飛行機の中では映画を見たり、読書をしたりして過ごせるのが楽しいですよね♪パソコンでお仕事をされる方も多いと思います。
しかし、液晶画面や文字をずっと見ていると目が疲れてしまいますよね…。
また、ドライアイで普段から目薬が欠かせないという方もいると思います。
「長時間のフライトで目薬がなかったら不安だな…。」
「目薬って液体だけど機内に持ち込んでいいの?」
なんて思ったことはありませんか?
今回の記事ではそんなあなたの目薬の機内持ち込みに関する疑問を解決していきます。これを読めば飛行機内でも快適に過ごせること間違いなしです!
機内に目薬は持ち込める?
結論から言うと、飛行機内に目薬は持ち込めます!
特に、長時間のフライトだと無いと不安になってしまう方もいるんじゃないでしょうか。
飛行機の中でも快適に過ごせて安心ですね。
「目薬は液体だから持ち込めないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、ルールにきちんと従えば大丈夫ですよ!
国内線と国際線、市販薬と処方薬の違い、持ち込むことのできる量を説明していきます!
そして、目薬を持ち込まないとむしろ機内で辛い思いをしてしまうかもしれません。実は飛行機内では目薬が大活躍します!
その理由も後半でお伝えします!
国際線と国内線の場合で違いはあるの?
国際線と国内線では少しルールが異なるので注意が必要です。
それでは、国際線の場合と国内線の場合に分けてそれぞれ説明していきます!
国際線の場合
国際線では、液体物の機内持ち込みに制限があります。
- 100 ミリリットル以下の容器のみ持ち込み可能
- 液体物は合計1リットル以下
- 容器を密封できる透明なプラスチック製の袋に入れる
- 袋は縦横合計40センチ以下
- 1人1袋まで
結構細かく定められているんですよね。
プラスチックの袋はジップロックを利用される方が多いです!
液体物の持ち込みに関する詳しい情報はこちらの記事を参考にしてみてください♪
実は、いくつかプラスチックの袋に入れなくてもいい液体物があるんです!
医薬品、ベビーフードなどは袋に入れずにそのまま手荷物として持ち込むことが可能です。
目薬は医薬品に分類されるので、袋に入れなくても大丈夫です(^ ^)
点眼液だけではなく、眼軟膏も持ち込みオッケーです。
コンタクトの洗浄液や保存液も持ち込んでいいので、機内でコンタクトをはずすことも可能です。
長時間のフライトだとずっとコンタクトを入れているのは目に悪いですよね。保存液を持ち込めばリラックスして過ごせますよ♪
しかし、気をつけていただきたいのが、目薬を袋に入れない場合は保安検査場で検査員に申告する必要があるということです。
保安検査場とは、安全に飛行機が運航できるように搭乗者の持ち物検査をする場所です。
また、処方箋や病名がわかる診断書、説明書などの書類提示が求められることがあります。
処方箋や診断書を持っていない場合はプラスチックの袋に入れておけば持ち込むことができます!
袋に入れておけば申告は不要、書類がなくても大丈夫なんです。
保安検査員は、必要に応じ、旅券・搭乗券の他に当該液体物の持ち込みが必要とされる適切な証拠(処方箋の写し、薬 袋、診断書、飲食等)の提示を求め、不審な場合や疑わしい場合には、接触検査及び開披検査を実施することがありま す。
なお、液状・ジェル状の薬品で、100ml以下の個々の容器に入ったものは、1リットル以下のジッパー付き透明プ ラスチック袋に入れていただくことにより、検査員に申し出ることなく、他の液体物と同じように、客室内への持ち込み が可能です。
書類が見当たらない!なんて方もこれで安心ですね。
乗り継ぎがある場合は?
国際線で乗り継ぎする場合、機内への持ち込み荷物は乗継国のルールに従う必要があります。
もしも検査場で目薬が怪しい液体だと疑われた場合、最悪日本語以外の言語で説明しなくてはいけなくなります。
時間もかかるし、日本語以外で説明するのは難しいですよね(^^;)
説明できない場合没収されてしまう可能性もあります。
なので、乗り継ぎがある場合はプラスチックの袋に入れておいた方が安心です!
検査で説明に時間がかかって搭乗ギリギリの時間になってしまった、なんてことを防げますよ。
夏休みなどの繁忙期では検査場が混んでいることもあります。
なるべく早く検査を終えてゆっくり食事をとったり買い物したいですよね♪
また、袋に入れておけば万が一蓋が開いてもカバンの中身が濡れずに済む、というメリットもありますよ!
国内線の場合
日本の国内線の場合は、国際線のように液体物をプラスチックの袋に入れなくても大丈夫なんです。
危険物を除き、ペットボトル飲料や化粧品、医薬品などが持ち込み可能です。
一度開封したペットボトルは検査場で手荷物から出す必要があります。
目薬もそのまま手荷物に入れて持ち込めます。
ただし、医薬品や化粧品は持ち込める量が定められています。
- 1容器500ミリリットル以下または500グラム以下
- すべての液体物の合計は1人2リットル以下
また、目薬の説明、処方箋や診断書も必要ありません!
国際線に比べてルールは厳しくないです。
安心して目薬を持ち込めますね♪
市販薬と処方薬も同じ扱い?
市販薬と処方薬で持ち込み方のルールは変わりません!
市販薬も処方薬も両方とも医薬品として認められます。
正確には市販薬は一般医薬品か要指導医薬品、医師からの処方薬は医療用医薬品と言うことからもわかりますよね。
国際線と国内線のそれぞれのルールに従って持ち込んでください♪
また、市販薬には処方箋や診断書がないですよね。
なので、ラベルを剥がさないでおくことをおすすめします!
