近ごろは日本でも韓国グルメやエステ・K-POPなど、韓国文化に注目が集まっています。
休日には国内にあるコリアンタウンも多くの観光客でにぎわい、実際に韓国旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか?
今回は日本からも近い韓国への旅を楽しむための服装に注目し、韓国旅行に適した服装やコーディネイトをご紹介!
旅先でのトラブルを避けながら、最新のトレンド情報を元に気になる韓国の流行ファッションまでお届けします。
韓国旅行で気を付ける服装とは?
韓国旅行に限らず、旅先ではおしゃれも同時に楽しみたいですね。
韓国ではどのような服装に注意したらいいのか、気になるファッション情報と共に見ていきましょう!
韓国でのタブーな服装
韓国では、タブーとされる服装は特にありません。
しかしトラブルや犯罪を防ぐという意味では、女性のミニスカートや露出の高い服装は避けた方が無難です。
また女性の場合、メイクから持ち物、服装、靴などトータルコーディネイトをしがちですが、「旅行を楽しむ」という点では動きやすい服・履きなれた靴は必需品となってきます。
韓国流行ファッションとは?
K-POPや韓流ドラマが身近となってきた日本では、韓国の流行ファッションにも注目が集まっています。
「Y2K(西暦2000年代)ファッション」や「Y3K(西暦3000年代)ファッション」といったトレンド用語も飛び交い、アイドル達が率先して取り入れたことでも話題になりました。
Y2Kを代表するファッションアイテムには、厚底ブーツ・クロップド丈・ちびT・ローライズデニムなどがあり、体のラインを見せつつセクシーすぎないファッションアイテムがトレンド。
またY3Kは、ラメやメタリックといった近代未来を連想させる色使いが特徴となっています。
「オルチャンメイク」・「オルチャンファッション」が日本でも浸透していますが、「オルチャン」とは「美男・美女のような」という意味。美男・美女のようなメイク、美男・美女が身にまとうファッションが注目を集めています。
韓国の主要都市における気候の特徴
韓国旅行での人気都市は、以下のとおりです。それぞれの気候の特徴を見てみましょう。
- ソウル
- プサン(釜山)
- チェジュド(済州島)
ソウル
韓国の首都ソウルは日本と同様に四季があり、特に夏と冬の寒暖差が大きいことでも知られています。
緯度は新潟とほぼ同じですが、夏は東京同様に湿度が高く蒸し暑くなり汗をかきやすい季節です。
春・秋は比較的過ごしやすく、乾燥した日々が続きます。また春は中国大陸から飛来する黄砂の問題があり、マスクは必需品。
11月下旬くらいから気温もどんどん下がりはじめ、冬は最低気温が0度を下回ることも多く、寒さ対策が必要です。
プサン(釜山)
「プサン(釜山)」は首都ソウルに比べ、年間を通じ温暖となっています。日本の京都府と同じ緯度にあり、日本同様に梅雨・台風の影響を受けやすい地域です。
春は晴天が続き乾燥するため黄砂が発生しやすく、夏は湿気も高く台風シーズンの到来。
秋になると気温と湿度も下がりはじめ過ごしやすく、冬には雪はめったに降りませんが海に面しているため風が強く体感温度も低く感じられます。
チェジュド(済州島)
「チェジュド(済州島)」は「韓国のハワイ」と呼ばれ、7~8月は非常に暑い日が続きます。
緯度は日本の四国と同じくらいで、冬でも降雪や氷点下を下回ることはほとんどない温暖なエリアです。
島の中央にそびえるハルラ山(漢拏山)を中心に、南北で温度差が大きくなるのも特徴の一つ。6~8月は梅雨や台風の影響もあり、降水量も多くなります。
9月以降になると徐々に気温も下がり、朝晩の気温差が激しくなるため上着などで調節するといいでしょう。
【春】韓国季節の特徴と服装コーディネート
