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【旅行会社員解説】海外旅行でトラブルと遭遇した時の対処法

海外旅行で起こるトラブルとは

海外旅行は楽しいイベントですよね。日本とは異なる文化や風習を体験し、食事を楽しむ。楽しい海外旅行ですが、トラブルも多く起こります。
日本は世界でも治安の良い国なので、海外のトラブルに関して馴染みがありません。

今回は海外旅行でトラブルと遭遇した時の対処方法をご紹介します。

10年以上旅行会社で働いていた中で、実際にあったトラブルとそのトラブルの対処方法をご紹介します。
海外で起こるトラブルを事前に理解して、海外旅行を更に楽しみましょう。

ゆか(CA)
事前に対処方法を知っていれば安心ですよね!

スリや盗難

スリや盗難は日本ではピンとこないと思います。
海外では日常的に行われており、観光客が遭遇するトラブルの代表といえます。

日本ではスリに遭遇するリスクは殆どなく、治安がいい国として有名です。
街中で観光客わかった場合、スリの対象になる場合があるので、注意が必要です。

スリや盗難は下記の場所が多いとされています。

スリや盗難が多い場所
  • 公共交通機関
    電車やバスに乗り込む時に体を接触させ財布などを盗む。
  • ショッピングモール
    ショッピングに夢中になる隙に財布を盗む。
  • 飲食店やカフェ
    席の確保の時の荷物や友人との話に夢中になる隙に財布を盗む。
  • 観光スポット
    観光客が多く人混みに紛れて財布を盗む。
  • 人混みが多い街中
    バイクですり抜けざまに鞄ごと盗む。

他にもスリや盗難が多い場所はありますが、「人混み」がある場所で発生する確率が高いです。

人混みがあると人々の視線があるから安心と思いますが、スリや窃盗をする人は人混みで自分の行動を隠し、スリや盗難を実行します。

スリに遭いやすい人の特徴は

スリに遭いやすい人の特徴
  • 観光客とわかる格好
    ガイドマップを見ており、土地勘が無いと思われる。
  • 首にカメラを吊るしている人
    カメラなどの機器は高価ので金持ちと思われる。
  • ハイブランドの服を着ている人
    お金を所持していると思われる。

スリや盗難のターゲットになる海外旅行者は、お土産を購入する機会があるので現地の人達よりお金を所持しています。

スリの手口は集団行動が多いです。1人がターゲットに話しかけ、その隙に別の協力者がカバンから財布を盗むという手口が多いです。

スリや盗難を未然に防ぐために、1人での行動が避けて、複数人で周りを意識して行動するのが良いでしょう。

私が旅行会社勤務の時は、大学の卒業旅行で財布を盗まれるケースが発生してました。

ゆか(CA)
レストランで席の確保をする時は注意してください!こちらのような盗難防止用のバッグにしましょう!

飛行機の遅延や欠航

私が旅行会社に勤務していた時代、お客様の乗る予定の飛行機の遅延に遭遇する事は沢山あリました。
遅延の原因の多くは「台風や豪雨などの悪天候」です。

台風は進路方向が事前にわかり、お客様との対策ができましたが、豪雨は突然発生するので
空港から「飛行機が飛ばない」とよく電話をいただきました。

空港でのトラブルは主に下記になります。

空港でのトラブル
  • 遅延
    台風や豪雨などの悪天候で飛行機が離発着できない場合
  • ロストバゲージ
    到着時、預けた大型荷物がターンテーブルから出てこない
  • 欠航
    台風や豪雨で遅延していた飛行機が運行しない場合
  • パスポートの残存期間が少ない
    出発時、チェックインカウンターで判明し、海外旅行に行けないです

パスポートの残存期限に関しては、旅行会社で予約をする際は社員がチェックをするので問題無いのですが、個人で手配する際は渡航先が提示している残存を確認してください。
残存期限が少ない場合は残念ながら、海外旅行へ行く事ができないので注意してください。