ラベルを見せれば医薬品であるということが証明できるからです。
飛行機を使う予定がある方は剥がさないように気をつけましょう。
免税品の液体はいくつか注意しなくてはいけないことがあります。
免税品として買った目薬を、レシートとともにプラスチックの袋に入れなくてはいけない国があります。
出発地空港の免税店等で購入された液体類は機内持ち込みが可能です。ただし、国により特定の条件が求められる場合があります。対象国米国、香港、EU、中国大陸、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、カナダ、インド、オーストラリア、カンボジア・密閉式のビニール袋(ICAO様式のSecurity Tamper Evident Bag)に入っており、開封されていないこと・購入を証明するレシートが袋内に入っていること
引用:ANA公式WEBサイト
これらの国で免税品として目薬を買った場合は気をつけてください。
ICOAとは国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization)のことで、航空に関するルールを制定している機関です。
引用:ICAO公式サイト
Security Tamper Evident Bag とは上の画像のような袋です。免税店で液体物を買うとお店の人がこれに入れてくれます!
この袋にレシートと目薬を入れてください。
レシートは溜まるとつい捨ててしまいますが、免税品のレシートだけは捨てないようにしましょう!
せっかく免税でお得に買えた商品を没収されたら残念ですよね。
少し面倒なルールですが覚えておきましょう!
薬はどれくらいの量を持ち込んでいいの?
医薬品は”機内で必要な量”であれば持ち込んでも良いとされています。
ご自身が普段使われている量を考えて、手荷物に入れれば大丈夫です♪
複数の目薬を医師から処方されている方もいると思いますが、安心してすべての目薬を持ち込んでくださいね。
国際線では、プラスチックに入れる液体物は1つにつき100ミリリットル以下とされていますが、目薬の容量はほとんどが5〜20ミリリットルなので心配する必要はないです!
普段私が愛用しているこちらの目薬も8ミリリットルでした。コンタクトを付けたまま使用できるのでおすすめです。
また、コンタクトの洗浄液や保存液は持ち運びタイプを持っていくことをおすすめします。
コンタクトを使う方は目薬と一緒にケア用品も持っていきたいですよね。
1回分のコンタクトの消毒・洗浄・保存ができる商品です。これ一本で全部終わらせることができるのでとっても便利です!
国際線で持ち込める液体物の合計は1リットル以下ですが、意外と洗浄液って大容量ですよね。
私が家で使っている洗浄液は360ミリリットルでした!
国内線も2リットルまで医薬品や化粧品を持ち込めますが、他にも色々荷物があると思います。
2リットルぎりぎりまで入れたらバッグが重くなってしまうかもしれません。
このエピカコールドはたったの12ミリリットルなので、荷物を軽くすることができます。
飛行機内で使うコンタクトケアは1回分あれば十分ですよね。
荷物が軽くなれば空港内や、空港までの道も楽に過ごせますよ♪
私は大学生の頃、家で使っていた大きい洗浄液をそのまま持って行ってしまい、航空内で荷物が重くて大変だった記憶があります…。笑
こちらの商品はコンビニでも買えるので便利です。ぜひチェックしてみてください!
飛行機内に目薬は持ち込むべき?
機内に目薬を持ち込めると知って安心していただけたでしょうか?
むしろ、持ち込むことを強くおすすめしているんです!!
その理由を2つ説明していきます♪
機内は乾燥している!
飛行機内の湿度はなんと20%以下になることがあります。
気象庁のデータによると、2019年度の東京の平均湿度は70%なので、恐ろしいくらい乾燥していますよね…。
湿度の低いところではお肌だけでなく目も乾燥してしまいます。
飛行機内の乾燥対策についてはこちらの記事も参考にしてみてください!
目を酷使してしまうことが多い!
飛行機内では座席の前に付いている液晶画面で映画やテレビ番組を見るのが楽しいですよね!
私も旅行で利用する長時間のフライトだと何本も映画を見ちゃいます。
しかし、機内の画面やパソコンは一般的なテレビに比べて小さいので、目が疲れやすいんです。
なぜ画面が小さいと目が疲れるかと言うと、画面が小さいほど同じ場所を凝視することになります。
そうすると毛様体筋というピントを合わせる役割のある筋肉がうまく働かなくなり、目が疲れてしまうのです。
このように、飛行機内は目に負担が大きいんです。
普段ドライアイではない方であっても、目の乾燥が気になってしまうかもしれません。
そんな時に目薬は涙と似た働きをして目を潤してくれるんです♪
目薬はぜひスーツケースではなく手荷物に入れて、定期的に使っていただくことをおすすめします!
まとめ
- 飛行機内に目薬は持ち込むことができる
- 国内線はそのまま持ち込み可能
- 国際線では袋に入れない場合、検査員への申告や診断書が必要。
- プラスチックの袋に入れると申告不要で楽!
- 市販薬と処方薬に違いはない
- 免税品としての目薬はレシートが必要
- むしろ飛行機内に目薬は持ち込んだ方が良い
長時間のフライトで目が乾いて辛い…なんてことにならないよう、ぜひ手荷物に目薬を入れてみてください。
医薬品なので安心して持ち込んで大丈夫です!
目薬を活用して快適な空の旅を楽しんでくださいね♪
他の持ち物についてこちらの記事もぜひご覧ください。
今回は意外と知られていない機内への目薬の持ち込みについて教えちゃいます♪