海外に行く際、様々な準備をする人が多いかと思います。
そんな中で、海外渡航する前にチェックしておきたいポイントとしてビザやパスポートの問題があります。
ビザやパスポートの知識がないと、入国がそもそもできない可能性が浮上するため、対策しておく必要があります。
ビザなしで入国できる国はあるものの知識として持っておかなければいけません。この記事では海外旅行におけるビザの必要性や申請手続について解説します。
海外旅行にビザは必要？パスポートとどう違う？
パスポートは日本人の中でも馴染みがあるものですが、ビザに関して知識がそこまで高いわけではありません。
ビザを持っていないと入国できない国や現地でビザを獲得できる国があるため、事前情報として調査しておく必要があります。
特に勘違いされやすいのがパスポートとの違いです。
ここからはビザとパスポートの違いやビザが必要なケースを紹介します。
ビザは入国審査をクリアした証拠
ビザは日本では査証と呼ばれており、渡航先の国に事前に申請して発行される入国許可証です。
世界の諸国が自国の安全を守るために、渡航希望者の身元を事前に審査する必要性が出て、問題があった場合は入国を拒否されることがあります。
一方で、パスポートは身分証明書となり、自分の存在を説明できる唯一のものとなります。
取得可能なビザの種類は変わる
ビザは渡航する国や目的によって、ピザの種類が異なります。ビザには下記の14種類があります。
例えば、自分に適しているビザを選ばなければ、入国を拒否される可能性もあります。実際に自分の滞在目的や滞在日数に適しているピザを調べておきましょう。
ビザ取得が不必要な国がある
旅行者の国籍によってビザが免除されるケースがあります。日本人は多くの国でビザが免除されており、190カ国をビザなしで渡航できます。
世界のパスポートを比較する渡航自由度を調査したランキングでは、日本のパスポートが上位に評価されていることから、多くの国にビザなしで渡航できます。
自分が渡航を予定している国について、あらかじめビザが必要なのかをチェックしましょう。
海外旅行のビザの申請方法
ここまででビザの効果について解説しました。ビザの申請方法に関しては、下記の手順で進みます。
ここからはビザの申請方法について解説します。例外としてアライバルビザの存在についても解説しているのでご参考にしてください。
1. 大使館や領事館に連絡する
ビザは事前に渡航先国の大使館や総領事館に申請手続きをする必要があります。基本的には紙媒体での申請となりますが、オンラインでの申請手続きを受け付けている国もあります。
大使館や総領事館に直接出向いて申請することもできますが、パスポートへの押印などを全て確認したい方にはおすすめです。
しかし、あまり時間を取れない場合はそのままオンラインなどで済ませるのが最適です。
2. 受け取って渡航する
ビザを受け取ったらあとは渡航のタイミングまで待ちましょう。
ビザの受け取り方も申請する国や申請方法によって、受け取り方が異なります。大使館や総領事館の指定した方法でビザを受け取りましょう。
ビザを受け取りさえすれば、あとは旅行の準備をするだけで問題ありません。
3. アライバルビザの場合、現地の空港で取得する
ピザの種類によっては現地に到着し、空港で取得できるものも存在します。
現地の空港を取得できるビザを「アライバルビザ」と呼んでおり、現地の空港でお金を払うことで入国が認められるケースになります。
アライバルビザが認められている国についても先にチェックしておくことが重要です。
海外旅行のビザ獲得のために必要な書類3選
ここまで海外旅行の受けるビザの仕組みについて解説させていただきました。
ビザが必要な国はそこまで多くはないですが、海外旅行に行きたい方としては覚えておきたい知識です。
そんなビザですが、取得するためにはどのような書類が必要なのでしょうか。
ここからはビザ獲得のために必要な書類を紹介します。
1. 申請者のパスポート原本
まずは申請者のパスポート原本が必要です。こちらは海外旅行に行くにあたって取得するパスポート本体があれば問題ありません。
コピーではなく、原本が必要になるため、必ずパスポートの原本を手配しましょう。
2. 記入済の電子査証申請書
ビザを獲得する場合は申請書が必要となります。申請書に記載する内容としては渡航日数や渡航目的がメインとなるため、難しい内容にはなりません。
簡単な内容を記入した上で、パスポートや写真と一緒に提出することでミスがなければ申請完了となります。
3. 申請者の証明写真
こちらはパスポート取得と同じように必要となる証明写真です。大きさもパスポート取得の際の写真と同じサイズですので余っていれば、そのまま利用できます。
写真に関しては大きなルールがあるわけではないため、簡単に撮影して送ることができます。
海外旅行でビザ獲得が必要な国
上記で紹介した通り、国によってビザを取得していないと入国できない国があります。
自分が今から行こうとしている国がビザの獲得が必要なのかを事前にチェックしなければ行けません。
ここからは各地域でビザの獲得が必要な国を紹介します。
アジア
日本から最も旅行に行きやすいエリアであるアジアの中にもビザが必要となる国は多数あります。
アジア圏でビザが必要となるのは下記の国々です。
北朝鮮、パキスタン、アフガニスタン、ブータン、トルクメニスタンなど
一方で、タイなどのようにビザがなくても渡航できる国はあるため、ビザの申請などが億劫に感じてしまう人はビザなしで渡航できる国を探しましょう。
中東
中東の地域ではほとんどの国でビザの取得が必要です。そもそも退避勧告が発出している国が多いため、あまり渡航する人も少ないです。
有名なサウジアラビアやUAEなどは不要だったりアライバルビザで対応できたりなど、入国しやすいです。
情勢によってビザの情報も大きく変わるため、中東への渡航を検討している方は常に状況を確認する必要があります。
アフリカ
アフリカの国々はビザが必要となる国が多いです。アフリカの国でビザが必要となるのは下記の国です。
アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、チャド、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、赤道ギニア、エリトリア、ガンビア、ガーナ、リビア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シエラレオネ、南スーダン、ギニア、リベリア
アフリカは危険な地域であるため、入国管理が徹底されています。そのため、ビザによる照明が必要にな国が多いです。
内戦などの影響を受けて出入国の制限が受ける可能性があるため、日本政府からの案内などをキャッチアップしましょう。
アメリカ
アメリカの場合はビザの他にもESTA（Electronic System for Travel Authorization）の取得が必要です。
ESTAはアメリカに90日以内の観光などを目的とする外国籍の方が必須となるもので、航空機の搭乗前に取得しておかなければいけません。
ビザの場合は90日以上滞在を希望する方が必須となり、ビジネスや留学を理由にアメリカに訪問している場合に必要です。
渡航期間と渡航目的に応じて、ESTAかビザか変わってくるため、事前に明確にしておくことをおすすめします。
海外旅行先によってはビザは必須！早めに準備して入国トラブルを防ごう！
渡航先によってはビザの取得を優先的に進める必要がある国が複数あります。ビザの取得にも時間がかかってしまうため、早めの準備が必要です。
初めて海外旅行に行く人は手続きなどで失敗してしまう可能性があるため、ビザ獲得までの流れを事前にリサーチした上で、安全に渡航しましょう。
また、ビザの情報は年によって変更される可能性が高いです。数年前に行った国だとしてチェックすることを忘れないようにしましょう。