遅延や欠航の場合は搭乗する航空会社の判断になります。
遅延中に軽食が出たり、欠航の場合は翌日への振替や欠航当日のホテル手配などは航空会社の判断なので、当日の状況を空港スタッフと確認をします。

一方、格安航空会社(LCC)は遅延や欠航に関するほとんどサービスはないです。
欠航や遅延になった場合は、払い戻しか、同社の振替のみが基本です。
航空券の種類によって払い戻しの有無も異なりますので、航空会社のスタッフに確認してみましょう。

格安航空会社は安い反面、トラブルが発生した場合の手厚さが異なりますので、あらかじめ確認してください。

テロや暴動

テロや暴動は観光地でも発生する場合があります。
2015年にパリで発生した同時多発テロは負傷者300名にも及ぶ大事件でした。

有名観光地のパリでさえテロや暴動の標的になる恐れがあります。
海外旅行の出発前にニュースを確認して状況を把握しましょう。

また、外務省の「海外安全ホームページ」では海外の安全に関する情報が網羅されているので、ぜひチェックしてみてください。

もし、海外旅行へ行っている間に暴動が発生する雰囲気になったら、身の安全を第一に考えて行動しましょう。そして、できるだけホテルから出ず、渡航先の日本大使館へ連絡してください。

体調不良や怪我

海外旅行で一番多いトラブルが体調不良や怪我です。

いつもと違う環境は刺激的な反面、ストレスを抱え安い状況です。
緊張して、体調が悪くなる事はたくさんあります。

私も台湾へ海外旅行に遊びに行っている途中、高熱を発症し1日ホテルで休養した経験があります。また、グアムでクラゲに刺され、病院へ行ったこともあります。

突然の体調不良や怪我の種類
  • 海水浴でクラゲに刺される
  • プールで足を滑らせ、転倒する
  • 登山で転倒し、足をひねる
  • スーツケースが重く、腰を痛める
  • ご飯が体に合わず、お腹が痛くなる

突然の怪我や病気に備えて、出発前にいつも使っている飲み薬や消毒薬を持参することをオススメします。

また、女性なら環境の変化から突然生理になることもあります。出発前に生理用品の準備も忘れずに。

海外旅行で起こったトラブルの対処方法

突然のトラブルも事前に対処方法を知っていれば焦らずに済みます。
日本と違う文化や風習を理解し、海外旅行をより一層楽しむためにトラブルの対処方法をご紹介します。

スリや盗難の対処方法

海外旅行でスリや盗難に遭う事はとても悲しい事です。
日本は世界的に治安が良い国です。
いつもの行動をとるとスリや盗難のターゲットにさせる場合があります。

スリや盗難の対処方法
  • 話しかけられても相手にしない
    話しかけて、隙を作らせるのはスリ集団の常套手段なので、街中で声をかけられても相手にしないようにしましょう。
  • 貴重品はカバンの中へしまう
    財布やスマホをスボンのポケットに入れると厚みで他の人にわかってしまいます。面倒臭くても貴重品はカバンへしまいましょう。
  • カバンは前で持つ
    リュックサックは後ろで持つと視線が届かず、スリにあう発生率が上がります。
  • 歩きスマホをしない
    画面に集中してしまい、周囲への警戒心がなくなります。
  • ホテルの金庫を利用する
    パスポートや現金や帰りの航空券など、外出に必要無い貴重品はホテルの金庫に入れましょう。念の為、予備のクレジットカードも入れておくと安心です。
  • シンプルな服装にする
    ハイブランドの服装で歩くと、お金をもっていると思われスリの対象になります。

特にホテルの金庫は有効活用しましょう。
外出に必要な金額以外は金庫に入れ、万が一スリや盗難に遭った場合、被害を最低限に抑えられます。
パスポートは事前に顔写真部分をコピーし、原本を金庫に入れましょう。

もしスリにあい、パスポートを紛失した場合は、渡航先の大使館へ事情を説明しましょう。
パスポート代わりの書類を発行してもらえます。

飛行機の遅延や欠航の対処方法

飛行機の遅延やストライキの対処方法は当日の航空会社判断になるのがほどんどです。
また、ロストバゲージによるトラブルは手元にいつ戻ってくるのかを航空会社のスタッフと確認をとりましょう。