韓国旅行における、春の特徴・季節に合わせた服装は以下のとおりです。
春の特徴
韓国の春(3月~5月)は気温もそこそこで、晴れの日が多く雨が少ないため観光には適しています。
3月上旬はまだ寒い日も続きますが、下旬になるにつれて気温も上がり過ごしやすくなり、桜などの花々が咲きほこる季節。
4月になるとだんだんと温かくなり、韓国の春を満喫できます。
平均気温も15度前後となり、5月には屋外でのグルメ屋台やK-POPアーティストによるイベント・伝統芸能なども開催され、どこへ行くのにも快適なベストシーズンとなっています。
3月下旬から4月上旬まで開催される「済州桜祭り」は有名で、桜並木通りに出店が立ち並び、桜トンネルの下を散策することができます。
季節に適した服装
3月は依然として朝晩が寒く感じる日が続くため、厚手のアウター、マフラー、手袋などが必要になるでしょう。
4月に近づくにつれて晴天にも恵まれ、昼間はカーディガンや薄手のパーカーなどで快適に過ごせますが、朝晩はコートやジャケットが必要。
5月になると平均気温も15~20度前後となるため、半そでに薄手の上着で十分。寒がりの方は、ジャケットなど脱ぎ着しやすいものを一枚余分に用意するといいでしょう。
春先にぴったりな「オルチャンコーデ」と言えば、ボリューミーなフリルのついたワンピース。歩きやすいローファーと合わせると、グッとスタイリッシュに決まります。
【夏】韓国季節の特徴と服装コーディネート
韓国旅行における、夏の特徴・季節に合わせた服装は以下のとおりです。
夏の特徴
韓国の6~7月は梅雨の時期。日本同様に湿気も高くなり、傘が必要になる日々が続きます。
平均気温も20度を超え、7月には30度を超すような本格的な夏日になる場合もあり、屋台のかき氷や冷麺など食べ歩きが楽しみな季節の到来です。
梅雨が明けた8月は一年で最も暑い日々が続き、連日日焼け対策は欠かせないでしょう。この時期には海でのイベントも多く、「釜山海祭り」は地元ローカルに大人気となっています。
韓国では、6月下旬から「ソウルサマーセール」が開催されます。
季節に適した服装
韓国の夏は日本以上に日差しが強くなるため、帽子・サングラス・日焼け止めなど日焼け対策は必須です。
気温も35度を超える日も多々あるため、暑さ対策と共に虫よけスプレーも必須アイテム。
また屋外は暑くても、屋内は強めの冷房が効いていることもあるため、長袖の羽織ものは常に持っていた方が安心です。
さらに場所によっては降水量が高まることもあり、傘やレインコートなども必需品となってきます。
服装が軽やかになる季節ですが、観光には履きなれた靴での散策がおすすめです。いざという時のためにも、ハイヒールを用いたコーディネイトは避けましょう。
【秋】韓国季節の特徴と服装コーディネート
韓国旅行における、秋の特徴・季節に合わせた服装は以下のとおりです。
秋の特徴
9月になると夏から秋に向けての準備段階となり、下旬頃から徐々に気温も下がり涼しくなってきます。
朝晩の温度差が大きく、台風の通過する季節でもあるので折り畳み傘やレインコートなどの雨具は持っていた方が無難です。
10月は韓国全域で降水量が少なくなり晴天の日が続くため、春同様に観光のベストシーズン。
平均気温は20度を下回り、昼夜の気温差がひときわ激しくなるのも特徴です。
11月に入ると一気に平均気温が10度を下回る日々も続き、冬の訪れを感じ体感温度も低くなるため体調管理には注意が必要となるでしょう。
10月上旬ごろから、江原道(カンウォンド)・雪岳山(ソラクサン)・全羅道(チョルラド)・智異山(チリサン)などの山間部で紅葉狩りが始まります。
季節に適した服装
9月初旬はまだ残暑が残るため、半袖でも十分です。ただし下旬に近づくにつれて、冷えやすくなるためカーディガンやストールで調整するといいでしょう。
