海外旅行にはパスポートのコピーが必要だと聞きますが、なぜ必要なのでしょうか？パスポートが大事なもので持ち歩くと不安になるからこそ、必要でないものはなるべく置いていきたいですよね。
この記事では、コピーが必要な理由や、コピーをしておきたいページ、具体的なパスポートを使うシーンを紹介していきます。
悪用防止のための現地での持ち歩き方もお伝えするので参考になさってくださいね。
海外旅行ではパスポートのコピーがあると安心
海外旅行ではパスポートのコピーがあると安心です。なぜかというと、パスポートは世界で通用する身分証明書となるからです。海外にいる間は、パスポートが日本人であるという唯一の証明書であるため、外務省も基本的には常に携帯している必要があるとしています。
また、国によってはパスポートの携帯を義務付けている国もあるようなので、訪れる国の情報を確認してみてくださね。しかし、日本のパスポートは国際的にも信頼度が高く、盗難の危険性があるのも事実です。日本のパスポートのみで渡航可能な国の数は、2023年7月時点で189か国もあります。世界で3位の有用性だそうです。
それまでは日本のパスポートは5年連続で首位を維持していたため、まだまだ狙われてしまう可能性は高いです。買い物や観光でのお会計の度に何度もカバンから出し入れしていると、人の目についてしまい、危険が伴います。そんな時に、役に立つのがパスポートのコピーです。原本が必要な場合や国もありますが、コピーで事足りることも多くあります。
海外旅行で必要なパスポートのコピーはこのページ
コピーしておくべきパスポートのページは以下の3ページです。
- パスポートの最初の「旅券」ページ
- パスポートの中程の「査証（ビザ）」ページ
- パスポートの最後「緊急時の連絡先」ページ
パスポートの最初の「旅券」ページは、顔写真やパスポート番号、氏名などがはっきりと写るようにしておきましょう。プリントする際の色は、カラーでも白黒でも問題ありません。内容がわからないほど暗い、写真がぶれているなどとならないように注意して準備してくださいね。
パスポートの中程の「査証（ビザ）」ページでは、出国・入国時に押してもらった入国許可などのスタンプを撮っておきましょう。スタンプを撮っておくことで、不法入国ではなく、正しい手段で出入国していることがわかるので便利です。また、入国時に押されるスタンプには日付が記載されており、不法滞在ではないことも証明できます。
コピーでも対応は可能ですが、万が一落とした場合は悪用されないかなど不安になりますよね。そこでおすすめなのは、電子データでの保存です。スマートフォンなどにあらかじめスキャンしたデータを保存しておけば、紙のコピーのように紛失する心配もありません。
海外旅行でパスポートのコピーを使うシーン
次に、実際にコピーが使えるシーンをご紹介します。使えるシーンは主に以下の３シーンです。
- 身分証明時
- 年齢の確認時
- 紛失や盗難にあった時
冒頭からお伝えしているように、国によっては、原本が必要な場合もあります。その際は提示できるように携帯しておきましょう。
身分証明時
自分自身の身分を証明するために使います。例えば、ホテルへのチェックイン時、美術館などの観光をするとき、免税店で買い物をする時などです。
パスポートが本人かどうかや、その国に住んでいないことの証明などをしてくれています。
セキュリティの関係でこんなところで確認をするの？と思いもよらなかった場所で、確認が入ることもあるため、準備をしておきましょう。
年齢の確認時
年齢を確認する時にもパスポートのコピーを使うことができます。お酒を買う時や現地のクラブにいく時などです。本人は実年齢よりも若く見られがちなため、年齢確認も実際に多く求められます。
また、未成年がお酒を飲むことに対して、ルールが日本よりも厳しい国も多いためしっかりとパスポートなどで確認をされます。
紛失や盗難にあった時
パスポートの紛失や盗難にあった時にもパスポートのコピーが使えます。
パスポートが手元からなくなってしまった際は「帰国目的に限る渡航書」の発行か、パスポートの再発行のどちらかを選ぶ必要があります。