飛行機の遅延やストライキの対処方法
  • 遅延:航空会社との確認を密にし、状況を把握する
  • 欠航:空港のチェックインカウンターの判断になるので、状況を把握する
  • ロストバゲージ:航空会社のスタッフに預かり荷物の状況を確認してもらい、返却方法を確認する(預かり証明書を提示する)
  • パスポートの残存期限:出発前にインターネットで残存期間の確認し、少ない場合はパスポートの再発行をする(再発行には約10日程かかります)

上記でも記載しました通り、遅延に関しては航空会社の判断になります。
私も何回も遅延を経験しました。(2時間ほど待った事もあります)

各航空会社によってサービスは異なりますが、格安航空会社以外のフルサービスキャリアの多くは他便への振替や払い戻しができます。
また、すでに搭乗口で待っている場合は軽食が振る舞われたりもします。

LCCに関しては購入した航空券の券種によって対応が異なるので、航空会社のスタッフへ確認しましょう。

ロストバゲージに関しては、自分の荷物が今どこにいるかを確認し、渡航中に戻って来るのかを確認しましょう。その際、スーツケースを預ける際に発行される預かり証明書(claim tag)が必要になりますので、到着まで無くさないようにしましょう。

私が担当していたお客様も荷物が見つからない場合が何件かありました。
あるお客様は帰国後の返却になり、渡航中は荷物がない状態での海外旅行になってしまいました。
また、あるお客様は渡航中のホテルまで郵送する事になり、次の日に荷物がホテルのフロントに届いていました。

テロや暴動の対処方法

渡航先でのトラブルは大使館に状況の確認をしましょう。

テロや暴動の対処方法
  • 外務省の「海外安全ホームページ」を確認する
    出発前にタビレジに登録しメールが受け取れる環境を整えておきましょう。
  • 渡航先の日本大使館へ今後の状況を確認す
    外国にある日本大使館は約231ヶ所あり、外国に滞在中の日本人の安全管理をしています。
  • 加入中の海外旅行保険のサポートデスクに連絡をする
    テロや暴動に関する情報が入っている可能性があります。
  • 旅行会社のツアーで海外旅行をしている場合は現地デスクへ連絡をする
    今の状況を旅行会社へ連絡し、今後の状況を確認しましょう。

もしテロや暴動に遭遇した場合は、身の安全を第一に考えた行動をとるようにしましょう。
日本では考えられない事態が起こる場合があるので、日本大使館の判断に従い行動することをオススメします。

体調不良や怪我の対処方法

体調不良や怪我は事前に想定できるトラブルなので、事前に対処することができます。

出発前と出発後で対処方法があります。

(出発前)体調不良や怪我の対処方法
  • 海外旅行保険に加入する
    クレジットカードや空港で契約できます。また無人登録機でも契約できます。
  • いつも使っている薬や消毒液を持参する
    海外の薬が合わない場合があるので、飲み慣れた薬を使うのをオススメします。

出発後に突然の体調不良や怪我をした場合は下記の対処方法になります。

(出発後)体調不良や怪我の対処方法
  • 無理せずホテルで休む
    折角の海外旅行で無理をすると悪化する恐れがあるので、ホテルを満喫する気持ちで体を休めましょう。
  • 病院へ行く(海外旅行保険に加入している場合)
    保険会社のサポートデスクに電話して病院を紹介してもらいましょう。帰国後、海外療養費制度で医療費の負担を軽減できます。
  • 病院へ行く(海外旅行保険に加入していない場合)
    ホテルのフロントに相談して、病院を教えてもらいましょう。

海外旅行で楽しい気分になりますが、ストレスも溜まって突然体調を崩すこともあります。
渡航先でもドラッグストアはありますが、いつも飲み慣れた薬が手元にあると安心です。

現在は日本のドラッグストアが海外展開しているので、安心して購入することもできます。
商品も日本で売っている商品が多く(英語表記)知っている薬があるかと思います。
私も台湾旅行をした時に高熱を出した際はマツモトキヨシにお世話になりました。

