この記事は飛行機の神様 編集部が航空会社と国土交通省の案内を見て書いています。旅行の予約サイトなどの広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。記事の作り方
飛行機がどれくらい時間どおりに飛んでいるかは、航空会社ごとに国土交通省が数字を出している。2025年度の実績を大手10社ぶん並べたところ、1位のスターフライヤーが91.17%、最下位のジェットスター・ジャパンが76.80%だった。その差は14.4ポイント。100便に14便ぶんの違いになる。
この記事では、会社ごとの定時運航率と欠航率、遅れの理由、遅れやすい月を、公開されている数字だけで並べ直した。数字はすべて国土交通省の公開資料から取っている。

遅れにくい航空会社ランキング(2025年度・大手10社)
定時運航率は、出発予定時刻から15分以内に出発した便の割合。15分を1分でも超えると遅延便として数える。年度をまるごと集計しているので、特定の月の当たり外れは消えている。
日本の航空会社大手10社の定時運航率(2025年度)
出発予定時刻から15分以内に出発した便の割合。年度まるごとの数字で並べた。
国土交通省は、対象の路線が会社ごとに違うので単純に比べるのには向かないと書いている。
上位2社はスターフライヤーとスカイマーク。どちらも路線の数を絞っていて、機体のやりくりに余裕がある。下位はジェットスター・ジャパンとスプリング・ジャパンで、機材を1日に何往復もさせるLCCが並ぶ。
ただし国土交通省は、飛んでいる路線が会社ごとに違うので単純には比べられないと書いている。雪の多い地方や台風の通り道を多く飛ぶ会社は、それだけで数字が下がる。順位そのものより、どれくらいの幅に散らばっているかを見るほうがいい。
遅れの理由でいちばん多いのは前の便の遅れ
2025年度に15分を超えて出発が遅れたのは、大手10社で125,698便。その理由の内訳を見ると、いちばん多いのは前の便の遅れで64.0%を占める。
遅れの理由の内訳(2025年度・大手10社の合計)
15分を超えて出発が遅れた便 125,698便の内わけ。
前の便の遅れとは、その機体が前の区間で遅れて、次の便もつられて遅れることを指す。
前の便の遅れとは、同じ機体が前の区間で遅れて、次の便もつられて遅れることを指す。天候が理由の遅れは2.2%しかない。空港で足止めされる場面を思い浮かべると天候のイメージが強いが、実際に数えると、その日の運航の積み重ねのほうがはるかに多い。
だから同じ会社でも、1日の最初の便と夕方の便では条件が違う。時間に余裕がない移動なら、朝の早い便のほうが積み重なりを受けにくい。
8月だけ極端に落ちる
月ごとに見ると、いちばん高いのは6月の88.95%、いちばん低いのは8月の77.2%。その差は11.8ポイントある。
月ごとの定時運航率(2025年度・大手10社の合計)
出発が15分以内に済んだ便の割合。数字が小さい月ほど遅れやすい。
台風の多い夏と、雪の多い冬に下がる。
夏は台風、冬は雪と、理由は分かりやすい。旅行の日程を決められるなら、この山と谷を知っておくだけで違う。
欠航が少ないのはどの会社か
欠航率は、国土交通省が四半期ごとに公開している。直近の令和8年1月~令和8年3月でいうと、全体では1.77%の便が欠航した。
航空会社別の欠航率(令和8年1月~令和8年3月)
国土交通省が四半期ごとに出している欠航率。低いほど飛ばなかった便が少ない。
国土交通省は、対象の路線が会社ごとに違うので単純に比べるのには向かないと書いている。
スプリング・ジャパンは0.00%。いちばん高い日本航空の2.32%とは差がある。欠航は遅延と違って予定そのものが飛ぶので、日帰りの出張や乗り継ぎがある日は効いてくる。
予約するときにできること

会社を選べる路線なら定時運航率の高い会社を、選べないなら時間帯と時期で調整する。この2つで大半は決まる。
乗り継ぎがある日は、前の区間が遅れる前提で組んでおく。2025年度は大手10社だけで125,698便が15分を超えて遅れている。めったに起きないことではない。
座席の広さは公式に数字が出ている会社が少ない
ついでに調べたところ、国内で乗れる航空会社18社のうち、シートピッチか座席幅を公式サイトに数字で書いていたのは4社だけだった。
座席の広さ(各社の公式に数字が出ているものだけ)
前後の間隔(シートピッチ)は座席の前後の距離。数字を公表していない会社は載せていない。
| 航空会社 | 前後の間隔 | 座席の幅 |
|---|---|---|
| ZIPAIRボーイング787-8 | 107cm | 51cm |
| ソラシドエアボーイング737-800 | 81cm | 48cm |
| スカイマークボーイング737-800/737-8 | 79cm | — |
| フジドリームエアラインズエンブラエル170/175 | 79cm | 46.3cm |
| ZIPAIRボーイング787-8 | 79cm | 43cm |
出どころ:各社の公式サイト
数字を出している会社どうしなら、普通席の前後の間隔は79〜81cmに集まっている。広さで選ぶより、座る位置で選ぶほうが効く。
よくある質問
定時運航率と遅延率は何が違いますか
定時運航率は、出発予定時刻から15分以内に出発した便の割合。遅延率はその残りで、100から定時運航率を引いた値になる。国土交通省は定時運航率のほうを月ごとに公開している。
いちばん遅れにくい会社に乗れば安心ですか
会社の差より、時間帯と時期の差のほうが大きい場面がある。8月の全社平均は77.2%で、これはジェットスター・ジャパンの年間平均76.80%とほとんど変わらない。遅れたくない日は、会社と時間帯の両方で選ぶ。
この数字はどこで確認できますか
国土交通省の航空輸送サービスに係る情報公開で公開されている。四半期ごとにPDFとExcelが出る。この記事はその年度ぶんを集計し直したもの。

まとめ
2025年度の実績でいうと、大手10社の定時運航率は76.80%から91.17%まで、14.4ポイントの幅がある。遅れの理由は64.0%が前の便の遅れで、月でいうと8月がいちばん落ちる。
会社別の数字と、路線ごとの混み具合、空港ごとの利用者数は飛行機の遅延・欠航データにまとめて置いている。持ち物のほうが気になる人は持ち込み早見表から探せる。
(この記事の数字は、国土交通省が公開している2025年度ぶんの資料を飛行機の神様編集部が集計したもの。2026年9月9日時点)
この記事が見た公式ページ
国土交通省など1本の公式ページを実際に開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
最終確認 2026年9月9日





















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