しかし、パスポートの再発行は2週間程の時間がかかり、かつ、戸籍謄本か戸籍抄本が必要なため、現地での再発行は難しいようです。そのため日本に帰る時のみに使用できる「渡航書」の発行が多いです。
渡航書は、日本大使館や領事館に、証明写真や免許証などの国籍や本人確認ができる書類、帰国に必要となる航空券や日程表のコピーなどを提出します。パスポートのコピーがあると渡航書の発行がスムーズなので万が一に備えて持っていると安心ですね。
海外旅行中にパスポートの写真は使える？
パスポートのコピーではなく、写真の画像でも使えるシーンはあります。
私がイタリアに旅行に行った際は、街中の買い物で免税を受けるときにパスポートの写真を見せて、免税の書類を発行してもらえました。写真をとってデータにしておくことで、現地でプリントアウトができれば手元に置いておくことも可能ですね。
しかし、コピー同様、お店や相手が確認したい項目によっては写真は使えないこともあるため、パスポートを忘れないようにしましょう。
もしホテルなどに忘れてしまった場合は、パスポートの原本がない場合でもサービスが受けられるのかをあらかじめ確認しておくと安心してお買い物もできますよ。
パスポートのコピーを盗難されたら悪用される？
コピーを準備して、その紙が万が一盗難にあったらどうしようと思いますよね。
しかし安心してください。万が一コピーを盗難されても取られる情報には限りがあり、悪用するにも限界があります。
現在の日本のパスポートはICチップが導入され、簡単には偽造できないようになっていますので、過剰に不安になることはありませんよ。
ただし、帰国後はパスポートの切り替え手続きはしておきましょう。
海外旅行中のパスポートのコピーの持ち歩き方
旅行中は基本的にパスポートとは別の場所に保管をして持ち歩くようにしておきましょう。コピーが悪用されづらいとはいえ、盗難されてしまったら嫌な気分になりますよね。
バックのファスナーが付いている、簡単には取り出しにくいところに入れておくようにしましょう。
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パスポートのコピー以外で準備しておきたい書類
パスポートのコピー以外で準備しておきたい書類もあるので、お伝えしますね。
- クレジットカード情報やカード会社の連絡先
- 免許証や健康保険証
クレジットカード情報やカード会社の連絡先
クレジットカードは、１枚あるだけで現金を大量に持ち歩く必要がなくなります。その結果、盗難にあう危険性も下げることができます。しかし、そのクレジットカードが盗まれてしまったと考えると、恐ろしいですよね。
カードを停止することができる、サポートデスクの番号はカードの裏に書いてあることが多いです。そこの写真をとって、カード番号や有効期限、カードの名義などをまとめておくと安心できますよ。
また、クレジットカードに海外旅行保険を使う時もカード情報が必要な場合が多いため、緊急時でもすぐに取り出すことができます。
免許証や健康保険証
免許証はレンタカーをする場合に使用できるほか、帰国目的の渡航書を発行する手続きの際に身分証明書として使用することができます。
健康保険証は行き帰りでの万が一の事故などにあってしまった際に使用することができます。
また、もしも海外で治療を受けることになってしまった場合は、海外療養費といって申請により一部医療費の払い戻しを受けられる制度もあります。
日本でも受けられる治療かどうか、それが保険適応かどうかなど条件があるので、確認をしてみてください。
また、海外旅行に行く際は、誰といくかで持ち物が変わりますよね。こちらの記事では女子旅だからこそ必要な持ち物についてまとめています。よければ参考にしてみてください。
コピーと原本を用意して安心安全な海外旅行を
パスポートのコピーがあることで、パスポートの原本を必要以上にカバンから出す必要がなくなります。持ち運ぶ際は、原本としっかりと分けて保管をすることで、安心して海外旅行を楽しむことができます。日本のパスポートの信頼を落とすことなく、これからもいろんな国のいろんな人との出会いを楽しんでくださいね。