10月からは朝晩の冷え込みを激しくなるため、コートやジャケットといったアウターが必要になります。
秋コーデの定番ともいえる「ニット素材」を取り入れて、防寒対策と共におしゃれが楽しめるのもこの季節。
11月には氷点下の冷え込みも予測されるため、厚手のコートや厚手ニットで防寒対策が必要となります。
ファッションセンスに磨きがかかる季節ですが、「オルチャンコーデ」を目指すならシンプルコーデがおすすめ。大きめのパーカーやニット帽を合わせただけでもスポーティに、かつ可愛らしさも表現できますよ。
【冬】韓国季節の特徴と服装コーディネート
韓国旅行における、冬の特徴・季節に合わせた服装は以下のとおりです。
冬の特徴
冬の韓国は、大陸高気圧の影響で厳しい寒さとなります。
12月になると本格的な雪も降り始め、冬本番となる1月は朝晩の気温も氷点下10度を下回る寒さ。2月には雨量も減りカラっとしていますが、依然として厳しい寒さが続きます。
屋外はこのような厳しい寒さとなりますが、ショッピングモールなどの屋内は暖房が効いているため快適です。有名観光スポットの明洞(ミョンドン)や東大門(トンデムン)は地下通路も発達しているため、利用してみてもいいかもしれませんね。
季節に適した服装
韓国の厳しい寒さには、ロングダウンはマストアイテムです。ファー付きのものはラグジュアリー感も出て、おしゃれも同時に楽しむことができます。
モノトーンになりがちな冬のコーデには、淡い色を合わせるだけで印象もグッと変わってきます。
厚手のニットには明るめの色をチョイスすれば、トレンド感と暖かさの両方が備わりとてもおしゃれ。マフラーや手袋のカラーを合わせるだけでも、キレイめコーデが楽しめますよ。
冬のオルチャンコーデには、ファーハットやストールをプラスするだけでも十分おしゃれに決まります。
厚手のニットには、大きめの襟がついたデザインをチョイスするのもおすすめです。
場所別の韓国旅行の服装
韓国旅行で、気になる場所ごとのドレスコードを見てみましょう。
レストラン
韓国では超高級レストラン以外では、ドレスコードは指定されていないためカジュアルコーデで楽しめます。
しかし韓国料理はどれも色の濃い料理が多いため、なるべく白っぽい服装は避けた方が無難でしょう。
柄付きのスカートに濃色トップス、さらにパンツスタイルにふんわりとした柄ブラスを合わせてもおしゃれ。いざという時でも汚れが目立ちにくく、韓国料理を楽しめるコーデがおすすめです。
カジノ
韓国カジノは、ソウル・プサン・チェジュドなど観光都市には数十か所あると言われています。韓国カジノでは特にドレスコードはなく、それぞれのスタイルでカジノを楽しめることも魅力の一つ。
ジーンズやTシャツはOKですが、場所によってはサンダルやジャージ・半ズボンといったコーデは入場を断られてしまう可能性があるため注意が必要です。
また帽子やサングラス・ロングコートは、イカサマなどのトラブルに巻き込まれる可能性も高いため避けた方がいいでしょう。
繁華街
繁華街は人通りも多いため、動きやすい服装・歩きやすい靴がおすすめです。
ヒラヒラとしたフリルやレースのついた服は人込みの中で何かに引っかかってしまったり、屋台などで床に座る場合にはタイトスカートは座りづらいため避けましょう。
季節を問わず、暑さ・寒さ対策のためにも脱ぎ着しやすい服装に一枚余分に羽織るものを持っていくと安心ですね。
これで韓国旅行の服装も迷わない!
旅の服装は気候や気温によってだいぶ違ってきますが、各主要都市の気候のポイント、また季節ごとの特徴もわかったので韓国旅行の服装も、もう迷わずにすみますね。
トレンドを意識しながら、防犯・トラブルを避ける服装を心掛けて、楽しい韓国旅行を満喫してくださいね!