海外旅行でトラブル発生!咄嗟の英会話

海外旅行でトラブルが発生した場合、英語で対応しないいけない場合があります。
気が動転している時に慣れない英語で話すことになります。

事前に海外旅行でトラブルが起こった場合のキーフレーズを紹介します。
英語で話すことができない場合はスマホやノートに書いておくと、指差するだけで相手は理解できます。

ゆか(CA)
英語はたくさんの国で使われている言語なので、海外旅行に行く時は覚えておくのも良いかもしれませんね!

海外の空港でトラブルが起こったとき

海外旅行をするうえで空港は必ず利用する施設です。
自分が搭乗する飛行機が遅延や欠航になった際は、航空会社スタッフに相談するフレーズを紹介します。

私の荷物がターンテーブルから出てこない。
 My luggage won’t come out of the turntable.

荷物の引換証です
Here’s my claim tag.

変更後の出発時間は何時ですか?
What time is the departure time after the change?

(便名)はどういう状況ですか?
What is the status of the (便名)?

海外旅行中、街中でトラブルが起こったとき

突然スリに遭った!
そんな時は落ち着いて、状況を確認してください。

それから大使館や警察に下記のフレーズを使うとスムーズに進みます。

私のスマホが盗まれました。
 my smartphone was stolen

日本大使館はどこにありますか?
Could you tell me where the Japanese embassy?

私の頼んだ物と違います
 This is not what I ordered.

海外旅行中に体調不良や怪我のトラブルが起こったとき

海外旅行でトラブルが起こることは不安になりますよね。
特に体調不良や怪我は日本にいても不安になります。

体調不良や怪我をしても焦らず適切な処置をするためのフレーズを紹介します。

最寄りの病院まで連れて行ってください
 Take me to the nearest hospital

お腹が痛いです。
have a pain in my stomach.

熱があります。
I have a fever

外務省のホームページでは海外の医療状況や各国の咄嗟の一言が記載されて流ので、参考にしてみてください。

海外旅行先で多いトラブルを国別で紹介

国によって外国人を狙った犯罪は違います。トラブルを起こす人は国によってある程度犯行が同じです。
海外旅行へ行く地域のトラブルの傾向を理解し、安全への備えを強化していきましょう。

アジアで多いトラブル

アジアでは旅行者を狙ったトラブルが多くあります。

アジアで多いトラブル
  • タクシーでの高額請求
    行き先と金額を事前に運転手と確認しましょう。
  • ボディータッチからのスリ
    貴重品は常にカバンにしまっておきましょう。

ヨーロッパで多いトラブル

ヨーロッパはストライキや暴動が多くニュースになっています。
海外旅行はどうなのでしょうか

ヨーロッパで多いトラブル
  • スリや置き引き
    カバンを前に持ち、レストランで立ち去る時は忘れ物がないか確認しましょう。
  • チップ目当ての写真撮影
    話しかけられても相手にしないでください。

世界共通で多いトラブル

トラブルには世界共通の事例もあります。
手法を知って、事前に対処しましょう。

世界共通のトラブル
  • 睡眠薬強盗
    知らない人から物を貰わないでください。
  • ケチャップ強盗
    冷静に対応し、カバンを意識して対応しましょう。
  • ぼったくりタクシー
    事前に金額とルートを確認しましょう。

海外旅行でトラブルが起こったら、大使館を頼りましょう

海外旅行でトラブルが起こると不安になりますよね。
知らない場所で不安なのに更にトラブル発生。そんな時は焦らず状況把握が大事です。なるべく1人で出歩かず、周りに気を付けるだけでトラブルに遭遇する確率は格段に減ります。

どうしても困った時は大使館を頼りましょう。日本の大使館は世界各国にあり約231ヶ所あります。大使館では滞在する日本人の安全や日本人観光客に援護や安全を管理しています。

海外旅行でトラブルが起こった時は小さなことでも大使館へ相談し、旅の不安を解消しましょう。

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