける
ペットホテルは動物病院やペットサロン、しつけ教室などの施設として運営しているなど様々です。
動物病院なら獣医、ペットサロンならトリマー、しつけ教室ならドッグトレーナーの資格保有者が滞在しているので、安心して預けられます。
有資格者が滞在しているなら質の高いサービスを提供してくれるので、満足したサービスが受けられます。
空港近くにもあるので、出発ギリギリまでペットと過ごせたり帰宅後にそのまま迎えに行けたりと出来るので人気ですよ。
また、ペットが安心できるようにいつも使っている物を持ち込める場所もあるので、従業員に相談してみましょう。
ペットホテルを利用するためには最低限のルールがあります。
・ワクチン接種していること
・妊娠中でないこと
ワクチン接種証明書を持参し、妊娠中のペットを預けて相手側の飼い主などに迷惑をかけないようにしましょう。
- 有資格者がいる
- 短期間預かりや長期間宿泊ができる
- 動物病院が運営している場所もある
- ペットサロン併設の場合、トリミングもしてくれる
事前に施設の情報を調べたり、見学に行ったりするなどどんな施設なのか把握しておくと良いですね!
2.ペットシッターに預ける
ペットシッターは自宅に来てくれるため、ペットにとっては慣れた環境で過ごせるので安心です。日頃、留守番に慣れているペットでご飯のみ、散歩のみと短時間の間だけ頼みたい時に便利です。
利用金額も安く、1時間約3,000円程度。ペットの様子をメールなどで送ってくれるサービスがある会社もありますよ。
- ペットは、いつもの環境で過ごせる
- ホテルを見つけたり送り迎えをしたりしなくて良いので、移動のストレスがない
海外旅行に行く前に何度かペットシッターを雇ってペットシッターとの信頼関係やペットとの交流を深めておきましょう!
3.友達や家族に預ける
友達や家族に慣れているペットの場合、相手の承諾を得れば預けてもらえる可能性があります。そのため、ペットに慣れている方やしっかりしつけもしてくれるかどうかも見極める必要があります。そして、ペットの状態やクセ、万が一のためにかかりつけの病院なども伝えておきましょう。
相手にも予定がありますので、頻繁には預けないようにしましょう。親しい友達や家族でも節度を持って預けるようにすると良いですね!
海外旅行に行くことになって預けるにしても、帰国してからペットの様子がおかしい場合もあります。飼い主と離れて寂しい思いをしているので、帰国後は十分にかまってあげられる時間を持つようにしましょう。
海外旅行へ行く際の飛行機の同行手続きに必要な書類
飛行機で一緒に同行させるには、手続きが必要です。
例えば犬や猫の場合、輸出検疫証明書や健康診断などさまざまな書類を用意しなければなりません。また、日本の条件だけでなく、相手国の条件も満たさなければならない書類もあります。
これらの書類がないと同行できませんので、必ず書類の不備がないように必要な書類が揃っているか再度確認し、余裕を持って準備をしましょう。
1.マイクロチップの装備
海外旅行に行くには、マイクロチップの装備が必要です。マイクロチップは、獣医に装備してもらいましょう。
マイクロチップとは、犬や猫が迷子の時や地震などの災害や事故などで離れてしまった時マイクロチップを専用リーダーで読み取ることで飼い主の情報が分かるもの
これで、海外旅行に行って迷子になっても安心ですね!
2.狂犬病ワクチン接種証明書
相手国によって狂犬病予防注射を義務づけたり、注射後の経過日数を定めていたりする場合もあります。狂犬病の予防注射をして狂犬病ワクチン接種証明書をもらいましょう。
予防接種の回数は2回です。30日から1年の間に行うようにしましょう!
3.狂犬病の抗体価検査証明書
採血及び狂犬病の抗体価測定を行ないましょう。0.5IU/ml以上なら合格です。その後120日間待機期間があります。
検査結果は採血日から2年間有効なので、再度海外旅行に行くときのために大切に保管しておきましょう。
4.輸出入届出書
日本を出発する7日前までに輸出検疫を受ける動物検疫所に連絡をしましょう。
連絡する時期は、相手国によって異なります!
日本に帰国時には、日本到着の40日前までに到着予定を管轄する動物検疫所に輸入届出を提出しましょう。
5.健康証明書
健康証明書は、相手国から日本に帰国する前に必要です。狂犬病とレプトスピラ病の検査を受けると、輸出政府機関発行の健康証明書がもらえます。
6.輸出入検疫証明書
動物検疫所で検査を受けましょう。検査を受ける時は、狂犬ワクチン接種証明書と狂犬病抗体価証明書を持参し、検出検疫証明書をもらいましょう。
また、日本に帰国後にも輸出検疫証明書が必要です。帰国後は出発時にもらった検出証明書と輸出国政府機関発行の健康診断書を提出し、輸入検疫証明書をもらいましょう。
輸入検疫証明書は再度海外旅行に行く時に必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
輸入検査は最長180日かかります。輸入検査で問題なければ、係留期間は12時間以内に短縮できますので、スムーズに日本に帰国するには必要な書類は日本で揃えておきましょう。
日本到着までの間に狂犬予防注射の有効期限が切れてしまう場合は、有効免疫期間内に追加の狂犬病予防注射を行なわなければなりません。追加の狂犬病予防注射を受けた後、輸出国政府機関発行の証明書に記載してもらいましょう!
手続きには様々な書類が必要です。時間や日数もかかりますので、余裕を持って書類を用意しましょう!
分からないことなどがあれば、動物検疫所や相手国大使館に確認や相談をし、海外旅行に行く前に慌てることのないように必要な書類を確認しておきましょうね!
飛行機にペットを乗せる際に注意すること
飛行機に乗せるには、2つの方法があります。
- 手荷物として一緒に搭乗する
- 貨物扱いとして預ける場合
1.手荷物として一緒に搭乗する
手荷物として一緒に搭乗する場合、以下のような基準をクリアしなければなりません。
手荷物の基準は航空会社によって異なります。乗る予定のある航空会社に問い合わせをしましょう。
2.貨物扱いとして預ける場合
貨物扱いとして預ける場合は、以下のことをクリアしなければなりません。
また、規定されたゲージは以下の通りです。
このようにゲージの基準があり、航空会社によっても異なります。航空会社に確認し、当日引っかからないように基準のあったゲージを探してあげましょう。
さらにペットの健康状態は、以下のような規定がされていることもあります。
貨物室は空調調節を行なっていますが、日中の気温の変化や飛行中の気圧の変化もあります。熱中症になったり精神が不安定になったりしてペットの体調にも影響が出る可能性もあります。
飛行機に乗れない犬
ブルドッグ、パグ、チャウチャウ、シーズ、ブルテリア・・・など
海外旅行に行く際にはペットや飼い主にとって最良の方法を!
海外旅行に行く際は、様々な手続きが必要です。その手続きの不備が生じると預けることも一緒に同行することも出来なくなります。
当日不備が生じた場合動物検疫の施設で定められた期間係留される可能性がありますので、そうならないためにも余裕を持って事前に準備をしておきましょう。
そして楽しみにしていた海外旅行を満喫し、預けて海外旅行に行かれた方は十分にペットにかまってあげましょう。